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お久しぶりです。20日の午後に成田を発ち、24日の午後にJFKを発つという旅程で、NYに行ってきました。目的はいろいろありましたが、MLB(NYY-SEA)を観られたのが本当にうれしかったです。天候に恵まれなかったり、少し体調を崩したりと想定外のこともありました。でもそれをひっくるめて旅ですから、それもまあ良かったのかな、と。そして、何よりの収穫は、この旅が私にとても大きな力を与えてくれたことです。なくしていた気力も食欲もだいぶ戻りました。写真のアップに手間取っているので、少しずつ旅の記録を書くことから始めていこうと思っています。よろしくお付き合いください。
2010.08.26
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簡体字のフォントを持っていないので、ふつうの日本語漢字表記にしますが、懐かしの「中国式離婚」を読んでいます。しかし、中国語を忘れてしまったので、わからない単語はいちいち辞書を引かないとやってられません。そしてめちゃくちゃ時間かかってます。そんなふうに悪戦苦闘している私を見て、母が、「あら~中国式離婚ってTVで話題にしてたよ、最近」とな。なんですと~!そんなの知らない!韓流のおかげで華流も多少注目を浴びるようになり、「中国式離婚」までもが、DVD-BOXが出ているのですね。これは、私が中国にいたときにドラマをやっていたのです。なのでもう6年近く前になるのかな。これを見るために何度授業をさぼり、先生に怒られたことか。笑当時でもこのドラマはかなりセンセーショナルだったらしく、書店にもこの原作本が山積みだったり、なぜか大学の壁に垂れ幕がかかってたりしました。本当に、懐かしい。全然進まないのに、楽しいです。懐かしいなあ、ほんとに。
2010.07.21
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ロンドンへの飛行機の中で、映画を観ました。(500)日のサマーかいじゅうたちのいるところハート・ロッカーwritten-by4本ですね。上2本は日本語、ハート・ロッカーは英語、Written-byは中国語・英語字幕でした。500日のサマーは、オシャレな方々やいろいろ周りから絶賛の声を聞いていましたが…私が期待しすぎたのでしょうか、それほどぐっとこなかった。トムに共感しつつ、観終わってから反芻しているうちに、現在の自分のスタンスが思いっきりサマーだということに気付いて、自己嫌悪にすら陥るほど(苦笑)。なんだかいろいろ思い出してしまうんですよ、Smithsの曲で出会うところとか、あまりにもキツイ台詞「だって友達でしょ?」。あーやだやだ!忘れたい!かいじゅうたちのいるところ、これは素直に面白かったです。主人公の男の子、すごく可愛い!かいじゅうたちのちょっと不気味ないでたちが、だんだん愛おしくなってきます。絶対お別れしなきゃならないってわかっているのに、別れのシーンでは不覚にも涙。こういう、少年の成長ものはいかんです。泣くに決まっている。ハート・ロッカーは、英語だけのものしか観られなかったので、全部ちゃんと理解できたわけではないのですが…安っぽい反戦映画じゃない。そういうふうに感じました。怖いくらいにリアルで、息が詰まるような時間が過ぎていく。それが最後まで続く。終わったと思ったら、再び開く、悪夢のような戦場への扉。台詞が少なく、それが余計に突き刺さる。決してすっきりとはしない映画です。でも観たほうが、何かを自分の心に感じることができると思います。Written-byは…これは香港映画のようです。ただ、私が観たものは北京語になっていたのですが…おそらく日本公開はされていない?父親を交通事故で亡くし、自らはその事故で失明した少女が、悲しみから立ち直れない母のために、父が交通事故で死なず、反対に自分たちが死んでしまったという小説を書き始めます。小説の中だけでも生きている父に、家族はみな生きる活力を取り戻していくのですが…。現実と小説の世界、この2つが歪んでひとつになってしまう。そのとき、きっかけを作ってしまった主人公の少女の選択は…。死の世界の変な偉い人(よく名前がわからなかった)が突然出てきてしまうところに戸惑いを感じますが、最後は、決してバッドエンドではないので(ハッピーエンドでもないけど)、最後まで観てよかったかな、と思いました。あとになって、This is itが観られるということに気付いたのですが、時すでに遅し。残念でした。
2010.03.31
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写真は、今回のロンドン遠征での収穫品(音楽関係その他)です。Tシャツは、Teenage Cancer Trustのオフィシャル。背中にはライヴの日付が入っています。Suedeとプリントされていたら、一も二もなく買ってしまうじゃないですか。左側のはパンフです。これは無料。ラバーバンドもいただきました。右上方の白いプレートは、Carnaby Streetの標識のレプリカです。つい、あやしげなみやげ物店で買っちゃった(笑)。さっそくドアにはりつけました。その下の青いカードは、地下鉄・バスのOyster Cardです。IKEAのケースに入ってました。これがホントにお役立ちでした。このせいで地下鉄に乗るのが楽しくて楽しくて。そして下3つがCD。Bond Street付近のHMVにて。Roddy Hart / Siggn LanguageA Weather / Everyday BalloonsAqualung. / b-sides volume 1.Roddy Hartがふつうに売ってるとこがいいですねえ。嬉しい。しかも彼のバンドにGeoff Martynが参加してる!私が大好きだった、Jupiter & Teardropの彼が!!A Weather、こちらは新譜。こういうのがふつうに売ってる(以下略)。AqualungのB-sideは、もしかしたら東京に行けば売ってるのかもしれないけれど、地元では買えないだろうと推測して買いました。写真ナシですが、お買い物(ファッション)もそこそこ。Primarkでワンピースを2着(これでも20ポンドちょい!)、アーバンアウトフィッターズでスカーフとカットソージャケット。Primarkはホントに安い。以前、代行みたいなので買ったことがありますが、実際の値段はその値段の3分の1くらい…。それにしてもロンドン、ファストファッションが充実しています。つまみ食い的に着るのはいいかも。それと、Penhaligon'sで香水を。ここは、ライヴ以外で必ず行こうと思っていたところです。スタッフのお兄さんがすっごいハンサム(笑)で、選ぶのも楽しかったです。好きな香りの系統を伝えて、お兄さんにいろいろと選んでもらいました。そこから決めたのが、ELLENISIAという香りです。ジャスミンの爽やかさに、フローラル系の甘さもあって、すごく気に入りました。今までに持っていない香りです。東京だと半蔵門のあたりにショップがあるそうですが、「Penhaligon'sを"ロンドン"で買うから意味があるの!」と言ったら、お兄さん笑ってました。マネージャーらしき女の人も、「その通りよ!」と。笑って同意してくれました。1日目は、かなりの距離を歩きました。PaddingtonからMarble Arch~Bond Street~Oxford Circus~Piccadilly Circus。なんだか脚が疲れたなあと思ってMAPを見たら、びっくり。ライヴ前に部屋に戻って昼寝してからライヴに行きました。そしてこれがまた遠かったのです…と次のライヴレポに続く。
2010.03.27
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毎日の日課にしていることがあります。読売新聞朝刊に2月から連載が始まった、宮城谷昌光先生の「草原の風」を読む&切り取ること。予告が出たときに、ものっすごい勢いで大騒ぎして、家人に顰蹙を買いました。ピーには吠えられました。でも、それだけ嬉しかったんです。なんてったって、大好きな宮城谷先生が、私のベスト皇帝二大巨頭のひとり・光武帝(もう一人は、唐の太宗:李成民)を主人公に連載をする!!走り回って叫び倒したいくらいでした。本当に嬉しくて。で、連載が始まると、毎日のように切り取ってファイルに保存。書籍化されるときは加筆・訂正されるのかな。となるとオリジナルを取っておきたい。毎日毎日、劉秀の名を眼にするたびに幸せに浸っています。ちょっと気持ち悪い人ですね(苦笑)宮城谷先生のやわらかな文章を読んでいると、心が静まるのを感じます。最初に読んだのはなんだっただろう…「重耳」かな?いや違う。高校生のときでしたが…「天空の舟」は大好きです。「王家の風日」も良かった…「三国志」を書かれたときは離れてしまっていたので、実は未読なのです。時間もたくさんあるので、これからですね。そんなわけで、イヤでも新聞に毎日触れることになり、結果として、今までになくしっかり新聞も読むようになりました。下野新聞(栃木県民御用達)やめたのも大きいですが。宮城谷先生のおかげで、活字離れから戻ってくることができそうです。
2010.02.17
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寝たり起きたりの生活をして、一週間ほど経ちました(もちろんちょっと外出もしたけど)。ここが折り返しです。だんだんヒマになってきました。そして元の生活に戻れるかと言う不安の方が大きくなってきたり。それでまたきっと体調崩すんだな(笑)。ばっかみたい。
2010.01.26
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毎年、お正月の時期は地元の百貨店で古書の市が開催されます。今年もさっそく行ってきました(というか、自分の店と同じフロアなのだが…笑)。今回は中国モノが充実。曹操(上)(下) 魏の曹一族 / 陳舜臣沙中の回廊(上)(下) / 宮城谷昌光華栄の丘 / 宮城谷昌光宋の太祖 趙匡胤 / 小前亮皇妃エリザベートの真実 / ビッヒラー幸福な死 / カミュ陳舜臣さん、宮城谷昌光さんの作品は高校・大学時代にはむさぼるように読んだものです。ちょっと懐かしくなってまた読んでみようかな、と。曹操はちょうど、墓が発見されて話題になりましたしね。あのニュースには興奮しました。エリザベート関係は、先日の美術展などを見てから、いっそう気になるあたりです。カミュは、難しいのだけれど読みたくなる。何ででしょう。いつもは岩波文庫ばかり見ているのですが、数自体あまりなくて、物足りなかったです。残念でした。あ、まだ塩野七生さんの「ローマ人の物語」は継続中です。先は長い。
2010.01.04
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一昨日の話になりますが…帰宅して、自分の部屋に入ろうとすると、ドアノブに小さな巾着がぶら下がっていました。開けてみたら出てきたのがこれ。ウギャーと騒いでいたら、母が部屋から顔を出して、ニコニコしています。ちょうどこの日、出勤前にジルスチュアートでこれを見て、いいないいなと言ってたのですが、まさかこんなことになるとは。「クリスマスプレゼントよ~」と笑う母を拝みました。本当に。ここ2,3ヶ月、体調がひじょうに悪く、特に12月に入ってからはさらにひどい日も多かったので、少しでも元気付けようとしてくれたのでしょう。そんな母の気持ちがしみて、泣けました。大事に大事に使いたいけれど、でも毎日身に着けたいくらいです。ありがとうお母さん。
2009.12.26
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昨日、古代ローマ展を観に行ったついでに(いや、こっちがメインか…)、買い物を。渋谷、新宿、銀座、代官山、原宿、青山と小洒落たショップエリアはあるものの、なぜかいつも私は池袋をチョイスしてしまうのです。学生時代さんざんうろついていて、地理も勝手も知り尽くしているからかな…。そして人がちょっと少ない!そして売れ残りがけっこうある!人のいない池袋東武をフラフラしていると、エスカレーターの横で何か売っている。なんでこんなところにhaupiaが…と見ていたら、可愛いボレロジャケットを見つけてしまいました。着てみたらいっそう可愛い。お値段もこの素材と可愛らしさではかなりお手ごろ。そして私の手元には、満期になったばかりの東武友の会商品券が…!!カードの優待OKだし…!まだ今季はアウター買ってないし…!と、いろんな言い訳と理由をつけて買う。私はネイビーをチョイスしました。パルコに移動しフラフラしていると、以前見ていいなと思っていたThe Jacksonsのユニオンジャック柄パンプスが…もうセールになっている。安くなっている。しかし、これ足元目立つ(笑)。でもいいや~。満足して帰りました。
2009.11.08
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先月も行ったのに、またも「古代ローマ帝国の遺産」展に行ってきました。どれだけ好きなんだ、自分。前回見て、数分間その場に固まるほどの衝撃を受けた、「皇帝座像(アウグストゥス)」の前で、またも固まる。ものすごい迫力と、いまだに衰えぬ威厳。大理石でできた巨大な彫像は、この展覧会で最も目立っていたと思います。まさに神君。アウグストゥス大好きな私には、もーたまらん的な展示です。小さかったけれど、アグリッパの胸像もあって、胸躍りました。豹を抱くディオニュソス、これも素敵でした。すごく優しくハンサムなお顔で、うっとりしてしまいます。これは、東京大学の発掘チームが、火山灰に埋もれた遺跡の中から発見したのだそうです。発見直後の、顔だけが地中からのぞいている様子が写真におさめられていましたが、あれが今ここに立派な姿で立っていることに、とても興奮しました。今回、特別に展示が許可された「アレッツォのミネルウァ」にも興奮。本国イタリアでも今年の4月にお披露目されたばかりだそうです。イタリアの大統領が来日するということで、本来ならば出品されることのない貴重なこの像。ギリシア時代の作品だそうです。大理石の彫像が多い展示品の中で、年月を経た青銅の像は、異質な存在感をはなっていました。歴代皇帝の横顔が彫られた金貨にも食いつく私。しばし動かず。そうそう、ポンペイの邸宅に飾られていたというモザイク壁画の美しさも素晴らしかったです!!見上げるほどの高さの巨大な壁画なのですが、実に鮮やかな色使いと細かい描写は、溜息モノでした。緑と青の抜け感は、やはり日本のものとは違います。まさに地中海的な、カラッとした空気が、そこからも伝わってくるようでした。2回目の観覧でしたが、1回目のときとはちょっと違った楽しみ方ができました。いろいろと予備知識を仕入れていったからかな。これは、本当に面白いです。おすすめです。そんなに混んでないし(笑)オフィシャルサイト「上水道の弁」がひっそりと展示してありましたが、この時代に上水道って、単純に考えて、すごい。
2009.11.07
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六本木の国立新美術館で開催されている、「THE ハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち」を見てきました。中に入ると、予想以上の盛況。年齢層高めの方々がたくさんいらっしゃいまして、正直これが辛かったです…お喋り、ちょっとうるさいの(苦笑高校生のときハプスブルクにはずっぽりはまっていたので、見るものすべてが懐かしくて、嬉しくなってしまいました。メラーの「11歳の女帝マリア・テレジア」は、思わず溜息が出るほどの美しさ。そして、思わず足を止め、見入ってしまった絵がこれでした。フランツ・クサファー・ヴィンターハルターによる、エリザベートです。かなりの大きさもあって、見上げるほどなのですが、私はこの絵を見て初めて「絵で鳥肌がたつ」という経験をしました。透け感のあるチュールを幾重にもかさねたと思しきドレス。しかしそのドレスよりも白く美しいのがエリザベートの肌。こちらを振り返って微笑む表情は、まさに高貴。まあ、エリザベートといったら実に「ベタ」ではあるのですが、それでもやはり感動しました。こんなにも美しい人がこの世にいたのか…と。しばらくこの絵の前から動けなくなってしまいました。ちょうど、この間、宇都宮でルネッサンス・ロココ美術展を見ていたので、ここにも展示されているイタリアやスペインの宗教画などは、より興味深く見ることができました(ユーディットによるホロフェルネスの暗殺を描いた絵は、いろいろな描き方があって、これは特に面白いです)。イタリアだったらティツィアーノ、ジョルジョーネとか。スペインならムリーリョ、もちろんエル・グレコやベラスケスもありました。レンブラントやブリューゲル、ルーベンス、ヴァン・ダイクの絵もありましたし、豪華絢爛です。途中で見たショートフィルムのドキュメンタリーは、絵を見るのがより面白くなる内容でよかったです。歴史的背景を知ると、絵はもっと楽しい。中野京子さんの「怖い絵」シリーズを読むと本当にそう思います。イタリア、オランダ、スペイン、ドイツとヨーロッパ中の絵を見ることができましたが、ふだんあまり目にしないドイツ絵画も、また雰囲気が違って新鮮な感じでした。口で上手く表現できないのがもどかしいですが、このハプスブルク展、本当に行って良かったです。絵に興味があまりない人でも、きっと「うわ、すごいわ」と思えるはず。もう一度行きたいくらいです。良かったー!!
2009.10.19
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わりと長く使っていたマイコンポは、半年くらい前から壊れ気味だったのですが、最近どうにもこうにもいかない状態になってしまいました。ちょうど入ってきた家電量販店のチラシを見て、まあこれくらいでいいかと思い、買いに行ったわけです(というか父よありがとう)。正直、音質はふつうに聴ければいいので、重要視したのは、「見た目」(笑)と「大きさ」。ONKYOのものが、チラシの値段よりも安くなっていたので、これに決めました。CD1枚しか入らないところが、5CDチェンジャーフル活用で大量聴きの私にとっては少し痛いところですけれども、それは私が動けばいいだけの話。何が驚いたかって、いまのコンポさんたちは、i-Podが聴けてしまうところ。すごいなあ。私のi-Podはそんなに新しい方ではないので、もし聴けなくてもまあいいかという気分でいたのですが、さきほど接続してみてびっくり、ちゃんと聴けるではありませんか(ちょっと強引にドックに突っ込んだのですが…)。これで、最近はとみに出番の減っていたi-Podが、新たに活躍の場を得ることができました。さっそくシャッフルしています。今はもう聴いていない曲ばかり出てきて、嬉しくなってしまいます。Mae聴いたなあ。Havenの「Say Something」涙が出そう。やたら美しいピアノ、誰だコレは…Something Corporate!うわあ懐かしい。これはしばらく飽きないかも。
2009.09.28
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昨日の日記にちょっと書いたとおり、国立科学博物館でおこなわれている「黄金の都 シカン」展を見てきました。遺跡とか古代文明が大好きな私にとっては、実にエキサイティングな発見だったシカン文化。現在、南イリノイ大学教授の島田泉先生によって発見されました。ペルーの北海岸付近にあったと思われるシカン(月の神殿という意味だそうです)は、インカ帝国からさかのぼること約500年という時代に存在していたと思われるそうです。目玉は、シカン文化の中心・ロロ神殿そばの墓の中から発見された、黄金の大仮面。墓の主に着けて埋葬されたそうです。いきなり最初から出てきたので意外でしたが、その大きさ、黄金の輝き、すべてが息を呑むほどでした。これほどのものを身につけることが許された人物は、まさに黄金の帝国の中心に居たのでしょうね…。逆さまに埋葬されていたという事実も、謎めいていて驚きました。10メートルを超える墓の深さにもびっくり。それに加えて、生け贄の数の多さ。女性や子供が主とともに墓に入っています。もう一方の墓には、女性ばかり20人近くが…。トゥミという儀式用のナイフが展示してあったのですが、これは、生け贄の喉を切り裂くためにも使われていたそうです。この辺の文化には生け贄の風習が多いなあ…。黄金の副葬品は、装飾も実に精巧で、現代ではたしてこんなことできるのか?というほどの細かさでした。古代文明の技術は、たいてい現代の私たちの想像を超えています。時間が進むほどに、人間は持っていたはずの英知を失っていってしまっているのかな、と思ってしまいました。展示の途中で、ビデオが何本も上映されています。島田先生による発掘の様子や、展示品についての解説、シカンの歴史的背景などがよくわかって、みんな足を止めて見入っていました。1978年から調査を続けているという島田先生。この情熱には、ひたすら頭が下がる思いでした。ひとつの文化を、歴史の空白に見つけ出したということは、本当に偉大なる発見だと思います。前からあったものを調べているのではなくて、自分で見つけ出したのだから、すごい。「黄金の都 シカン」オフィシャル国立科学博物館オフィシャル開館と同時くらいに出かけていったので、ゆったりと見られて良かったです。こういうものを見た後にたいてい起こる、現実に戻ってこられないふわふわとした感覚を楽しみながら、上野を後にしたのでした。
2009.09.07
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ドラクエがやりたくてたまりません。昔は私もゲーマーの端くれだったので(笑)、狂ったようにファミコンしていた時期がありました。多感な時期をゲームと過ごし、もれなく視力が悪くなり、オタクの道へとまっしぐら(苦笑)。すぎやまこういちさんが作った、あのオープニングテーマ。あれを聴くと、昔は心躍ったものですが、今ではなんだか懐かしくなって涙が出そうになります。一時期はFFばかりやっていたこともありましたが、やっぱり、ドラクエの方が面白いな。勇者の名前は必ず自分の苗字でした。兄と取り合いになるので、平等になるからと、苗字(笑)。私は6までしかやっていないのですが、また3がやりたいのです。最新作も興味はあるけれど、あんなちっちゃい画面じゃ無理です。3だったら、攻略本がなくたってダンジョンはほとんど暗記してるし、敵の名前もHPも覚えてるし(レベル上げの鬼と言われていた・笑)、地図なんかなくたってどこへでも行けるし!勢い余って、エレクトーンの発表会で「そして伝説へ」を弾いた私です。ドラクエ3中毒だったあのころが、懐かしい。あー、ファミコンやりたい!オウガバトルもやりたいなあ…。
2009.08.26
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遅いお盆休みのようなもので、この三日間は連休でした。何もしてないけど…ひたすら寝た。そんなわけで、ピーの散歩に出かけたのですが、本日、見事に転びました。さすが25キロの大型雑種、あなどってはいけませんでした。いきなりの猛ダッシュについていけず、でもリードは離すもんか!と踏ん張った結果、あぜ道にズザザザーっと(苦笑)。農作業中のおじさんたちに見られてすごく恥ずかしかったです。なぜピーがダッシュしたのかというと、田んぼの水を飲みたかったから、それだけ…。ホントに言うこと聞きません。ゴミを口にくわえて歩くし、取り上げると怒って体当たりしてきて、また私はしりもちをつく…ピーよ、私をなめているのか。そして、道端の草むらにひっくり返って、「なでろよおい」と目で命令。満足するまではてこでも起きません。それから、自転車とカブと軽トラとワゴンRを追いかけて走る走る。ワゴンRじゃないとダメなのです。おバカ全開で散歩をしてきました。でも、余計に可愛いです(笑)。
2009.08.19
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今日は、部屋の掃除を半分ほどしました。片付けられない女として取材されないように、頑張っています。でも昔のロッキンオンとかNMEとか出てくると、ついつい読みふけってしまうのです…。TVをあまり見ない私ですが、今日は久しぶりにTVの前にじっくり座って番組を見ました。クローズアップ現代の太宰特集。別にどうという驚きがあったわけではありませんが、太宰の書き方がブログ口調に似ているというのには、ほおおと思いました。その後、沖縄慰霊の日に関連したのでしょう、渡嘉敷島での集団自決についてのドキュメンタリーを。手りゅう弾での自決がままならず、実の両親を、弟を、妹をその手にかけなくてはならなかった男性が、戦後64年を経てはじめて、そのときの様子をTVの前で語ったのでした。沖縄や広島で、戦争に関するいろいろな資料は見ていたから、わかっていたことだったけれど、やはり衝撃が大きかったです。その男性は、家族を殺してしまったという重荷を抱えてずっと生きてきました。周囲の人たちから避けられたりして、親しい友人もできずにいるのだそうです。その胸中はいかなる思いなのでしょう。痴呆の症状が出始めたその男性は、渡嘉敷島が見える老人介護施設の部屋で、申し訳ないという言葉と、人が死んで何が国のためだと、ぽつりと言ったのでした。無表情だった目に涙を浮かべながら。ああ、ストップ。ストップ。わかってます、戦争がいけないってこと。わかってます。だから言わなくていいから。
2009.06.22
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昨日今日と、こちらでは蒸し暑い日が続いています。特に昨日はひどくて、省エネという名のもとに冷房を切られた店で、気分が悪くなってしまいました。なんだかどんどん暑くなってきて、顔はかあっと熱いし、腕とか顔とかだんだん赤くなってくるし、頭はガンガンするし、吐き気はするし…。もともと朝からお腹が痛かったこともあり、考えてみれば水分ないわな(苦笑)。休もうにもバックヤードはさらに暑く。それにさあ。休んでいればちょっと視線が痛い。たとえ吐いてぶっ倒れてたとしてもみな無言です。女って怖い!女って怖い!どうしようもないままその日は終わったわけですが、とても自力で帰れなくなり、母親に迎えに来てもらいました。それ、熱中症じゃないの?と言われてそこで気がつきました。そうなのか。熱中症か。今日もそれを引きずっているのか、気持ち悪くてあまり食べる気もしません。昨日から今まで食べたもの→そうめん×1回とポカリ一瞬のダイエットです。
2009.06.11
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8日は、うちのじいさまの誕生日でした。大正10年生まれの88歳。脚は弱りましたが、同世代の人たちに比べたらまだまだ元気です。毎日、庭や畑にいることの方が多いです。滅多に怒ることもないし、ぽろっとひょうきんなことを言ったりして、身内ながらなかなか面白いじいさまだと思います。十分長生きですが、もっともっと長生きしてほしいです。誕生日おめでとう、じいさま。
2009.06.08
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今日はお休みだったので、久しぶりに読書に浸かってみました。といっても2冊しか読んでいませんが…。イアン・マキューアンの「贖罪」読了。これ、映画の「つぐない」の原作だったのですね。読み始めてしばらくするまで、「なんか知ってる筋なんだけど…」と思いつつも気付かなかった(苦笑)。映画観ていないので、借りてこようかなと思っています。キーラ・ナイトレイとジェームズ・マカヴォイだったっけ。人生そんなに甘いもんじゃない。そう思いました。結局、ブライオニーの贖罪は自己満足なのか?年老いて、進行性の痴呆を患う彼女が、自分の記憶が消えてしまう前に、残そうとした小説。あれはどうなるのか。きっと、もみ消されてしまうのだろうな。「愛している。戻ってきて。」何度も出てくるこの言葉が、キリで刺されるように食い込んできて、痛いです。茫洋とした、なんともいえない読後感でした。心地良くはないけれど、気分が悪くなるわけでもありませんでした。プロ野球中継が面白くないので、ヘッセの「青春彷徨」を読みました。こちらは清々しい気分になりました。アルプスで育った少年が、都会で学問を積み、社会に出て行く中で、どんどん人嫌いになっていき、結局、故郷へ帰ることを選ぶ。そんなふうに書いたら、いったいどこが清々しいのかと思いますが。実らなかった恋、かけがえのない友情を築いた友の死、旅先で出会ったあたたかな人々…もう二度と会うこともないであろう存在の重さと、真珠のようなきらめきは、彼が故郷に戻り生を終えるまで、彼の心の中に息づくのでしょう。筋金入りの人嫌いに、天からぽろりと落ちてきた偶然のプレゼントの素晴らしさ。人との出会いの重みは、数だけじゃない。質といったら少し違うような気がするけれど…すべてに質を求めようとしたら、それはあまりに出会いに対して打算的だ。だから、質ではないのだ。でも数ではない。難しい。この言葉で結論を投げ出すのは逃げだけれど、眠れなくなりそうなのでやめときます。
2009.05.27
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今日は、お友達と巷で話題の阿修羅展を見に行ってきました。いきなり行列で40分待ち。でも一人ではなかったので待ち時間もそれほど苦ではありませんでした。それにしても大混雑。展示物の近くに寄って見ても、人の頭ばかりでなかなか肝心の展示物が見えません。これには一苦労しました。阿修羅像の周りは、それはそれはすさまじい人だかりでした。まるでライヴ(笑)。ぎゅうぎゅうの人波にもまれながら見てきましたが、華奢で綺麗なお顔でした。演出の仕方もあるでしょうが、とても神秘的。だけどどこまでも静かな表情。四天王の迫力には思わず口をぽかんと開けてしまいました。圧倒的な存在感と力強さで、見る者の視覚に強烈な印象を与えます。そして、カッコイイ。そして私のスッパイ青春を思い出させてしまったのが、八部衆。迦楼羅!レイガ(違)!五部浄がかぶってるやつ、これ、誰かかぶってたような…ヒュウガ(違)?インドラですって!ヴィシュヌですって!死にそうでした…シュラトの世界…。といっても、今回の展示の興福寺の八部衆は、私が知っている八部衆とは少し違ったようです。ニヤニヤと呟き続けて、友達を困らせました。ごめんなさい。オフィシャル午後は科学博物館で童心にかえってはしゃいできました。今度、空いてるときにまた行きたいな。上野が最近面白いです。けっこう、一日過ごせますね。そんなふうにアカデミックな(?)一日でした。
2009.05.16
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いつもここを見てくださっている皆様のおかげで、このブログのアクセス数が20万ヒットに達することができました。本当にありがとうございます。2003年末に、今はなきLycosのブログから移ってきて(なので、自分でもいつからブログを始めたのか不明です)、もう5年ちょっとここに居るわけです。早いものですね。昔の日記を読み返すことほど気恥ずかしいことはないので、あまり読んだりはしませんが、タイトルを眺めていると、自分が当時どんな音楽を聴いていたかがわかったりもして、思わず笑ってしまいます。途中で嫌気がさして、何度も休止してみたり、暗いことばっかり書いてみたり、なんてワガママで嫌なヤツなのかと思います。それでもここをのぞいてくださっている方がいらっしゃることがとても嬉しく、今では私の活力にもなっています。これからも音楽への「好き」を忘れずに、楽しく書いていきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
2009.05.12
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今日は家人みな出払っていて、私がピート(以下、ピー)の散歩をすることに。なぜか私がリードを持っていくと逃げ惑うピー。やっとつかまえてリードにつなぎかえると、私から逃げようと一目散に走り出すピー。なぜお前は一晩経つと私の顔を忘れるのだ…ピーはそのへんのお利口な犬とは違う野生児なので、飼い主の横について歩くなんてことはできません。行きたい方に行く、それだけ(笑でも、思ったよりも引っ張ることなく、適当にウロウロして1時間経過。しかし、帰ろうと引っ張ると、「イヤ~」とその場に座り込むピー。これが動かないのです。帰りは、私がピーを引きずるようにして帰ってきました。ああ疲れた。しかし、最近ピーはケータイのカメラは大丈夫みたいで、この写真を撮っても知らん顔していました。これも一応進歩なのか…
2009.04.16
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今日(昨日)は上野で終日過ごしました。帰宅して、ちょっとのつもりでPCに向かったら、もうこんな時間です。私がこのブログを書く原動力は、自分の探究心と、あったかいコメント、自分の周りで起きた出来事、いろいろな「+」の力です。こんな時間ですが、私がまたしばらく頑張ろうと思える知らせが届きました。今ここで踊り出したくなるくらいの、嬉しい知らせです。いい加減に、「頑張る」をNGワードから外さなくてはいけないと思います。頑張ろう、もうちょっと。もうしばらく頑張れるよ、私。
2009.04.14
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もうすぐ公開になるレッドクリフPart2への復習として、Part1を先ほど観ました。正直どうなのかなと思っていたのですが、やっぱ、面白いかも。CGはあまり好きではないのですが、やはり「三国志」というネームには弱い、中国文学専攻。ちょっとコメディタッチな部分があったり、痛快なアクションシーンがあったりと、面白いです。あの長々としたラブシーンはなくてもいいような気がしますけれど(笑)。まあ、やっぱり、諸葛孔明は好きなので、金城武の演じた、ソフトでありながら切れ味鋭い部分はとても気に入りました。トニーの周瑜も、ちょっと血気にはやる部分がしっかり残ってて、笑わせていただきました。ヴィッキー・チャオが可愛いです。趙雲役の人がどっかで見たことある…と思っていたら、「藍宇」に出てました。いろんな意味で衝撃的な映画でした、あれは…。それにしても趙雲は神がかり的に強くて痛快。あーカッコイイ!レキジョなんて可愛いものではなく、けっこうなオタクであった私ですが、そんな時分をほっこりと思い出させられたひとときでした。しかし、あの終わり方はいかがなものか。
2009.04.07
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スーパーでこんなのを見つけて思わず買ってしまいました。しかし買って帰ったそばから腹が痛くて食べられないという…。カレーが辛くて帰ったり、シャワーが熱いから帰ったりするワガママリーダーがいるあのバンドが、中高生のころ大好きでした。今は……うーん。再結成もどうかな、と思っています。ライヴ観てないから、偉そうなことは言えないですけれどね。
2009.04.02
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昨日の夜、友達と飲み会をして帰る途中の電車の中から、ずっと片頭痛です。朝方、頭が痛くて目が覚めて、薬を飲んで、ちょっと良くなっていたのですが…。相棒の最終回の最後近くなったらまた痛くなってきました。片頭痛って、横になろうが座ってようが容赦なく痛い。私はたいてい頭の左側が痛くなります。そして、そこをぎゅーっと指で圧迫すると気持ちいいのです。でも指が痛くなるので数秒しかできない…。最近は、吐き気みたいなのも一緒にやってきます。困ったものです。とか言いながらこんな時間まで起きてます(苦笑寝よう。
2009.03.18
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年を取るにつれ、冬場は肌が粉ふき状態になります。これがカッコ悪いしかゆいのです。なので、昨年あたりから、ちゃんとしたクリームでも塗ってみようかと思い、実行しています。効果はしっかり現れ、粉ふくこともなくけっこう良い状態。継続は力なり、と実感しているところです。いつも、この中から適当に選んで使っています。上から時計回りに、クロエ・ボディショップのホワイトガーデニア・サボンのラベンダーアップル、ボディショップのピンググレープフルーツ、ロクシタンの花シア・ローズです。乾燥肌に良いだけでなく、香りでリラックスできるので、今では生活に欠かせないものになりました。次の日が休みだったりすると、必ずクロエを使います。ちびちび、ですけど(笑ホワイトガーデニアは限定だったので、もう買えないな…と思うともったいないような。サボンは、スクラブとダブルで使うと効果が跳ね上がります。ヴェラ・ウォンのクリームも気になります。香水をこないだ買ったので。
