その4。



bali 2002 riceterrc…

10/4(金)
前夜の夜更かしが祟ってなかなか起きられず。腫れた目のまま朝食を食
べに行く。今日もインドネシアン・ブレックファストでミックスジュー
ス(マンゴーの味強し。うまっ!)とナシゴレン(やはり優しいおか~さ
んの味。中に入ってるキャベツとか野菜の味がとてもいい)を食す。
コーヒーのんでだら~~っと、今日何しようかな~と考える。が、寝不
足でボヤボヤな頭で良い考えなど浮かぶハズも無し。お腹いっぱいなの
で余計に頭が働かず(^-^; 今日は食べ終わったら一旦部屋に戻る。

部屋に戻る途中で、昨日から部屋のライトが故障してるのを見つけて直
してくれたり、何だかんだといい感じのお節介を焼いてくれるクトッ君
に会って朝のご挨拶「スラマッパギー」(^-^)
今日は何するのー?と聞いてきた。
突然、昨日クトッが「トランスポートもあるからね」と言ってくれてた
のを思い出し、思いつきでウブドの町外れにあるスーパーマーケットま
での往復のトランスポートを頼む。彼はにこっと笑いOK。すかさず値
段交渉に入る。言値Rp75000を70000に値切る。
「じゃ友達を呼んでくる!」。むっ!友達!?これがバリではアヤシイ
んだよな~~とは思ったけど、スーパーまでだからいっか。。
現れたのはワヤン君。推定20歳前半、TUBEの前田さんを細くしてインド
ネシア特有の濃い味をまぶしてみました!って感じのに~さん。

とりあえず車に乗る。値段を確認したらクトッからちゃんと聞いてるら
しい。ワヤンは英語オンリー。私は英語ベリ~リトルな人(-.-;
いや、ほとんど言ってる事は分るんだけどね、上手く話せないのだよ。。
なんとかかんとかお喋りするが、なかなか好青年。
スーパーまでは車で10分弱。歩けない距離ではないけど、買い物して帰
ってくるにはツライ暑さ(^.^;;
町外れにあるスーパー「デルタ・デワタ」はかなり大きい。内部は去年
とは変わってて、すっかり整然と見やすくなっていた。昔は奥の方に生
活雑貨が雑然と置いてあったのに、そこの棚を突貫工事で取り払ってス
ペースを広げたの?な感じの一部コンクリむき出しの床。無理矢理マル
シェっぽい屋根を天井から取り付けた生鮮魚肉売り場が何故か空しい。。
ヤケにドリアンくさっっ!と思ったら、山積でゴロゴロ売ってるし(-"-;
お土産用に塩やらスパイスやらを買い、果物が量り売りだったのでマン
ゴスチンを2個だけ買う(^-^*

帰り道、ライステラスを見たいんだけど、とワヤンに頼んでみる。値段
を聞くとそこそこの値段。現地旅行会社で貸切タクシー頼むよりはずっ
と手頃。ワヤンがしきりに自分はホテルと契約しているドライバーだか
ら大丈夫だよ!と言う。その必死さに思わず笑ってしまい、OK。
一旦戻って少しゆっくりし、11時出発とする。

最初、王宮横からSuweta通りをしばらく北上。美しいライステラスが見
れる場所として定番のトゥガラランへ行こうとしてるんだな~~と思っ
たらいきなりワヤンが「もっとキレイなライステラスが見られる所があ
る。遠いけどそっちの方が絶対いい!」と言い出して車を止める。
来た来た~~!と思ってどこか?ときけば、バトゥカウ山の近くだ、と。
地図で確認。かなり遠い。けどここは普通の観光コースではなかなか行
かなさそうな所。値段交渉。言値Rp40万。そりゃ~高い!と、先刻のス
ーパーまでの往復分込みでRp30万!と言うとあっさりOK。
もっと値切ってもよかったのかも。。と思ったけど、それから先、ワヤ
ンはとても親切だった。お約束の「貴方はキレイ」「バリにはボーイフ
レンドいないの?」話にもなるが、適当に言葉が分らないフリして上手
くかわす(^.^;ヾ しつこくないのはこのワヤン君のいい所(笑)

