Tomorrow is Another Day

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破水・寝たきり妊婦生活



破水・寝たきり妊婦生活


しかし、そんな希望もすぐに砕かれてしまった。

その日は週末だったのとダンナがマレーシアから到着する日でもあったので、外泊許可をもらい実家に帰っていた。土曜日の朝、ベッドから起き上がると同時にピューっと水が漏れた。これが何であるのか私にはわからなかった。おねしょをしていた時期からはずいぶんと時間が経っているから、その感覚は当の昔に忘れている。
病院に電話をすると「すぐに戻って来て下さい。」と看護婦さんに言われた。それでも「いや、おしっこがもれたのかもしれません。」等と言ってみたが、「何かあったら大変なので、すぐに戻って下さい。」と言われたので素直に病院に戻る事になった。

内診の結果、朝漏れたのはおしっこではなく、羊水だったと言う事がわかった。看護婦さんが来て「ちょっと個室の方に移りましょう。」と言われる。「今日からは洗面とトイレに行く以外はベッドに寝ていて下さいね。」と、ベッドに寝たまま移動されながら言われる。私は破水をしてしまったのでベッド安静の状態になってしまった。

マレーシアから到着したダンナと二人で担当の先生からの説明を聞いた。22週目を区切りに今の日本では「流産」と「早産」を分けていると言う。22週に入っている私の場合は病院側をしても救命はするが、生きられる確率は非常に低い。23週でもかなり難しい。24週になれば少しは確率が上がると言う。破水後2週間、お産が始まらなかった例はあるので、「このまま安静にしてまずは24週を目標にしましょう。お腹が痛くなったらすぐに教えて下さい。」と言うわれた。


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