晴&直 楽しいね♪ part2

晴&直 楽しいね♪ part2

幼児期・学齢期の支援


画像や動画などは想像してくださいね、すみません。


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ライフステージに合わせた支援  ~双子の自閉症スペクトラム児とともに~
                    2012・H23年・5月21日・小6

→1、タイトル
私はこういう場がとても苦手なのですが、子ども達のことをより知って頂けるチャンスだと思いましたので、今日は思い切ってチャレンジをしてみました。どうぞ宜しくお願いします。

まずはお手元のレジュメに関してなのですが、スライドのはあってもレジュメには含まれていないものがあるのと、子ども達の名前がイニシャルでの表示とさせていただいていますので、あらかじめご了承ください。

→2、プロフィール
子どもたちは2000年2月16日に生まれました。男の子の双子で長男が晴、二男が直です。
帝王切開手術での出産で、二人とも体重は2500グラム、身長は45センチくらいでした。
標準よりはやや小さめでしたが保育器等に入ることはなく、その後の発育もとても順調でした。

1歳3カ月の時に子どもたちを連れて地域の児童館へ行った時、子ども達の様子が他の子と比べて、違うなあと感じたことがありました。それは他の子はおかあさんの近くから離れないことと、名前を呼ばれると振り返っていたことでした。このことは、当時スグにどこかへ行こうとする子ども達を必死で抱え込むようにしていた私にはとても衝撃的でした。

そして1歳半検診の時に、保健師さんから「子ども達を見ていて何か感じませんか?!」と強い口調で聞かれたこと、その後に受けた発達検査の時に心理士さんから「生活の中でできるようになることがあり発達しているように思えるかもしれないけど、それはほんの小さなことで、発達はとても遅れていますよ。」と指摘をされ、その時は子どもと私を否定されたようで、とても悲しい気持ちになりました。
また、当時は他の子との違いに気付きながらも個人差があるからと逃げていたこともあり、ますます他の子との違いに敏感になっていきました。

子どもたちは、明らかに言葉が遅く、話していることが通じていないようでした。外出先では気になる物を見つけるとそのものに一直線に向かい、人や物が目に入らないような動き方をして周りにいた人を驚かしたり、実際にぶつかったりすることもあって、外に出るといつもヒヤヒヤし気疲れが絶えませんでした。そして親と周りの人とそう違うようには思っていないようだと悟ったのもこの頃でますます悲しいというか落胆することが多かったです。

3歳になり、**児童福祉センターの**園に3人での母子通園が始まりました。
お母さん同士で話しをしたり、本を読む時間などができて、二人は自閉症児なんだと気付きました。
診断名はふたりとも「精神遅滞を伴う自閉症スペクトラム」でした。
その診断の日には診断名を聞きに行ったというよりも、これからどのようにして生きていけばよいのかを相談したくて夫も一緒に受診をしました。

その時に主治医の先生から「おかあさん、ことば以外でもコミュニケーションがとれる方法があるんですよ!」と教えてもらったことが、わらをもつかむ思いだった私たちに一筋の光が差し、私の心にとても大きく響きました。

その時に教えてもらったことを「まずはやってみよう」と、物を要求するということをカードで伝える練習を始めました。

当時言葉が全く出ていなかった直と中心に取り組んできたコミュニケーションの様子を紹介させていただきます。

→3、コミュニケーション・視覚支援のはじまり
始めは当時から大好きだった「りんごジュース」と「キャラメルコーン」そして苦手だった「お茶」の3枚のカードを用意しました。
直はケースの中のカードを興味深そうに見ていましたが、カードの端をピラピラと指ではじいたり、床に並べたり、ヒラヒラと落としたりして、遊び道具にしていました。
数日経つとまだ意味は理解できていないようでしたが、私にカードを渡してくれるようになりました。
そのカードが苦手な「お茶」の時もあり、違うやろうなぁ~と思いながら、そういうことなんだよ、と理解してほしくてそのままお茶を渡していました。

