台湾の嫁~台湾っておもしろいのねん~ 

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仕分けワケわけ


ごみ周辺物語3 ~仕分けワケわけ~

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じゃあ、台北のごみの仕分け方はどうなってんの?

基本は、紙類、ビニール類、ビン缶類。そして生ごみ。

曜日によっては、衣類、自分で運べる程度の家具類、電化製品

なんて言うのも持っていってくれるので、

真面目に分ければ無料で結構なんでも捨てられる。


だが、突っ込みたいのは、ビンと缶は一緒で、

新聞、本や他の紙ごみなんて言うのも一緒に捨てられるのに

生ごみがまたまた分別しなければならないと言うところ。

変なの。


その名も“葉っぱ類”と“ブタ食用”。

ブタ食用とは残飯のこと。

魚や鶏や豚の骨(食べ残しに「豚の骨」がでるって所がこっちらしいでしょ♪)

以外の残飯はこちらに。

そして先の骨類と共に野菜や果物の皮を、「葉っぱ類」に捨てるのだ。

この「ブタ食」用、なにも私が勝手に命名したのではなく、

専用のゴミバケツにもちゃんと「養豚」と書いてある。

ブタ食はれっきとした正式名である。


さすが中国ウン先年をかけて、言葉遊びを楽しんできた人達である。

スラングでおせっかいと言えば「鶏婆」(チキンばあちゃん)

ごますり野郎~!と言えば「狗腿!」(犬の脚!)である。


私も知り合った頃のパパによく「チキンマザー(おせっかいだから…)」と言われて
いたっけ。

そうか!英語にはそう言うスラングもあるのかと必至に覚えていた私は

ただのアホです。

あれはパパの作ったなんちゃって英語だったのかと気が付いたのは

…もうイギリスを去る頃だったっけ(笑)


ま、そんな風に生活にスラングは付き物のここ台湾。

残飯が「養豚」でも不思議じゃないかと思いきや、

あっさり「そんなのないよん♪」とパパに否定された。

どうやら台湾清掃局のお茶目なネーミングらしい。


ちゅうことで、今日も私は、生ゴミ箱に二つの袋をしかけ、

こっちはブタ用、こっちは葉っぱ…と分けているのだが

二日前に作って冷蔵庫で硬くなってしまっているとんかつの食べ残しは、

もちろんブタ用である。

果たしてこれらは本当に、豚さん達の餌になっているのだろうか??

だとしたらこれは共食いではないだろうか…。

…私ならそんなのは絶対いやだぁぁぁ!と思いながらもやっぱりブタ用。


だって、清掃局のおじさん、見てないようで、見てるんだな。

全部一緒にしてどっちかに捨てようとしたり、

間違っていれる場所を反対にしたりすると、必ずと言っていいほどクレームがつく
のだから。

え~?それじゃあ、台湾のゴミ捨てって、日本以上に大変じゃない!!

って思うでしょう。

ふふふ。

それはあくまで見えているからの話。



え~いぃ!そんな小面倒くさい事はやってられるか!!

そんなの全部無視して、普通ゴミを入れる指定ゴミ袋にすべて突っ込んでしまえ~~!!

と、すべてを一緒くたに突っ込んで捨てれば

それはそれで、無罪放免なのである。


ぷぷぷ。

このがんばっていそうで、がんばりきれていないところがいかにも台湾って感じでしょ。

でも、ゴミの振り分け強化します!来年からは「一緒くた捨て」も強化します。

と清掃局でももうしております!!果たして、どうなる事やら。。。




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