車はウブドから南下し、バトゥブランから西へ向かう。タバナンという
ちょっと大きな町を抜けて北へ曲がり、そこからひたすら北上。
途中、ワヤン君が「ロイヤル・テンプル」というタマン・アユン寺院の
横や、小さな村のオダランをやってる横、イエ・パナスという温泉の横
を通る。とってもローカルな、普通のバリの人々の暮らす町や村の中の
道を進んだ。きょろきょろと、景色を楽しむ(^-^*
2時間くらいでバトゥカウ山の麓に着く。山の上に行く?ライステラス
を見に行く?と聞かれ、山の上はなんだか霧がかかっていそうだったの
で、ライステラスに行きたい!と答える。

山頂へ向かう広い舗装道路を逸れ、横道に入る。
しばらく山道みたいな道を登った所で視界が開ける。うを~っ!(*_*;
すごく見事なライステラスが一面に広がっている!絶景じゃ~!!
複雑な曲線を描いて重なり合うライステラス(段々田圃)の向こうに青く
うっすら山の稜線が見える。
バトゥカウ山はの隣にはSangiyan山、Lesong山(←上手く表記できない
発音なので勘弁!)と連なり、雲と霧で霞んで神秘的な景色。
車から下ろしてもらい、ほ~~っと景色に見蕩れる。
その後も何箇所もグッドビュ~!な所があって、何回も車を止めてくれ
るので、いっぱいいっぱい写真を撮る。ワヤンもとても満足そう(^-^)

bali 2002 riceterrc…

ただ、山肌をぐるっとまわる道がえらくデコボコで、まるで気分は4WD
ツアー(笑)穴を避けたと思ったら更にでかい穴また穴と、舗装が剥げて
陥没した道は喋ったら舌を噛みそうなほど悪路。そんな道でも必死にフ
ォローして喋ろうとするワヤン。。いいってここで話さなくても!(-.-;;

やっと普通に舗装された道に出た時は二人で安堵の溜め息(^。^;
行きと帰りは違う道。だけどローカルな道であるのには変わりない。
途中でうとうとしてしまい、気が付いたらもうウブドの近くだよ、との
事。でもこの近くってのがクセモノで、そこから更に30分は車に乗った
のでありました。。
しかし道端の木にはジャックフルーツやらバナナやらマンゴーやら。。
ありとあらゆるフルーツやココナッツがたわわに実をつけているし、
稲はしっかり実っているし。。ここは本当の意味で“豊かな国”なの
だといつ来ても実感する。そういう意味ではまさにパラダイス(*^-^*)

14:30すぎ、ホテル着。最初は少し高いぞ!と思ってけど、満足したの
でちゃんとRp30万払ってバイバイ(^-^)/
(ワヤン君は本当にホテルの契約ドライバーだったみたいで、その後も
ホテル近辺で何回も会った。でもしつこくないので良し!笑)

お昼をまだ食べてなかったので、15時すぎに出掛ける。インフォメー
ションセンター「アパ?」がある横道の奥の、「モンキーカフェ」へ。
昔はライステラスを眺めてお茶の絶好の場所だったこのカフェも、真横
に「ワカ・バロン」という大きなホテルが出来、道のもっと奥まった所
にもう一つカフェが出来たので、全然景色が見えなくなってしまってい
た。食べ物はリーズナブルなのだが、あれも無い、これも無い、という。
困ってしまい、ミーゴレンの子供用のと野菜のフリッター(Bergedel)と
温かい紅茶をもらう。ここのミーゴレンは色も赤いのだが、なかなかに
辛くていい感じ(^-^* しかしこの量で子供用とは。。という量。普通
の女性ならこれで充分じゃないかな?野菜のフリッターも揚げたてサク
サクで美味。ポットできた紅茶をゆっくり楽しんで。。。と思ったが、
ちっちゃいアリとちっちゃい羽虫がチクチク刺してくるのに辟易(-"-;
16時には早々に退散し、ホテルに戻る。