取り組みはじめて2週間後のことです。
私が一人で夕食を食べていると、直が「りんごジュース」のカードをにこにこしながら持ってきてくれました。
「りんごジュース欲しいの、ちょっとまっててね」と急いで「りんごジュース」を渡しました。
その時はこれをわたせばりんごジュースがもらえるということを知っている、期待している表情をしていたので「りんごジュースが欲しい」と言ってくれているのを強く感じました。
直とはじめてコミュニケーションがとれた、会話ができた瞬間でした。
うれしかったのはもちろんなのですが、それ以上にこの時はこれでなんとかやっていける、生きていけると思えた瞬間でもありました。

このことが我が家の視覚支援の始まりとなりました。
主治医の先生も「うれしかったでしょう」と一緒に喜んでくださり、私もすごくうれしかったことと、要求の練習をする時は一枚のカードから始めるんですよ、とおっしゃったのを今でもよく覚えています。
それからは食べ物だけではなくおもちゃもカードで要求できるようになり、伝えられることがどんどん増えていきました。

スライドはおもちゃの要求に取り組んだ時のものです。
左から紹介します。
おもちゃを子どもたちが取れないよう食器棚の上にあげて、その中に入っているものは何かわかるように写真を貼りました。
この時ははがきの大きさで写真カード一枚を作り、ケースや袋に入れて、おもちゃは食器棚の下、食べ物は冷蔵庫の扉におくなど、必要な時に使いやすくなるよう工夫をしました。

子どもたちが支援学校に入学してスグの5月にPECSの紹介をされている門先生の講座を聴いて「子ども達にピッタリやわぁ」と思い、運よく9月にピラミッド社のPECSの講習があったので受講しました。

→4、PECSでコミュニケーション
PECSでは物の要求だけでなく、人に「手伝って」と援助を求めたり、「ちょっとまってね」に応じたり、属性語を使う練習もしました。
子どもたちはすでにカードで要求できることをしっていたので、PECSへの移行はスムーズでした。

晴はことばで伝えたり、カードを使って伝えることもありましたが、カードを見てからことばで伝えるということが一番多かったです。
TVゲームをするのが大好きで、失敗したり負けたりすると感情がストレートに出てしまい、怒ったり泣いたり暴れたりと大騒ぎになるので、絵カードで今の状態を教えたり他の方法をすすめたりしました。今でも感情のコントロールはまだまだ難しいのですが、晴の方から泣きながらでも「悲しかった~」とか「あと少しだった」と伝えてくれるようになり、ゲームがクリアーできてうれしいときには「やったぁ~」と笑顔で私の顔を見ながらしっかり伝えてくれることも増えてきました。

ここからはビデオを見て頂きながら、話を進めさせていただきます。
小学部2年生のときに撮影したもので、PECSをはじめて1年が経ったころのものです。

→5、小2要求のビデオ
画面に映っているのが直で、映ってなくてことばで要求しているのが晴です。
この頃はお風呂に入るのが大好きで日に何回も入っていました。
「**できたら**」の練習をしているところです。
片付ける量が多かったのでしょうか、少し怒っていますが最後まで片付けてからお風呂に向かっています。

次はいつもはあるのに欲しいもののカードがなかったときのビデオです。
あきらめることがなかったのと、よく考えてるなぁ~と感心しました。
この時は「ミニカー」を探していたのように思うのですが記憶が薄れてしまっています。

次に排便を失敗した後なのですが「トイレに行きたい」を伝える練習をしています。本人もスッキリできるのでわかりやすかったのではないでしょうか。

これは手伝ってと援助を求める練習をしているところです。
直ではあけられない容器に入れて渡しています。
最後に「待って」に応じる練習をしているところです。
待ってカードは約束手形にたとえてもらえるとみなさんもわかりやすいと思います。
待ってカードを壁に貼り付けて取り組みをはじめたので、これはココに置いておくもの、と思うようになってしまったので、私が持って歩くようにしました。
待つことが苦手だったので、短い時間から始め様子を見ながら徐々にのばしていくようにしました
この待ってに応じることができるようになり、直は今でも「ちょっと待ってね」と言われるとにこにこしながら待ってくれています。要求がかなうことを知っているので、待っている時間を不安に思わず安心して待てるようになりました。
外出先でスーパーのレジも落ち着いて並んで待てるようになりました。

→6、小4ビデオ
この後は4年生の時に撮ってもらったビデオです。
帰宅してスグにトイレに行きたくなり、カードと言葉で伝えているところです。
これはかな文字カードでカードがない時に使えたらなぁ~と思い、用意したのですが、言葉の発音が不明瞭で聞き取りにくかったり、物の名前を教えたりするときにも使ったりしています。
この時は数の概念を教えていたときで、「何個?」としつこく聞かれてみけんにしわを寄せています。この時は台所でふきを調理していて直がクレーンで欲しいと要求してきたので「ふき」だよ、と教えているところです。
これは6年生になる前の春休みに伝えてくれたものです。
この日は朝から直が私の顔を覗き込むようにして「おばけ」と言うことが何回もあり、なんやろなぁ~と思いながら「おばけ?」と繰り返すだけでした。かな文字カードのことをやっと思い出して、ファイルを開けながら、教えて~と聞くとこのように並べて、ふみカードを私に渡しながらことばで「パソコン」と伝えてくれたのです。直の要求は「なんじゃもんじゃおばけ」とパソコンのグーグル検索のところに入力して欲しいということでした。時間がかかってしまったのですが、直は伝えることができ自信がついたと思います。私も直の人に伝える気持ちが強くなってきているのを感じとても感激したできごとでした。

→7、コミュニケーション・その他
直はゆでたまごが大好きになり、何個も何個も要求してくるので一日3個までと決めました。
そこで3枚ゆでたまごのカードを作りこれがなくなったらおしまい、と見てわかるようにして伝えました。
右側の禁止マークはこのページにあるものは「今はないよ」を伝えています。
これはないけど他のものならあるよ、が見てわかり、始めはなんのことだかわからず戸惑っていましたが、次第に応じてくれるようになりました。
このことも日常生活にとても役立っていて、今あるものの中から選択することができたり、交渉に応じてくれるようになったのだと感じています。
あいうえおメモ帳はおめめどうさんが販売されているものです。
直が外出先で何と言っているのか聞きとりにくいときに、「教えて~」と聞くと指で押さえてくれるようになりました。

子どもたちは人に伝えるということと伝わったという実感をたくさん得ることができ、私だけではなく、学校の先生やヘルパーさんなど、伝えられる人も多くなり安心して時間を過ごせるようになりとても落ち着いてきました。

3年生で「手伝って」が伝えられるようになり、ストレスがかなり解消されたようで、この頃から顔の表情が柔らかくなってきて、笑顔が倍増してきました。
そして人と関わることが楽しく感じたり、ホッと思えたりするようになり、今では自ら人と関わることを求めるようにもなりました。

ことばも増えてきて、真似ることも上手になり、話しことばに興味を持って聞いているように感じます。
最近では直自身の要求だけでなく、私たちからの働きかけにも応じて行動してくれるようになりました。
人と人との信頼関係が強く持てるようになってきたからかなぁ~と思っています。

次に構造化についての話、まずはスケジュールの紹介をさせていただきます。

→8、スケジュール

誰でも見通しがつかないと不安になるのは同じで晴と直もそうでした。
私たちならわからない時は誰かに聞いたりできますが、子ども達には難しいことなのでわからないまま不安な時間を過ごさなければならないというとても辛い状態でした。
保育所の保育士さんからも「見通しが持てたらいいのにね」とよく教えてもらいました。

→9、スケジュール・保育所
そして年中の半ば頃から始めたのですが、今から思えば子どもたちが見通しを持てるように、という本来の意味合いだけでなく、子どもに押し付けているような子どもの動きをコントロールしようとしていたようにも思います。
スライドの通り、あれもこれもわかって欲しいという親の思いの方が強く、かわいそうなことをしていたなぁ~と反省をしています。
幸い子どもたちはカード嫌いになることはなかったのですが、視覚支援というとても大きな味方をなくさなくて本当によかったなぁとつくづく感じています。