2009.03.16
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今日は、友達とカフェ&雑貨屋巡りをしてきました。舞台はギョウザの街。まず最初はこちら、タフドアさんへ。私の行動範囲からは少し離れているので、なかなか行けずにいましたが、今日ついに念願がかないました。路地に入ったところにあるので少し見つけづらいですが、可愛い看板がありました。私がいただいたのはミネストローネのランチ。厚切りのトーストとサラダとドリンクも付いてきて997円。ボリュームもたっぷりでお腹いっぱいになりました。レトロな雰囲気の内装はとても落ち着きますし、BGMも素敵。なんとKOCでした!友達と興奮してしまいました。今日は食事がメインになりましたが、次はケーキを食べてみたいです。東京じゃなくてもこんなに素敵なカフェがあるのです。次はその近くのSpicaroccaさんという雑貨屋へ。ここも路地裏なのですが、可愛いものばかり。手作りの雑貨は目移りしてしまいます。ホームページそして、釜川という川沿いを少し歩くと、また雑貨屋さんを発見。可愛いという以外に形容しようがない可愛いワンコが出迎えてくれました。私、ワンコばっかり見ていたような…(笑夜は、こちらも以前から気になっていた、マルコバーさんへ。「夜のサテン」なんていう看板がかかっていたこともあって、いったいこの怪しげなお店はなんなんだろうと思っていたのです。開店してすぐだったせいか、お客は私たちだけ。カクテルも料理も、おいしいし気取っていないしお値段も良心的で、ここも行って良かった!そしてここのBGMも最高でした。なんてったって、Dylan Mondegreenがかかっていたのです。本当に驚きました。誰かがカヴァーしている、Smithsの「There is a light~」も良かったな。まさか地元でDylan Mondegreenを聴ける場所があるとは思いませんでした。ここならバイト帰りにも寄れそうかな。今日はとても良い時間を過ごせました。
2009.03.13
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最近、自分の時間の無駄遣いがいかにひどいかを考える。いまこうやって漫然とインターネットをしている時間なんか、特にそうだと思う。依存しているのかな、と思う。ネット断ち、とまではいかなくても、時間を減らしたい。その時間、もっと別のことに使えやしないか?いつまでも起きていると、そんなことを考えて、自分がまた嫌いになってしまうのだ。寝よ寝よ。
2009.03.09
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日本人には、こういうユーモアとか想像力とかが欠けていると思うのです。可愛すぎて笑い死ぬ。んで、先ほど書いてた日記の件。Camera Obscuraのニューアルバムです。最高です。いいなあ、ライヴ観てみたいなあ。いいなあ。
2009.03.06
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レスをつけずに申し訳ありません。もう少し落ち着いてきたら…落ち込んでいるところに追い討ちをかけるように、今日(もう昨日だけれど)、悲報が入りました。親分が亡くなりました。父共々、お世話になった人です。上司というにはあまりに雲の上の人で、自分から話しかけるなんてとんでもないくらいに偉い人でした。全然偉ぶっていなかったけれど。役名でなんかとても呼べなくて、「うちの親分は~」とこっそり皆で呼んでいたものです。心筋梗塞。まだ67歳。信じられません。父が奥様にお話を伺ってきた限りでは、親分は、救急車にも自分で乗って、治療室へ入る直前まで、電話はここにかけろ、とか、あれはこうしろ、とか、奥様に指示していたそうです。医師によれば、その状態だったら、普通はその場で意識を失い亡くなっていてもおかしくなかったそうです。それだけ、親分の精神力が強靭だったということでしょうか…。そんな気がします。ポケットに手を突っ込んで、空気みたいにす~っと歩いて執務室に入っていって、いつも持ち物らしいものは持ってなかった親分。雨の日だけ、傘を持っていたっけ。いつだったか、珍しく定時で帰る親分の後ろ姿を見かけたことがあります。雨は止んでいて、閉じた傘をくるんくるんと回しながら歩いているところを目撃してしまって、ちょっと可愛いなと思ってしまいました。思えば、父の娘(おかしな表現ですが)ということで、いろいろと目をかけてもらったと思います。最初、あいさつに行ったときは、「参ったなあ、○○の娘かあ、聞いてないぞ俺は」と苦笑していた親分。何度もいろんなところへ「飲み食い」に連れ出してもらいました。「昼メシだ行くぞ!」と言われて、猛スピードのタクシーに乗せられて、なんだかとっても美味しい蕎麦を食べに行ったり、「飲むぞ!」と、ワカモノにはおよそ不釣合いなオトナなバーに連れて行ってもらったり…社会なんぞロクに知らなかった私には、ワクワクする冒険でした。父も相当ショックを受けていると思います。私の手前、ふつうに振舞っているけれど、ものすごくショックなんだと思います。常々、今の自分があるのは親分のおかげだと言っている父です。来週には親分と恒例の飲み会をする約束だったそうです。「参ったなあ、○○さん、死んじゃったよ」私の顔を見て、父の第一声がそれでした。「飲み会、日程遅らせてなければ良かったな…」ぽつんと漏らしたその一言に、私は思わず涙してしまいました。ああもう、何をどう書きたいのかわからない。親分なんで死んじゃったの…ご冥福をお祈りします、なんてまだ言えない。そこまで気持ちが落ち着いてない。
2009.03.02
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旅の締めくくり。早くも帰国の日が来てしまいました。飛行機の時間が早かったので、7時ごろ出発しました。この日はちょうど日曜日だったので、ラッシュに巻き込まれることもなく、わりとスムーズに空港まで行くことができました。ただ、ペンステーションでまたちょっとうろうろしてしまいましたが…今までNYに対して持っていた印象が覆された旅でした。知らない人に自然な笑顔を向けてくれる人の何と多いことか。私がラッキーだっただけなのか?違うと思う。ペンステーションへ向かう地下鉄の中、涙が止まらない私に「どうした、大丈夫か?」と声をかけてくれた、コワモテのおじさん。そんな些細なことさえ、あったかかった。とかくコミュニケーションを避け、断絶する方へばかり寄っている日本とは、違うのかなあ。国民性なのかなあ。様々な人種が一緒にお酒を飲んで談笑している様もまた、多民族国家の象徴だと実感しました。単なるパックツアーだったら、行くところなんて「観光」っぽい所ばかりだろうけれど、彼のおかげで、「REAL NEW YORK」を満喫することができました。まず、フォートグリーンに滞在することもできないだろうし。その証拠というか、この旅の間、日本料理の居酒屋でしか日本人を見かけませんでした。地図を持ってうろうろしている人にもほとんど会わなかったかもしれません。不安だらけで始まった3泊5日も、あっという間に終わってしまいました。成田へ着くころには、やっと笑えるようになり、迎えに来てくれた両親の笑顔を見て、なんだかほっとしたのでした。楽しかったよ。
2009.02.23
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前日、歩き回りすぎて疲れきってしまい、起きたのは12時近くでした。もう化粧なんてどうでもいいやという状態で、ほぼすっぴんのまま出かけました。旅行に化粧品はいらないです(苦笑この日はブルックリン探索。カフェやレストランが軒を連ねる通りを歩いて物色した結果、盛況な一軒のカフェに入ってブランチを取ることにしました。連れも、入るのは初めてだと言っていました。ここが大当たり。私はリンゴ入りのクレープwithキャラメルシロップを頼んだのですが、これがもうもうもう、美味しかったです。砂糖の甘みはそれほど強くなく、リンゴの薫りがふわ~っと。サワークリームで味が引き締まって、久々に「おいしい!!」スウィーツを食しました。腹ごしらえをして、向かったのはブルックリン美術館です。エジプト展示がわりと有名なので、見てみたいなとツバをつけておいたところです。写真には残っていませんが、オールドとモダンのミックスされた内装は、とても素敵でした。エジプトの美術品展示は、私の心を奪うのに十分で、なんとここで3時間を過ごしてしまいました。これほどの文明が古代に存在し、いまだ核心は謎に包まれたまま。そこが私の心をひきつけるのです。アラバスターでできた彫刻のなめらかな質感には、溜息が出ました。装飾品が今もなお鮮やかさを保ち続けていることも驚きでしたし、ところどころに妙に現代チックな絵柄が出てきたりして、さらに興味深くなりました。美術館内のカフェで一息。こんななんでもないスナックでも、パッケージが可愛いです。そうそう、美術館に行く途中、プロスペクト・パークの横を通っていったのですが、リスがたくさんいました。枯葉がモコモコっと盛り上がると、ぴょこんと顔を出すのです。可愛かった!もうひとつの公園に行って、散歩をしました。これ↑は、たしか、独立戦争だったか(あやふやです)の慰霊碑のような…だったような…気がします。スケボーに興じるキッズを見ながら(日本でカッコつけてやってる子より断然上手い)、こういうところが日本とは違うのかなあと考えていました。ニューヨーク、ブルックリンなんて、流行の最先端にいるといっても過言ではないのに、こんなにもゆったりと時間が流れている。人々はみんな和やかな笑みを浮かべていて、あったかい。ジョギングをしている人たちをよく見かけましたが、それも自然に感じました。生活の中に、とってもナチュラルに位置づけられているのかな。最近日本の雑誌で取り上げられているような、「ザッツ・オシャレ!」な敷居の高さがないように思いました。この日の最大の目的は、「本場のバーガーを食べること」。ガイドブックに載っている店も悪くないそうですが(コーナー・ビストロとか)、そこは観光客だらけで(特に、日本人だそうです・苦笑)行きたくない…という連れが、「ここがニューヨークでいちばん美味い!」というバーガーショップへと連れて行ってくれました。ホントに誰にも言いたくないらしく、「絶対誰にも言わないで!!」と念押しされたので、名前は伏せておきます(笑)。オニオンリングとハインツのケチャップ。これが本場のバーガー…デカイ…!!トッピングのチーズの種類やパテの焼き具合も指定できます。ケチャップ、マスタード、マヨネーズをたっぷり乗せていただきました。美味しい!!表面をカリッとさせたバンズも、塩コショウの効いたパテも美味しいです。肉って美味しいのね~と、アメリカンの気持ちが少しわかったような気がしました。ただいかんせん巨大すぎて、善戦むなしく完食はなりませんでした。「頑張ったよ」と誉めてもらいましたが…荷造りもあるので早めに帰りました。一段落してから、Saturday Night Liveを観ました。下ネタはすっごくよくわかりました(笑The Cheaterも、野次馬根性をくすぐるのに十分。面白かったです。タイトル忘れてしまいましたが、エロネタしか出てこないコメディ映画も観ました。爆笑。気付けばもう深夜。翌日には帰国です。あっという間に過ぎた時間に呆然としながら、帰りたくない…と思いました。ありきたりな言葉ですが、楽しい時間はより早く過ぎていくものです。
2009.02.20
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起き出したのは10時過ぎ。あまりよく眠れず、ぼーっとした感じがしました。これが時差ボケ??ブルックリンの小洒落たカフェにて、ベーグルの朝食を。小さな店で、ホントに近所の人しか来ないようなところだったので、リラックスした雰囲気を楽しみました。隣に座った親子連れの、子供がめちゃくちゃ可愛かったです。メロメロでした(笑「グラウンド・ゼロ」を訪れました。思ったよりもずっと広い敷地で、ここに建っていたビルが一瞬にして崩れ落ちただなんて、信じられませんでした。爆風の被害をこうむった周囲のビルは、いまだ改修工事をしているところもありました。「9.11の後、ここを見たいという観光客が増えて、戸惑った。ここに住んでいる人間だったら、あんなもの見たくないし、見たいって人の気が知れなかったよ。頭がおかしいと思ったよ」もちろん、ここを見たいっていうきみの気持ちはわかるけれどね、と、連れは呟きました。ごめん、としか言えませんでした…。新しいビルの建設が始まっていました。星条旗がかかげられ、1フロアが完成するごとにその位置が上がっていって、完成したら、頂点にそれが翻る仕組みみたいです。こういうところは、アメリカ的発想だなあと思いました。NY市庁舎、ブルックリン・ブリッジ、ニューヨーク郡裁判所周辺を歩きました。この辺の建物は、古いけれどその古さが趣と荘厳さを感じさせる、日本にはないものを感じました。ビジネスマン!な人たちを多く見かけました。ハイヒールにトレンチで颯爽と歩く女性が素敵でした。チャイナタウンへ足を踏み入れると、もうそこはアメリカだなんて思えません。聞こえてくるのは広東語。残念ながら私には字面しかわかりませんでしたが、なんだか懐かしい気分がしました。忘れていたピンインをちょっと思い出せたような気が。そこからSOHOへ。本場のリーバイス・ストアには入ってみましたが、サイズがどれも大きくて断念…。さて、うろうろしていると、SABONを発見!連れが「こういうとこ好きでしょ」とずかずか連れていってくれました。東京のSABONには行ったことがありません。行ってみたいけれどまだ行っていないのです。笑顔の可愛い女の子が迎えてくれて、さっそくスクラブを試させてもらいました。おお、ツルツルなのにしっとり!!なんだこれ!彼女はイスラエル出身なのだそう。「日本にもSABONあるから、行ってみてね~」と。ラベンダーローズのスクラブとクリーム、グロス等々買ってしまいました。そして歩いていると…Ben Shermanを発見!!広っ!!店員さんみんなカッコイイ!!グレンチェックのショートトレンチが可愛くて悶絶でした。ベルスリーブなので余計に可愛くて…。また、店員さんが「………perfect!」なんてお世辞を言うものだからつい…買う(苦笑グリニッチ・ビレッジへ向かう途中では、フレッド・ペリーにも立ち寄ってみました。連れがドカ買いしてました。Other Musicという、「ザ・レコ屋!」的なレコード屋さんを見てきました。新宿のVINYLみたいな感じでした。適度に薄暗くて適度に汚くて(笑)、並んでいるものは…お宝。あ~本場だ~と妙に感激しました。カフェで休憩することが多かったのですが、NYには本当にカフェが多いです。スタバも歩けば山ほどありますが、もっと素敵だしおいしいところがあります。日本食スーパーなどを冷やかし、アイリッシュ・スタイルのバーへ。観光客は皆無で、週末の夜ということもあり、次から次へとお客さんが入ってきます。心地良い喧騒でした。お酒を片手に、友達とお喋りをして過ごす時間。東京にありがちな、ツンとしたところがないし、個々の仕切りみたいなものがない。日本人は、何となく壁があるような…と思いながら、オーナーさん(若くてイケメン・笑)とお喋りさせてもらいました。ぜひとも、外国で日本食を味わってみたいと主張し、連れて行ってもらったのは、名古屋の方が経営している(たぶん)居酒屋。流れてきたのがSmiths、その次が日本の演歌というミックスっぷりに驚きましたが、とってもクールですね(笑料理はとても美味しかったです。日本人でよかったとしみじみ思いました。音楽談義に花が咲き、「オールタイム・ベスト・アルバムを5枚挙げよ(理由つき)」で2時間近く激論してしまいました。帰宅後は、映画チャンネルで「Brave One」(ジョディ・フォスター主演)を観ました。重かったです。でも、正義とは何なのか、それを考えさせられる作品でした。こういうので観るNYがすべてだと思うから、「危ない、怖い」としかイメージを抱けないのです。でも、実際はそれだけじゃない。基本的にみんな親切だし、その点では日本よりコミュニケーションが円滑にいっているかな、と思いました。ただ、エンディング直前で爆睡し、翌日の起床後、HDに録ってあったのをこそっと観ましたよ…(笑
2009.02.19
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結局、デジカメケーブルを紛失したらしく…写真がUPできません。これからオンラインで注文します。NYに行こうと思い立ったのは、12月の下旬に入るころでした。急に言い出したので、家族は驚いていましたが…。出発は2月12日、コンチネンタル航空に乗りました。でも、コンチネンタルって、JFK空港ではなくてニューアーク空港に着いてしまうのです。何も知らなかった私は、HISのお兄ちゃんに言われるがまま選んでしまったのですが、後になって後悔しました。今度からはJFKに着くほうにしよう…。緊張のあまりハラを下し(苦笑)、飛行機の中では寝付けず、映画を観たり音楽を聴いたりしていました。ボーン・アイデンティティーと、プライドと偏見を観ました。着陸時にかなり揺れて、私の周囲では気分が悪くなる人が続出しました。お茶がこぼれるくらい揺れたので、ちょっと怖かったです。しかし、なんとか12時間ほどの空の旅を終えて、アメリカの地に立ちました。現地時間の16:30くらいだったかな。さあ、これから滞在先まで、私の冒険が始まります。これが今回の旅行の最大の難関です。ひとりで電車を乗り継いで行かなくてはならなかったので、心臓が爆発しそうなほどドキドキしていました。だって、全部英語じゃん!!わかんない!!まず、エアートレインでニューアーク国際空港駅まで。なんとか行けました。そしてそこからNJトランジットに乗り換え、ニューヨーク・ペンステーション駅まで。日本の電車は、何度も何度も次の駅をアナウンスしてくれますが、こっちは全然…自分がどこの駅にいるかもわからず泣きそうになりましたが、なんとかここも成功。ペンステーション駅はけっこう大きいです。もう、全然わからない。これは聞くしかないと、意を決して、警察官の方に「Cラインってどこですか」聞いて、地下鉄までたどり着きました。しかしCラインのホームにEもAも入ってくるしなんだかわからないので、隣に居たおばさんに「Cラインでダウンタウン方面ってここでいいんですか」とたずねると、「じゃあ来たら乗っけてあげるから」と。まもなくやってきたCラインに、「これで11番目の駅ね」と乗せてもらいました。ありがとう、親切な方。当たり前だけど、いろいろな人種が混在していて、なんだか変な感じがしました。東洋人をほとんど見かけなくて、「あ、私ってガイジンなのね」とふと思いました。目的の駅は、Lafayette。ブルックリンのフォート・グリーン地区にあります。地上に出ると、よろけそうなくらい強い風が吹いていました。あとでニュースで見ましたが、この日の強風はすさまじかったらしく、信号機が取れてしまったりしている様子が放送されていました。ここでたぶん19時くらい。ようやく、迎えが来てくれました。安堵感が大きすぎて、一気に力が抜けてしまいました。初めて行く国で、初めて現地の電車に乗って、ひとりで目的地まで行くなんて、私にとってはものすごい大冒険でした。「ホントよくやったよ」とほめてもらいましたよ…(笑夜はJamのDVD鑑賞会をしました。いやーポール師匠の若かりし日のお姿は美しい…!!Smithsをかけて雄叫びをあげながら踊ったりしてました。時差ボケっぽくて、寝るのはどうでもよくなっていたりしたので(笑そんな感じで、なんとかNYにたどり着くことができたわけです。以上、導入終わり。
2009.02.17
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本日、NYより帰国しました。あっという間の3泊5日でした。楽しすぎて、本当に帰りたくなかったです。涙が止まらなくなるほど、帰りたくなかったです。けれど、すごく素敵な思い出ができました。私にしては珍しく、けっこう写真も撮りました。デジカメのケーブルが見つかったら、UPしようと思います。どこいったんだろ…。
2009.02.16
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本日より数日間、家を留守にします。今日は成田泊、翌日からNYへ行ってきます。飛行機乗れるのか…電車乗れるのか…無事にたどり着けるのか…そんなことばっかり不安です(苦笑
2009.02.11
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気疲れしてるなあ。最近テンションが高いまま過ごしていたので、反動がちょっと怖いです。支離滅裂。楽しみだけど不安。なんだかよくわからない。ほんとよくわからないけど疲れているような気がする。いや、甘えだな、これは。寝た方が良さそうだ。
2009.02.08
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2月14日はバレンタインデーです。毎年、何故女子ばかりが男子にあげなくてはいけないのだろうと疑問に思ってます。男子がくれたった良いじゃないか。今日から、私が働いているところでも、バレンタインの催事が始まりました。休憩中にこそっとのぞいてきたのですが、すごい人・人・人…今年は、参加しているお店もけっこう豪華な感じです。地方の割にはね。ぶどうをワインで漬け込んで、チョコでコーティングしてあるのが美味しかったです。ワインと一緒で、長く置けば置くほど味が出てくるのだとか。しかし、カタカナの店名が多すぎて、まったく覚えられませんでした…。明日も行こう。話は変わりまして、素晴らしいアルバムに出会いました。Beachfield。Go-Betweensのドラマー・Glenn Thompsonのソロです。これはもう手放しで激賞します。文句なしです。ここ数日、インダストリアルな感じのものとか(Nitzer Ebbとか)、エレポップとか(OMDに惚れてしまいました…)ばかり聞いていたので、作りこまない音が余計に新鮮に感じるのかもしれません。
2009.02.05
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今日明日はお休みです。新しいケータイを買いに行ってきました。いま私が使っているSH902は、あちこちキズがついていたり、キーがよく反応しなかったりということもあり、そろそろ変えどきかなあというところだったので。また、海外でも使えるケータイがいいな、と思ってもいました。で、これにしました。ワンセグとか音楽とかお財布とか、そういう機能は正直まったく必要としていないので、見た目と操作感で選びました。N-02Aのブルーです。店頭で見て驚いたのですが、本当に薄い!!イルミネーションみたいなキーの点滅も綺麗。自分のものとしては初めて使うNationalのケータイなので、多少操作に戸惑いますが、そこは昔取った杵柄というやつで、なんとかなりそうです。これなら、ジーンズのポケットに突っ込んでもボコッとならなくていいかも。ストラップをつけずに、シンプルにいこうと思います。3日ほど前からノドが痛いような気がしていて、また風邪を引いたかなと思っていたのですが、昨日になって突然、猛烈なくしゃみが…。そして今日も。病院に行ったら、先生に「そりゃ花粉症でしょ」と笑われました。先日の風邪騒ぎで、花粉症の薬どころではなかったのです…ああ、後悔。地道に今日から薬を飲みます。
2009.02.02
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ファイアーエムブレム 手ごわいシミュレーション勝って来るぞと勇ましく危なくなったらスタコラ逃げろおごれる者はドツボにはまる今日、お風呂の中でふと思い出した懐かしい歌です。ファイアーエムブレムという、任天堂から出ていたファミコンソフト。出たころは、いわゆる「クソゲー」の評価が高かったみたいですが、後々カルトな人気になっていったみたいです。私はクソゲーということも知らずに購入し(当時おそらく小学生)、説明書も読まずに始めたおかげで、ユニットの動かし方もわからず、死んだら復活しないということも知らず(ドラクエみたいにザオリクとか教会で生き返ると思ってた)、ひどい有様でプレイしておりました。私がプレイしたことがあるのは、暗黒竜と光の剣、紋章の謎、外伝、聖戦の系譜です。やっぱり暗黒竜~がいちばんかな。そしてファミコン版で。しかし、ひとたびコツを覚えると、まさに「ドツボにはまる」ゲームでした。戦略練るのは楽しいし、キャラの相関図もけっこう練りこまれていて面白いし、いわゆる「経験値稼ぎ」的工程が大好きな私にとっては、本当に飽きないゲームだったのです。1コマ・1ターンの移動が命取りになる、そのスリルがたまらなかった!ユニットがクラスチェンジしたときは嬉しかったなあ。ファミコン時代なので、馬に乗る・降りるの選択もなく、最強パラディン軍団を作って悦に入ってました。後、スーファミで出たときは泣く泣く勇者軍団に切り替えましたが…(でもカインだけ特別枠)。しかし、ラスボスがこんだけ弱いゲームもあんまりないかなあ。え、レベル上げすぎ?ドーピングしすぎ?すみません、ちょっとオタク的な話になっちゃいました。見たことある方、います?しかし、ゲーム界の内情なんぞ知らなかったので、横井さんが亡くなっていたことも、加賀さんが最初のころしか関わっていないこともまったく知りませんでした…。
2009.01.28
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remaking America聞いていて、じんわりとした安堵が漂ってくる、重厚なスピーチだった。これからアメリカがどうなっていくのか、彼がどうしていくのかはまだまだ未知数かもしれないけれど、何にせよ、頼もしいリーダーの誕生は、とても羨ましいことだ。国民性の違いかもしれないが、私たちはかつて政治に期待したことがあるだろうか。政治家のスピーチなんて、嘘ばっかりだと信じて今まで生きてきた。そして、失望感をいつしか政治への無関心へと同化させて(すりかえて)しまったのだ。だから、あんなふうに、涙を浮かべながら、あるいは微笑みながら、耳を傾けている人々の姿を見ると、本当に羨ましくて仕方ないのだ。0時くらいから3時まで、ネット中継を見ていた。ラッキーなことに、私が見ていた局は非常に軽くて、画質もとても良かった。CNNなど主要局はおしなべてダウンしていたらしい。さすがネットに関する第一人者のアドバイスは的確だった。感謝だ。今まで、アメリカのことなんて、人並みかそれ以下にしか関心を持たなかった。でも、今はもっと知りたいと思う。多くの人々が失望することのないように、私の大切な人が失望することのないように、アメリカの新しいリーダーには力強く国を導いていって欲しいと思うのだ。
2009.01.21
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0時くらいからずっとワシントンの様子見てました。さて、寝ますか。
2009.01.20
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もう髪の毛もかなり伸びてきて、寝ぐせもつきやすくなっていたので、今日は美容院へ行ってきました。もちろん担当はいつもの方で。とりあえずショートボブにしたい、という要望しかなかったので、細かいところはほぼお任せにしました。いつものようにアヴェダでシャンプー&マッサージしてもらって、もうここで眠い…担当のIさんはホントに話も面白いし、美容師らしくない美容師な雰囲気で、大好きです。面白い話をしながら、サッサッサ~と仕上げてくれます。見事。こんな感じになりましたwith Paul師匠アヴェダのドライレメディーのおかげで、髪はとっても健康です。もう染める気にもならないし、伸ばす気にもならないので、きっとこのへんの長さのままでいるんだろうなあ。JILLにも顔を出したら、春物が沢山入荷していました。どれも可愛くて目移りです。ペールブルーとオフホワイトのボーダーニットと、デニムのショートパンツです。ニットは、ケーブル編みになっているところと春らしい色使いが気に入りました。ショートパンツは、裾にちょこっとフリルがあしらわれているのがポイント。色が黒なので、甘すぎなくて良いです。デニムは一年中使えるし…。今まで黒一辺倒でしたが、今年はもうちょっと明るい色のコーディネートに挑戦しようかな、と思っているところです。
2009.01.15
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ブログはバカみたいにキチキチ更新しているんですが、先週は盛大にハラを壊し、元々の休日とハラ痛による休みとで、ほぼ一週間仕事を休んでおりました。急性腸炎に近いような感じで、ひどい目に遭いました。今もまだ胃腸は本調子ではなく、多少前屈みになりつつ(苦笑)仕事をしています。腰にホッカイロを背負ってみたり、ハラマキをしてみたり、せめてもの抵抗です。一週間働かないと、完全に仕事の調子も狂ってしまい、要領は悪いし脚はガクガクするし、けっこう困ったものです。やっぱり3勤1休くらいのペースがいいのかも。タワレコのワゴンで見つけてきたChris Taylorくんに癒されております。メロが泣かせてくれるとことか、昔のmaeとか、最初のころのCopelandとか好きな人なんかにもいいかな、と思ったりします。The Tellersもなかなか良かったです。うんうん、たしかにLibertinesがアコギポップしたらこうなりそうかも。新譜がぽろぽろ出ていますね。Razorlightの国内盤が気になります。Riversは予約したから買います。来週のFranzも楽しみ。兄貴がどこかから掘ってきたJames Kirkのアルバム、とっても良いそうなので欲しいなあ…。
2009.01.13
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2日から本日4日までせっせと仕事に励んでおりました。ただ、体調が最悪この上なく、貧血でフラフラでした…。それでも、特別手当が出る年末年始なので、休まず頑張りました。出勤前に、同じフロアで開催されている古書の市に行ってきました。これは毎年年始の恒例イベントで、私ももう何年も前から通っています。本日の収穫は、古代オリエント文明 / P.アミエ 鵜飼温子訳愛の妖精 / ジョルジュ・サンド 宮崎嶺雄訳危険な関係(上)(下) / ラクロ 伊吹武彦訳阿片 或る解毒治療の日記 / コクトー 堀口大學訳ラスト・タイクーン / フィッツジェラルド 大貫三郎訳トレインスポッティング / アーヴィン・ウェルシュ 池田真紀子訳最後のロシア大公女マーリヤ 革命下のロマノフ王家 / マーリヤ大公女 平岡緑訳狂王ルートヴィヒ 夢の王国の黄昏 / ジャン・デ・カール 三保元訳以上です。個人的にルートヴィヒリヴァイヴァルな時期だったので嬉しい収穫でした。ああ、ヘルムート・バーガーが演じたあれが懐かしい…相変わらず仏文学が好きです。露文学はちょっと重たくて、英米文学は軽い感じ。仏文学のねっとりとした恋愛模様がいちばん好きだったりします。そして何よりエレガント。コクトーのこれ、堀口大學氏の訳ということもあって買ってしまいましたが、旧字体ですっごい読みにくい…たしか、ワイルドの獄中記もそんなだったような覚えが。読むのに時間がかかりそうです。これらに加えて、読み続けている塩野七生さんのローマ人の物語シリーズがあるので(まだ半分しかいってない…)、休憩時間は格好の読書時間になることでしょう。
2009.01.04
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今日でやっと今年の仕事が終わります。ってなんか当たり前ですけど。遅く出勤、早く閉店なので楽といえば楽です。早いもので、もう2008年が終わってしまいますね。何回も書いているような気がするけれど、年々時間の経つのが早くなります。そして、記憶力の顕著なる低下。今年の前半の出来事が、その前の年の出来事とかとごっちゃになっている時点でもう老化の始まりかと思われます…。今年は、鬱を患ってからではいちばん安定した年になったのではないかと思います。後半ちょっとゴタゴタしましたが、基本的に大きな波がそれほどなく、寝込むこともあまりありませんでした。ただ、単なるモラトリアムだったのだと言われれば、反論の言葉もありません。また、忙しさにかまけて、飲み会に顔を出せないことが多く、明らかに友達減りました(苦笑)。でも、それでも連絡をくれる優しい方々は、私には勿体無いお友達です。そして今年は手痛い目に遭いつつも素敵なことがあったりもしました。何年かかってもダメなものはやっぱりダメだということがわかりました。一方、私を理解してくれる人の存在の大きさに気付いたりもしました。つまるところ、今年はなかなか良い一年だったということだと思います。だって、Brett2回も観ちゃったしね(笑)。みなさま、来年もどうぞよろしくお願い致します。
2008.12.31
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あっという間に今年もあと2日。そんな風に時間に追われる中、ウチのばあさまは偉大だと感じた次第であります。「黒くても白くても黄色くても、同じ人間だかんな(前後大幅省略)」正直なところ、こんな田舎にいるばあさまくらいの年齢(アラウンド80)で、こういうことが言える人はなかなかいないのではなかろうかと思います。何より、私自身、ばあさまの口からこんな言葉が出てきたことに驚きました。最近まだらボケなばあさまですが、このときはすごく透徹していました。たった19で、半ば政略結婚のごとくじいさまに嫁いできて(けど、この仲の良さはホントに羨ましいです)、お嬢だったばあさまは、ド田舎のしきたりにとても苦労したそうです。それこそ女中のように、それ以上に、毎日家事と家業に追い立てられて、実家の母は(ばあさまの母)こっそりと娘の様子を見に会いに来ていたそうです。こんなはずじゃなかった、と。たぶん、ばあさまがようやくほっとできる日々に腰を落ち着けられたのは、ひいじいさんが往生してからだと思います。それはたった15年ほど前のこと。人生の半分以上を、すさまじいストレスの中で生きてきたばあさまは、本当に強い人だと思います。「まだ先が長いんだから、何回でも人を好きになりな。それが一時のことだったとしても、いい経験だったと思えばいい」ちょっと涙が出そうになりました。じいさまはといえば、その横で、私とばあさまのやり取りを、黙ってじっと聞いていました。そして一言。「オラもおばちゃんと同じだ」素晴らしい、私にはもったいなさすぎるほど立派な祖父母です。
2008.12.29
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昨日(というか今日)は、朝方の4時まで起きていました。大学時代だったら、1限行くために起きる時間でした。直前の日記に書いたDramaramaを聴いています。クリスマスプレゼントに、とアルバム全部落とさせてもらいました(すみません買わなくて)。日本語で検索しても詳細なDiscographyがわからないので、面倒だけどWikiとか英語のオフィで情報を拾い読みしています。てっきりUKのバンドだと思っていたら、USなんですね。youtubeでPVを見ると、まるでヘヴィメタルバンドみたいなシンガーがロン毛振り乱して歌っているので、びっくりしました。でも、メロディはちょっとビターで、どことなくSmithsっぽい苦味があるような気がしました。Wikiにはパワーポップって書いてあったけど…。ときおりシャウトっぽいのが入るのですが、それが、魂の叫びとまでは言わないけれど、何か抑えきれない悲しみを振り絞るようで、胸が痛くなるような感じでした。anything, anythingという1曲が素敵でした。私でも聞き取れるサビ部分の歌詞は、たしかに、胸が痛くなります。Dramaramaは1982年から1994年まで活動していて、2003年?2005年?くらいに一度再結成してアルバムを出したみたいです。でもそのアルバムは聴かなくていいと言われました(苦笑)。…聴いてみよう。
2008.12.25
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私は明日はお休みをいただいているので、クリスマス商戦は今日で終わりを告げました。週末から今日まで、戦場のようでした。怒涛のラッピング攻勢には、不器用な私は本当に手こずりました…。そして頭上で繰り広げられる杉下右京さんジャイアンリサイタル・カリフォルニア・コネクション。死にそうです。水谷さん、歌わない方が素敵ですよ…と諭してあげたい(笑そんなわけでブログの更新も停滞気味です。そろそろ年間ベストなどを…と思っていたのですが、とにかくむちゃくちゃ眠いし、ここ2週間ほどで素晴らしいアルバムばかりに出会ってしまったし、どうなることやら…というところです。現在のローテーションは、Bjorn Klienhenz・Emiliana Torrini・Fredrik・The Margaretsで不動です。いやあBjorn Klienhenzは予想以上に良いですね。Fredrikも、派手さはないのですが、何度も何度も繰り返して聴きたくなるアルバムです。最近ちょこちょこと古いの(といっても80年代がメイン)を聴いています。今日の教材はDramarama。良いじゃないですか!ホントに何も知らないなあ、私…。
2008.12.24
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