マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2017.12.01
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カテゴリ: 健康
<老いと付き合う1>



 あの日はなぜだかふらついていた。それにも関わらず片づけようと思って裏庭へ行った。今は使わなくなった堆肥を作るためのコンポスト容器。それをゴミ袋に入れて捨てる積りだった。ところが袋が小さくて入らない。それで硬化プラスチック製の容器に、石をぶつけて壊そうと考えたのだ。弾力性があってなかなか壊れない。そこでさらに踏ん張って持ち上げた石をぶつけた時に事件は起きた。



 体が宙を飛んで倒れるのを防げず、手をつく暇もなかった。コンクリートの擁壁に頭を打った。「しまった」私は心の中で叫んだ。ドクターからあれほど頭を打たないよう注意されていたのに、何と言う失敗。おまけにズボンの紐を結ばなかったことがよろめく原因になったことを知り、愕然とした。そんなことにすら気づかなかった自分。とても惨めな気持ちだった。



 頭部のCTを撮ったのはその3日後。9月に慢性硬膜下血腫を見つけてくれた街中の脳神経外科で、今回も同じドクター。幸いにして頭蓋骨内部の出血はなかった。「ふらつき」は服用中の薬のせいでしょうか。そう聞いた時、ドクターは言下に否定した。そして写真のコピーを耳鼻科に持参するよう私に言った。最後に「頭を打った後の注意」と書かれたメモをくれた。



 「頭を打って1~3か月してから、物忘れがひどい、変なことを言う、尿を漏らす、転倒しやすいなどの症状が出た場合、頭蓋骨と脳の間に血液が溜まっている可能性があります。(中略)特に抗凝固薬や抗血小板薬を服用中の方はご注意ください」。前回の手術はこれに該当し、抗血小板薬も服用していた。だから血が止まり難かったのだろう。だが今回はその薬を、自分の判断で中止していた。



 別の日、CTのコピーを持って耳鼻科へ行った。私はドクターに経緯を話し、コピーを見せた。彼はいきなり鼻の穴に麻酔薬をスプレーし、ファイバースコープで覗いた。苦い液が口へ落ちた。「何と乱暴な」私は心の中でそうつぶやいた。「半年に1度は来てください。はれることがあるので」。耳の悪い私は聞き直した。体調が悪化した場合、副鼻腔炎(蓄膿症)で頬が腫れることがあるようだ。



 確かにこれまでにも痛んだことが何度かあったが、私は我慢していたのだ。7年ほど前の早朝、私は大量の鼻血を出し、救急車で大学病院に運ばれたことがあった。処置後、大学病院の指示でこの耳鼻科で鼻の中の毛細血管を焼きつぶす手術を受けたことがあった。それ以来の受診なので、ドクターも不機嫌だったのだろう。私はかなり痛まない限り病院へ行かないのだが、それが良くないのかも。



 先日3年ぶりに胃カメラを飲んだ。げっぷとガスで苦しんだため受診した消化器内科。整形外科と循環器内科で処方された2つの胃薬が原因と判断して服用を止めたら止まった。だが3年に1度くらいの頻度で胃カメラを飲むのも身のため。そう判断して予定通り実行。眠くなる薬(精神安定剤か)を断ったため、胃カメラを飲む際に苦しんだ。そのためドクターも胃を観るのに苦労したようだ。



 結果は軽い胃炎があるが薬は不要で、良性のポリープ1個も問題なしとのこと。前回の血液検査では糖尿病と診断され、当分様子を見ると言われた。そのことは眼科へ行った際に伝えて欲しいとのこと。目薬が切れかかっているため、眼科へも行く必要があった。それに何だか目が霞むのも気になっていた。眼科に行ったら、「ドライアイ」とのこと。緑内障に加えて目の障害がまた1つ増えた。<続く>





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Last updated  2017.12.01 00:00:24
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