部屋の前のテラスで読書。プールサイドでは白人さんのカップルがゆっ
くり。。いつも思うのだが、白人さんは旅慣れているのか習慣なのか、
どこでも目が合うと「ハロ~」とか挨拶とか、笑顔付きで声をかけてく
れる。それがとても感じいいな、と思うので、私も旅先で目が合った人
には微笑み返す。このカップルのおに~さんは背も高く結構強面だった
けど「そこはプールに近くていいね!」とにっこりして言った(*^-^*)
私もそう思う!って答えたら、美人な彼女さんもにっこりしてた。
でもここはホテルのエリアでは手前の方で、もっと奥に棟が並ぶ。
部屋の前で読書したり日記書いたりしていると、必然的に皆が通る。
日本人女性2人組も入れ違いで2組、カップル1組宿泊していたけど、
日本人は部屋の前で読書している私を胡散臭そうに見るだけで挨拶も
返してくれもしなかった(-"-; 自分達だけで閉じてる感じ。。そんな
旅はつまらんだろうに。。

18時すぎ、またもやぷら~っと外へ出る。薄暗くなってきたのでかな
り涼しい。ダンスはあちこちの会場で行われるが、今夜のダンスはバ
ロンかレゴン。あまり乗り気にならないので、そのまま市場を越えて
左折、カサ・ルナへ向かうがパンってローカル物に比べると高いのよ
ね(-.-; プリ・サラスワティ・バンガローの向かいにある小さめな
スーパーに入る。ここも去年来た時より小さっぱりとしてきれいにな
っていた。今までのあの雑然とした感じもそれはそれでよかったのに、
どんどんここも都会化して行くんだなぁ。。と、ちょっと感慨に耽る。
と、突然停電。辺り一体が闇に包まれる。18:45。。5分弱で回復。
この停電はもしや毎日のものなのでは。。そんな気もする(-.-;;
やっぱりまだまだここは田舎なのね(^-^;
それにしてもここは塩もスパイスも高いぞ!

結局ダンスは見ず、デウィ・シタ通りに入る。「トゥトマック」と言
うウブド一美味しいコーヒーを出すので有名、白人さんの溜まり場と
して有名なカフェの前を通りかかった。一番端っこの座敷席で白人女
性はべらせ気持ち良さそうにガラム吸いつつ沈没している日本人のお
じさん(長髪・若作り・バティックのシャツ着用)のだらしない顔見て
すっかりイヤになり、回れ右してホテルに帰る事にする。
私は現実から逃げたいワケではない。沈没したいワケではない。
元気になって現実と戦っていく気力を取り戻す為にここに来たのだ。

サッカー場すぎた辺りの道端で、暗闇に立っていた自転車屋台のおじ
ちゃんからガドガドを買う(Rp1万)。使ってるタオルとかかなりヤバそ
うなのだが、おじちゃんの人の良さそうなにこにこ顔に負けた(^-^;
黒いビニール袋2枚重ねの、見た目まんま“ゴミ”のようなそれを下
げて帰る。

ホテルのまん前で、今日世話になったワヤン君が何か広げて食べてい
た。覗きこんだら食べてみろ、という。茶色の塊にしか見えなかった
(だって暗いんだもん)ソレはどうやら豚肉を煮たものらしかった。
白いご飯と一緒に食べるらしい。確かにご飯に合う味。美味いのだ。
あと、別の袋に入ってた硬くて見た目は茶色の細いモノが捩れたよう
な妙なモノをくれた。豚の皮を揚げたモノだという。カリカリしてて
これまた珍味だけど美味い!料理の名前を聞いたが聞き取れず(T-T)

bali 2002 gadogado

部屋にてガドガドを食す。エビせんともやしとテンペ(厚揚げみたい
なの)と煮て固めたご飯をスライスしたものがいっぱい入ってた。
ちょっと酸っぱいような、ぼや~っとしたような味。いつも日本で食
べてるエスニック料理が日本人の舌用にアレンジされてる、ってのが
実感できた。でもこれはこれでなかなか好き(*^-^*)

疲れたので、少しTVを見て就寝。今日はなかなか面白かったぞ!

                    その5。に続く。



© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: