古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

百済寺


湖東三山の一番南にあるお寺です。
近江最古の級の古刹です。


湖東三山とひとまとめになっているのですが、実は時代はバラバラなのです。
百済寺は中でも、最も古く推古天皇の御代に聖徳太子の御願により百済人のために創建された古刹なのです。


ここへ登ってくる途中の民家もちょっと日本ではないかのような色遣いの塀や門がありました。
今でも百済とのつながりを感じさせるちょっと異国的なたたずまいもまた魅力です。



湖東三山の中では古いだけでなく高さも一番だと思います。
車でかなり上の方まで行けるのですが、やはり最後は自分の足で登っていかなくてはなりません。



門が見えてきました、やはり大きなわらじがかけられています。




百済寺・門




百済寺は日本の『紅葉百選』だけでなく『近畿の五大紅葉名所』に選ばれています。
百済寺以外では京都の三千院と神護寺、奈良の談山神社と長岳寺です。
確かに、いずれも素晴らしい紅葉ですね。
私はあと、京都の神護寺だけ行っていないので、いつか行きたいと思いました。




本堂は室町時代の明応7年(1498)に火災にあい、文亀3年(1503)に兵火をうけ、さらに織田信長によって天正元年(1573)全山焼失しました。

江戸時代の慶安3年(1650)現在の本堂が竣工されたのだそうです。
それで、歴史の割には新しく感じられたのかもしれません。



とにかく、湖東三山とはいえこの百済寺だけは波乱万丈の歴史と 謎に満ちたロマン があります。
興味のある方は、調べてみると面白かもしれませんね。



百済寺・本殿



さて、湖東三山を制覇し最後の目的地永源寺へと向かったのでした。






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