→10、スケジュール・小学部
支援学校に入学してからのスケジュールです。
小学部1年生のときは、バスで行くのか車で行くのかをとても気にしていたのでその提示と、帰宅したら晴はパソコンができるし直はビデオが見れるよ、二人ともお風呂が大好きだったのでそれも伝えるようにしました。
今から思えば学校にバスでいくのか車で行くのかを気にしていたのではなく、学校に行くのか行かないのかを気にしていたのかなぁ~バスだと学校、車だと家、と思っていたのかなぁ~と思ったりもしています。
8月になると晴は少し理解できるようになり、ヘルパーさんとどこに遊びに行きたいのかを選べるようになりました。

→11、スケジュール
これは一年生の三学期に撮った写真です。
晴はスケジュールの理解ができるようになり、大好きな場所が予定に入っているのを見つけて、このときは「アルプラザ!」と教えてくれている場面です。
右側の直はそれまで見向きもしてくれなかったのですが、この日の前日に好きだった場所のキッズコーナーがあったので、この日もあるかなぁ~と思いみていたのかはわかりませんが、はじめてスケジュールを注目して見てくれた時のわたしにとっては記念すべき一枚の写真です。

→12、スケジュール・小学部
小学部3年生では晴はカレンダー、直は次のスケジュールが理解できるようになってきました。
小学部4年生で晴は時計がわかるようになり、直は一日のスケジュールがわかるようになったので次の日のスケジュールの提示を始めました。
次の日のスケジュールには画面ではわかりづらいのですが、間違って外したりしにくいように透明のシートをかぶしています。

→13、スケジュール・小4~6・晴
晴の4年生からのスケジュールです。
今はそうでもないので使っていませんが、一時期家族のスケジュールも知りたいときがあったので、みんなの予定が記入できるカレンダーを使っていました。
右下は車で海まで出掛ける時、途中で休憩したりして止まる度に「海、海」と繰り返し確認していたので、遠くまで行く時は地図を用意するようになりました。これで今はココ、到着地はココだよ、と伝えることができ、特にこの時は船で海を渡ったりもしたのでとてもわかりやすかったようです。今は市販の地図やカーナビで私よりも理解できるようになっています。
外出時のスケジュールはおめめどうの「見通し・メモ」を利用しています。

→14、スケジュール・小4~6・直
現在の直のスケジュールです。
当然、このスケジュールは嫌!という事もあり、怒ったり押しのけたりして、適切でなくても態度であらわせたらまだいいのですが、それもできずに我慢したり、次の予定が嫌でその前の活動が落ち着かなかったり、やめられなかったり、ということもありました。
そこで、拒否が自分から適切な方法で伝えられるようになってくれたらいいなぁと、はじめは「もういい」というカードで練習をしたのですが難しかったようです。
学校の先生とも相談して「はい・いいえ」の練習をはじめると理解でき答えてくれるようになりました。
「はい・いいえ」でやりとりができるようになり、数カ月が経った6年生前に春休みのことなのですが、夕食中に、直が私にお皿を渡したので「おかわり?」と聞くと、長い沈黙のあとに「もういい」としっかり答えてくれて、びっくりと感動をしました。

右下はおめめどうさんが販売されている巻物カレンダーを参考にさせてもらい作ったものです。どこまで理解しているかはわかりませんがよく見ています。

→15、スケジュールその他
晴も直もスケジュールの変更時に使っているカードです。
画面だとわかりづらいのですがスケジュールカードより一周り大きくしてイラスト以外は透明のラミネートフイルムのままにしています
スライドのように雨の時は外遊びのカードの上に重ねて伝えて、本人にスケジュールから外してもらっています。
外出先では先程の見通しメモに変更を書いて伝えるようにすると理解して応じてくれることが多いです。

→16、スケジュール・歯科・直
これは歯科サービスの衛生士さんが準備してくれているものです。
歯を治療する際の予定を示してもらっていましたが、5年生から数をかぞえて欲しいと要求があり、1から10までかぞえたのですが、10まででは一つの項目(というのでしょうか?!)が終わらず何回も繰り返すことになったので、10を何回できたらおわりなのかを見てわかるようにマグネットシートで作ってくださいました。
見通しがしっかり持てるようになり、納得してスムーズに治療が受けられるようになりました。

ここからはスケジュール以外の構造化の紹介をさせて頂きます。

→17、構造化
家の中でもふたりとも超多動で走る回る飛ぶが大好きで、絶えず見守りが必要でした。
そして何をするにも誰かが横についていないとできないという状態でした。
家族みんなが安心して過ごせるよう、また一人でできることを増やしていきたいと考え、視覚支援をしたり部屋作りやリフォームに取り組んだりしました。

またビデオを見て頂きます。
これは小学部1年生の時に撮ってもらったビデオで、リビングの出窓から飛んでいるのは晴です。
→18、構造化・リビング・危険な窓・ビデオ
こういうことが大好きで注意しても一日に何回もしていました。
その様子をみていて疲労骨折とかしないのかなぁ~と、けがの心配もしていましたが、実はこの頃子どもを病院に連れていくと、ジッと待てないし診察を受けることもとても大変だったこともあり、けがをして痛い思いをさせたらかわいそうと思うより「病院に連れて行くのは絶対に嫌!」という思いの方が先に、頭の中に出てきていた頃です。

→19、構造化・刺激排除
学校の先生のアドバイスで先程飛んでいた窓につっぱり棒でキルトを飾りました。
こうやってもキルトをひっぱっるやろなぁ~と思ったのですが、あっさりと止めたのでビックリしたのを覚えています
この他にも家の中に危険が多く何度も注意することがありました。
注意するのも嫌でしたが、される側の子どもたちはもっとストレスになっていたと思います。
触って欲しくないものには見えないよう目隠しをするなど工夫をしたことで、注意する回数が激減し、子ども達も私もずいぶんストレスが解消されました。

子どもたちは一人で一つのことをやりきれたり、活動を切りかえることができない状態だったので、
やりきれることを一つずつ増やせていけたらと、自立課題や登下校の準備、後片付け、家の手伝いなど、将来の自立に向けまた子ども達が達成感がえられるように工夫しました。

一年生の時は食事をするところ、勉強をするところ、寝るところ、と部屋を分けて取り組みました。

今日はその中で課題に取り組んでいる様子を紹介させて頂きます。

→20、小1晴直・自立課題のビデオ
小学部一年生の時に撮ってもらった自立課題をしている時のビデオです。
晴です。リビングから移動しやすいよう一番近い部屋で始めました。
机に積んであるのが量でこれだけできたらおしまいが見てわかるようにしました。
最後の課題の下に戻る合図のカードが置いてあり、それを持ってスケジュールボードまで戻ります。
直です。この前に声をかけたのですが手で払いのけて拒否をしたので、少し時間をおこうとタイマーをセットし直樹にも見せていました。時間の長さはまだ難しいのですが「ピピッとなったら」という合図は理解してるので、スケジュールに戻って課題をはじめています。
取りかかるまでに少し時間はかかってますが、他の人から声を掛けらることなく自分で始め、そして終わることができています。

→21、小3晴直・自立課題のビデオ
次に3年生です。場所を勉強机が置いてある2階に変えてするようになりました。
晴です。二人の絵のカードは大人と一緒にする課題で、虫や色のカードはひとりでやりきれる自立課題です。
最後に終わりましたとカードを渡して報告しています。
直です。どれだけの量をするのか自分で見てわかり見通しを持って取り組んでいます。
これは、大人と一緒にする課題なのですが、わかりやすくて間違わない方が覚えやすいので、画面ではちょっとわかりづらいのですがココにひらがなで答えを書いています。
終りましたを報告して、外遊びのスケジュールを外して、どこに出掛けるのかを選んでいます。

次に、小学部5年生のときのビデオを見て頂きますが、他のビデオもそうなのですが、特にこの動画は画面が激しく揺れたり見苦しいところがありますので適度に見てください。
5年生からは、自分の部屋で勉強もするようになりました。
視界に刺激的なものが入らないようにと出入り口近くに陣取っていますが、CDやテレビが付いている状態で部屋に入るとスムーズに勉強へは向かうことはできず不安定な状態になっている場面です。

→22、小5晴・自立課題のビデオ
みなさんも感じておられる通りで、この状況では勉強はしにくいようです。
この折り紙の手順書は同じ学校のママさんより譲り受けたものです。
課題の準備をママさん同士でできるようになり助かっていますし、楽しくもなりました。。
少し落ち着いてきたのでCDを止めるとじょじょに集中して課題に取り組むことができるようになりました。

ここからはリフォームをしたのでその紹介をさせていただきます。

→23、リフォーム・デジュメはなし
このスライドは、みなさんのレジュメにはありませんのでこちらの方を見てください。
この写真は実際のリフォーム前にものではなく、お隣さんの写真でもありません。
ご近所さんでうちと同じタイプの家を撮影させてもらったものなのでイメージとして見てください。
小学部3年生の時に晴が2階の部屋の腰窓から出て、屋根伝いに隣の家のベランダに入ってしまったことがあり、大変な迷惑をかけてしまいました。
幸い晴は無傷だったのですが、足を滑らせて落ちていたらと思うと今でもぞっとします。
ふたりとも危険の認知がないに等しい状態なので、この事件の前から窓は全て閉め切った状態で二重鍵にするなど、工夫をしていたのですが、鍵を壊してしまったり私がかけ忘れたりすることもあって、心配で何度も確かめたりするようになりました。
このままでは子どもたちも私も共倒れになってしまうと、転居することも考えたのですが、リフォームをすることに決めました。
このときに入会している親の会の会長さんに信頼できるリフォームの業者さんを紹介して頂き、安心してお任せることができたのでとても助かり有り難く思いました。

→24、リフォーム・ベランダ
晴が出て行った窓が左上の写真です。
左下は隣の部屋でベランダに出入りする窓です。事件後スグにカーデニング用のラティスを立てたのですが、上にスペースがあいているのと、このラティスでは登るかもしれないと、とても不安でした。それと、それでなくても狭く感じていたベランダがより一層狭くなりラティスに囲まれている圧迫感もあって、洗濯物を干したり取りこんだりする度に、気持ちが滅入っていました。
そこで、右の様に広くして柵で覆ってもらいました。
落ちる心配がなくなり子どもたちは自由にベランダへ出入りすることができるようになったのですが、柵から腕を出して物を落とすことがあり、写真ではわかりにくいのですが、農園で使う虫除けのネットを内側から付けました。今は一緒にベランダに出て新鮮な空気にあたったり、洗濯物を干したりしています。

→25、リフォーム・バルコニー
玄関上のバルコニーです。足場になるものが多くココも心配でした。
火事になったり万が一の逃げ場として、外から助けてもらいやすいよう、ゴルフネットで屋根から覆ってもらいました。

→26、リフォーム・吹き抜け
玄関は吹き抜けになっています。
見た目は格好いいのですが、階段の手すりに登って覗きこんでいることが何回もあり、つっぱり棒をしたり真下にはマットを敷いたりしましたが、あてにはならないので、手すりを外して、板を張ってもらいました。
今は私の趣味を飾ったりして楽しませてもらっています。

左下の写真はこの階段よりはるか上の場所です。
晴が一年生の時にシャンデリア近くの出窓に登ったことがありました。げた箱から飛びついて指で体を持ち上げたようです。
発見したときにはどきもを抜かるという思いをはじめて体験しました。
窓にラミネートしたものを繋げて貼っただけなのですが、指をかけるスペースがなくなったからか?!登らなくなったので今でもこのままになっています。

→27、リフォーム・リビング裏と勝手口
リビングの裏と勝手口の所を木の枠で囲ってもらい、屋根との間が少しあったので、そこも覆ってもらいました。

リフォームをしたことで、みんなが安心して暮らせるようになったと本当に実感しています。
子ども達に迫っていた危険がなくなり、私は鍵を閉めたかどうかや子ども達が今何をしているのかが絶えず気になるということがなくなり肩の荷がドーンとおりて、すごく楽になりました。
晴と直と私の3人でいるときに万一私が倒れても子ども達は安全だと思えると安心して過ごせるようになりました。

→28、6年生晴と直の部屋
そして子どもたちをのびのびと育てられるようになり、4年生の時に晴と直に部屋を作りました。
スライドは6年生になってすぐに撮った写真です。
晴はCDとTVをつけながらパソコンで検索したりゲームをしたりして過ごしている事が多く、
直は携帯ゲームをしたり、パソコンの学習ソフトやインターネットの動画をみたりしていることが多いです。

→29、5年生直部屋の様子・ビデオ
5年生の直です。部屋で過ごしている様子のビデオを見てください。
クラスでしていたポーズをしています。窓ガラスに映っている姿を見ながらやっていました。
直の部屋です。
2年生の時に受けていたSTのセラピーで、直が指タッチでパソコン操作ができることを知り、タッチパネル式のパソコンを購入しました。今はマウスを自由に操り、文字入力はできないのですが読めるので、お気に入りに登録しておくと、自分で操作をしています。
このチェーンは流行りすたりがなく学校に入学した頃からずっと遊んでいます。
こんな感じです。

徐々に自分の部屋で過ごす時間が長くなってきて、6年生の今は勉強や寝るのも自分の部屋です。
食べたり飲んだりする時以外はほとんど自分の部屋に入って過ごしています。
おかげで私は趣味の手芸を復活させることができ、今は熱帯魚の飼育に夢中になっています。
子どもはもちろんなのですが、私も毎日を大切に過ごしていきたいと思っています。

→30、ご静聴ありがとうございました。
家の中で工夫してきたこと、支援してきたことなどを紹介させてもらいながら子ども達の様子を見て頂きましたがどうだったでしょうか?
子ども達が他の子ども達と少し違うぞと思い始めそれが確信に変わった頃は先が見えない不安で本当に辛かったですが、支援できることを知り「こうすればいいんやぁ~」と実感することができ私自身が少しずつ落ち着いてきて、支援のことも少しずつですが理解できるようになってきたように思います。
そして今では年少の時には想像できなかったくらい、子ども達も私も落ち着いてきました。
とはいえ、数はずいぶん減りましたが、びっくりするようなこと、キャーやめて~と思うようなことをすることがまだまだあります。
慣れてしまったというのか神経が太くなったということもあるのかもしれませんが、子ども達がそういうことをする時は必ず原因があるとわかるようになってからは、「へぇ~そんなことするんやぁ」と妙にサラっとしていたり「なんでそんなことしたんやろぅ」など、原因を考えるようになりました。子ども達は伝えたいことがあるのに伝えられない、伝えてるのに伝わらなかった、とか、私たちの方からは子ども達に上手く伝えられなかったということが多くあったように思います。
子ども達とコミュニケーションがとれるよう目線を合わせ、子ども達の気持ちを大事にしながらこれからも支援して一緒に成長していけたらいいなぁと思っています。

最後になりましたが、
今日は、子ども達の様子や私の気持ちなどを聞いていただいてありがとうございました。
私たちはとても恵まれていて、周りにはいつもたくさん支援してくださる方がいます。
家族全員を支えてくださるので、私も継続して子ども達を支援することができたのだと実感しています。今日の私たちがあるのはみなさんのおかげだと本当に感謝をしています。

私達を理解してくださり、支援してしださる方がドンドン広がっていくと、私達はもっと心強く安心して暮らしていけるようになります。
みんなが生きやすくなることを心から願っています。

今日は貴重な時間をいただきましてありがとうございました。


© Rakuten Group, Inc.
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