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森高千里(もりたか・ちさと)私がオバさんになったら あなたはオジさんよかっこいいことばかりいっても お腹がでてくるのよ私がオバさんになっても 本当に変わらない?とても心配だわ あなたが 若い子が好きだから■ 歌詞全文(著作権保護期間中)作曲:斉藤英夫平成4年(1992)6月リリース註もう18年も経ったのか。当時はこちらもまだまだ若かった。が、今では立派に「お腹のでたオジさん」になった。先日たまたま聴いていたラジオから流れてきて、思わず耳を欹(そばだ)てた。森高千里のリリック・メイカー(抒情詩づくり)としての才能が炸裂した快作である。・・・といっても、もちろん彼女はデビューした瞬間から上手かったのだが、この歌では特にバッチリ決まって、広くメジャーシーンで認知された感がある。キレイ事を排した、真情溢るる本音の歌詞が鮮烈で、彼女の前にも後にも彼女はいないと思う。それ以前の「いわゆるアイドル」を自らパロディ化したような、知的でポストモダーンなイメージ戦略にも、当時瞠目させられた。作中主体「私」は「あなた」が好きで好きでたまらない。だから心配で心配でたまらないという若い女性らしい素直な思いを、すごく日常的でありながら皮肉で屈折した、ちょっと“イジワルな”言い回しでコミカルに表現していて、あの一種独特の線の細い暗めの声質も相俟って、深い共感と微苦笑を誘われる。歌詞に「水着」とか「ミニスカート」が出てくるから夏の歌かと思いきや、よく読んでみると必ずしもそうでもない。やや大袈裟にいえば、もっとエヴァーグリーン(ときわ緑、常緑)な愛と永遠性とケア(配慮)を表現している。徹底的に逆説的でありながら、全体から受ける印象は普遍的とさえいえるラヴソングの名曲になっている。この曲は、ビートルズの歴史的名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(「ペッパー軍曹の孤独心倶楽部楽団」)に収められた「ホェン・アイム・シクスティーフォー」(「私が六十四歳になっても」)からタイトルや全体のコンセプトを得たことは疑いないと思うが、完全に換骨奪回されて、モリタカ不思議ワールドを構築し得ている、J-POP史上の名作。サウンド面も、当時もそう思ったが、今聴いても完璧。全然古びていないことに、改めて驚かされるほどだ。この次のシングルが、あの正統派バラードの名曲「渡良瀬橋」であったというのも、彼女の多彩な才能を遺憾なく示している。ちなみに「渡良瀬橋」とは、当地栃木・足利市の渡良瀬川に架かる大きな橋である。その付近の緑溢れる爽やかな情景は僕も大好きである。今では森高さんも、一般的にはオバさんと呼ばれる歳になったが、時折CMなどで垣間見る近影は、相変わらず本当にキレイでステキなオバさんである。悠々ストライクゾーン内である。この秋、久石譲作曲の不二家「ペコちゃんの歌」で、11年ぶりに本格復帰するらしい。彼女の歌唱による「♪チョコレートは明治」のCMソングは最高だったが、今度はどうなるのだろう。彼女の存在は、僕(ら)にとって全く別格官幣大社なので、すごく楽しみにしている。なお、その後数千万人の若者たちに滂沱の悔し涙を搾らせた「デキ婚」劇であったが、相手があの男前・江口洋介では仕方がないだろう。もう許す(笑)・・・今後とも、ステキな奥様を支えていってほしい。
2010年08月18日
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信号待ちウィンドウに映る平凡な自分を見て思った運命の人がこの僕を探し出すのは難しそうだ槇原敬之「The Average Man Keeps Walking」歌詞全文■FM-TOKYO(JFN)系全国37局ネット(毎週日曜17時~)ラジオドラマ「あ、安部礼司 BEYOND THE AVARAGE」エンディング・テーマソング■安部礼司・情報ブログ“つかみはOK”というべき冒頭の歌詞である。このあとに展開されてゆく歌詞が何とも照れくさい。よくもまあ、いい年をした大人が、こういった“純粋な”青くさい歌詞を堂々と書いて、メロディを付けて歌い上げて発表できるな~と、その度胸にはいつも感服している。また、どの歌詞もきわめて(あるいは、過剰なまでに)論理的に構成されていて、言い換えればかなり理屈っぽいといえるが、その理屈っぽさがある種の“青春性”とユーモアに転化しつつ、リアリティと説得力をもたらしている。けっこうロマンチックな語彙を使っても、キザな感じがほとんどしない(やや自虐的な?)ところも本人の実直な人柄(・・・および、あの顔?)の人徳と言うべきであろうか。僕は密かなる、隠れフマキラー、いや、マキハラーである。・・・人前では、槇原敬之が好きだなんて言わないよ絶対
2010年03月23日
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野坂昭如(のさか・あきゆき)ハトヤCMソング伊東に行くならハトヤ 電話は4126ヨイフロ伊東でいちばんハトヤ 電話は41264126よんいちにろく 4126ハッキリ決めた ハトヤに決めた伊東に行くならハトヤ ハトヤに決めた作曲: いずみたく昭和36年(1961)
2010年01月22日
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aikoおじけづいてた爪の先がありのままの文字をつづったミツメテ コワシテ ダキシメテ あなたの所へ・・・歌姫(1999)歌姫 ライヴver.(2008.2)
2009年09月30日
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奥田民生(おくだ・たみお)風の先の終わりを見ていたらこうなった雲の形を まにうけてしまったさすらい(1998)
2009年09月30日
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Hey Hey Hey Girl仕事だから とりあえずがんばりましょう全歌詞1994年9月、CDシングルとして発売、発表。作曲:庄野賢一歌唱:SMAP註天下の人気グループだけあって、SMAPの曲には名作が多い。なかんずく、歌詠みの端くれとして言えば、特に歌詞がいい。きわめて洗練されつつ、心に沁みるのが多い。「夜空ノムコウ」、「らいおんハート」、「セロリ」なんかも、涙なくしては聴けない出来栄え。この作品は、世代は一回り以上も違う僕らくたびれた中年男にも、えっ?アレっ?ウソっ!と思わせた、彼らの最初の爽やかなインパクト。確かに、20代の頃なんて、毎朝こんな感じだったよな~と微苦笑を禁じえない、J-POP史上不朽の名作。重層的でプロフェッショナルなサウンド・デザインも、見事というほかはない。リズムとブラス系セクションのアレンジがノリノリで、グルービーな高揚感をもたらしてくれる。
2009年01月05日
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飛鳥涼 言葉は心を越えないとても伝えたがるけど心に勝てないCHAGE & ASKA「SAY YES」今なお、時たまラジオなどでこのワンフレーズを聴くたび、やられた~、グヤジ~ と地団駄踏んでいる(笑)・・・っていうか、悔しいと思う僕も、身の程知らずだとは思うけどね~。どんだけ~な者なんだ?しかしさすがは、J-POP史上屈指の大ヒット曲である。曲もアレンジも歌唱もいいが、歌詞の完璧さには舌を巻く。ちょっと宮崎哲弥バリに理屈っぽく言えば、「心」や「愛」というものの幽玄微妙な不可思議を、「言葉」をいわばカタキ役にするという絶妙な配置の中で、平易で簡明な現代日本語として過不足なく伝えている。この言葉を越えるのは難しい。どんな言い回しも、勝てない
2008年05月11日
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宇多田ヒカルお父さんのリストラと お兄ちゃんのインターネット お母さんはダイエットみんな夜空のパイロット 孤独を癒すムーンライト 今日は日清CUP NOODLEKiss & Cry より個人的には、この曲の曲調はあんまり好きじゃない、というか近年の宇多田としては珍しく、考えすぎ煮詰まりすぎの失敗作ではないかと思うが、およそ彼女に全く平々凡々な駄作ということはないようで、こういう一見どうでもいいようなところのふざけたウィットも、面白いと同時に、“彼女が溢れてる”と思わされる。
2008年05月11日
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