メガネパール

メガネパール

犬編


無意識のうちに犬にカメラを向けていたんだと思う。
理由はきっと、好きだから。


我が実家でも俺が生まれてから2匹の犬を飼っている。

一匹目は俺が産まれる前から飼っていた狆種の「モンタ」。
小学校に入ってすぐの頃だったかに死んでしまったので記憶がはっきりしないところが多いけれど、狆独特の毛と色と顔がかわいい芋とゆで卵が好きな犬だった。

今飼っている犬は雑種の「いち」。
高校一年の11月、流星群が見えるということで父親と星を見に市内の土手に行った時に、拾ってきた犬だ。
拾った時はまだ眼すら開いておらず、手のひらに乗っかる大きさ。
白に黒の斑点がかわいくてネコのような鳴き声を出す、どうやら犬のような小さい生き物でした。
その後すくすくと育ち、親が悪いのかしつけが悪いのか(おそらく後者・・・)我がままで寂しがり屋の23キロ。
今うちの家族は、良くも悪くもこの犬を中心として動いてます。


犬って本当に面白い。
こんなにも昔から世界中で人間の生活に密着している生き物は、間違いなくいない。

ネパールでもインドでも犬はどこにでもいた。
ほとんどの犬は野良犬で、ある犬は部屋の中で飼われていた。
飼われている家族に可愛がられる犬もいれば、道で子供に石を投げつけられ蹴飛ばされる犬もいた。
がりがりに痩せた犬もいれば、綺麗に手入れされた犬も。
ホテルの中でお客さんに可愛がられる犬(もちろん俺も可愛がった)もいたし、犬と一緒に山をハイキングもした。
夜になると集会でも開いていたのか、犬の遠吠えや叫び声がよく聞こえた。
牛と戦って思いっきり牛に角でどつかれてた犬も見た。
昼間になるとどこでも、犬は我がもの顔で道に「べたーっ」っと寝ていた。
足を引きずりながらも10匹ほどの子供たちの世話をするお母さん犬も。
村人と共に山に出かける犬もいた。
犬に道をふさがれてちょっと怖い思いをしながら横を通ったこともあった。
そういえば日本の世田谷というところでは犬が服を着ているらしい。



犬1犬2犬3犬4犬5犬6犬7犬8犬9犬10犬11犬12犬13


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: