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古代のロマンをたずねてpart.2
伊太祁曽神社
昨日は、和歌山に行ってきました。
以前から行きたかった三か所を訪ねることが出来ました。
紀伊の国一宮の伊太祁曽神社と、西国三十三ヵ所2番札所の粉川寺と、もう一つの紀伊の国一宮の丹生都比売神社です。
まずは、伊太祁曽神社からです。
紀州は、木ノ国とも言われる程、緑の多い土地です。
ここ和歌山市郊外の伊太祁曽(イタキソ)神社は、五十猛(イダケル)神を祀るが、『日本書紀』によれば、この神が降臨の時に多くの樹種を持ってきて日本中に蒔き、青山としたといわれています。
ご祭神は五十猛神・大屋津姫命・爪津姫命です。
五十猛命は、日本書紀によると素盞鳴尊の子で、父神と妹(妃)二柱(大屋津姫命。爪津姫命)とともに、大八洲の国に天降って島々に樹の種を播き、国々を奥深い森となして、紀伊に遷り鎮まった神とされています。
伊太祁曽はイタキソと読みます。日本書紀に「五十猛命を名づけて、勇ましい神とする」ともあり、「イタケルのイサヲ」が縮まって「イタキソ」となったといわれています。
「木の国」こんにちわには、次のように書かれています。
素盞鳴尊さまは、お子様の「イタケルノミコト」とその妹の「オオヤツヒメノミコト」と「ツマツヒメノミコト」の三人の神様に仲良く国中に木を植えることを命じたのです。
三人の神様は、仲良く木の種をまきながら日本中を回りました。
そのおかげで緑いっぱいの国になったのです。
この三人の神様の住んでいる国を木の国と言い後に紀伊の国とよばれ現在、和歌山県となったのです。
今でもこの三人の神様は仲良くこのイタキソ神社に祭られています。
↓がその三人の神様です。
「古事記」に載せる、厄難除き木の股くぐりの神話
神代の昔大国主命(出雲の神様)が八十神に追われて迫害を受けた時母神の刺国若比売は木国(紀伊の国)の大屋毘古神(五十猛神)のところへ逃がして助けようとします。
木の国に逃れた大国主命は大屋毘古神の助言により、木の俣をくぐり八十神の難を逃れて助かることができます。
この神話に基づきいつしか「この御神木の木の股をくぐると厄難を逃れることができる。」という信仰が生まれ、多くの参拝者がくぐっていかれるようになりました。
私たちもさっそく、厄難を逃れようと木の股をくぐったのでした。
ここは、さすがに木の国です。
毎年、その年の干支を木で作っているようです。
↓の龍もそうです。
チェーンソウで作るのだそうです。
とても迫力があり、見事です。
チェーンソウで作る大会があり、龍神在住の作者は世界一に輝いたのだそうです。
凄いですね。
さて、紅葉の綺麗な庭を見ながら、次は粉川寺へと向かったのでした。
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