Tomorrow is Another Day

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HISD Vangard Program(公立)


って言うお言葉、ごもっともです。私だって、この間まで「???」でした。

Houstonには「HISD(Houston Independent School District)」と言う、学区があります。これは非常に範囲が広く、ダウンタウンから東西南北に広がっています。

おのずと、俗に言う「スラム街」や「低所得者層」なども範囲に入っているので、学校の評価にもかなり差があります。

このHISDは「Magnet School」と呼ばれる「一芸に秀でた子供を集めて教える」と言う学校を、何校か設けています。「Fine Art」だったり「Sience」だったり「Language」だったりするわけですが、この「Vangard」と言うのは、どうやら「年齢標準以上の能力を持った子供達を集めて教育する。」のが主目的のようです。

そんな学校にひとつを見に行って来ました。
校舎はごく普通の公立学校。日本人のスタンダードからすると、「汚い」特に教室内などは「整理整頓されていない」と言う印象です。

今日の見学説明会に来ていた父兄は、およそ25人。かなりな人数です。だってこれ、今週1週間ずーっと毎日やってるんですから。父兄の雰囲気は、最初に行った「The Fay School」が「弁護士、ちょっと小金がある青年実業家タイプ、でも子供の成績よりも情操教育に力を入れたい。」系としたら、こちらは「ごくごく一般的中流家庭、近所の公立にはちょっと入れたくないが、私立に行かすのはちょっとつらい」系(まさしく、うちだ!)と言ったところでしょうか?実際、父兄の雰囲気は悪くはなかったです。今まで、プレイグループや体操教室、近所の図書館での読み聞かせなどで、顔を合わせた事があるママ達が数人いて、「あらぁ、久しぶり~♪」などと、話しがはずんだりもしました。

実は去年も見に行った学校なのですが、何故か去年よりも印象は良かったです。学校が一生懸命と言うのがヒシヒシと伝わってきました。

キンダーの定員は各22名の2クラス。でも、ある程度のラインに達しないと定員割れになっても入園出来ない事になっているそうで、今年は各クラス16人だったそうです。例年だと「ラインに達した子達」がいて、その中から「上位44名」を選ぶわけですが、今年は「ラインに達した(Qualifyした)」子供達全員が入れたわけです。やっぱり、去年の印象悪かったもん。どこがどう違うのかよくわからないけど、なんだかすごい悪い印象が強かったです。

さて、カリキュラム重視の説明には「なるほどなぁ。すごいなぁ。」と思う事も多く、「標準以上の子供」達を対象にしてるだけに、クラスの雰囲気も悪くはありません。人種や男女の比率は関係ないそうです。

このプログラムのクラスの人種的内訳は、パッと見「白人80%、アジア人10%、黒人7%、ヒスパニック3%」と言った感じでした。父兄も同じような感じでした。

この学校、一般クラスもあるのですが、こちらは「ヒスパニック50%、黒人40%、白人10%、アジア人0%」と言う感じでした。ちょっといろいろ考えさせられる数字です。あくまでも「パッと見」ですが...。

施設はあまり手入れがされていなくて、運動場のバスケットコートなどは、コンクリートが崩れていて、子供達がつまずきそうで、危なかったです。お昼も、これはこの辺りのどこの公立学校もそうなのですが、小さい子達は10:30からお昼を食べます。生徒数が多すぎるので、そうしないと駄目なんだそうです。遅い子達は2:00頃に食べるそうです。

まるも的総合評価:
無料でこのカリキュラムなら、とっても素晴らしいです。
ただの詰め込みではなく、ちゃんと子供達の想像力や探求心をくすぐりながら、尚且つお勉強になってる...。そんなカリキュラムの印象を受けました。
ただ、その他の事(施設の貧弱さや、同じ学校なのにそのプログラムの子供達だけ特別待遇だったりする事)が、あまり好きではないです。
5才の息子に「選ばれるか選ばれないか」の選択を受けさせるのは、私的にはしたくないです。「落ちるかもしれないテスト」を受けるには、ちょっと勇気がありません(笑)。

「環境よりもアカデミックなカリキュラム」を望む人には、ぴったりの学校だと思います。



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