■二人目出産



2005年7月31日。その日も突然やってきました。妊婦ちゃん

めいたんの時と予定日も4日違い。
中途半端にズレるなら、誕生日も一気に出来るし
いっそ同じ日に産まれてくればいいのに!
というズボラな親の思いと
自分だけが主役の日なんてそうそうないんだから、
誕生日くらいは別々に祝ってやりたいという思いと
両方の気持ちを抱えながら、何事もなく過ぎていっためいたんの誕生日。

2歳の誕生日はちゃんと祝ってあげられるのだろうか?
入院中とかであやふやに過ぎていってしまうのだろうか???
という心配をよそに、家族3人で、
ねぇちゃんの誕生日をちゃ~んと祝ってあげることができました♪


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一人目出産は予定日より1週間早く、39週と0日で産まれてきたので
予定日超過の友人のドキドキ感は未体験ゾーンの私。
たった一日の予定日超過だけれども、周りからさんざん
『二人目は早まるから』だの『まだかまだか』だの言われ続けていたし
何よりもめいたんの時よりもはるかに大きいお腹を抱えての
酷暑の京都の夏。そして一人目出産の時のように
のんびりしていられないのが二人目出産の定め。
早く産みたい時に限って、なかなか出てきてくれないもんなんですねぃ。

病院の先生にも『二人目が早いっていうのは、出産時期が早まるんちゃうで。
産気付いてからの出産にかかる時間が早いだけや。』
と言われて納得。赤ちゃんの在胎週数にはちゃんと意味があるので
そうそう早まることはないのだそうだ。

ふむふむ。わかっちゃいるけど、はよ出てきて欲しいなぁ。
と、酷暑の夏の京都。
そして暴れん坊のメイ太郎を抱えての公園。
結局臨月、出産直前まで公園で滑り台までつきあわされてましたね。(;´д`)トホホ。
帰りたいのに帰ってくれない。
無理やり家に連れて帰ろうとするとひっくり返って泣き叫ぶ二歳児。
泣きたいのはこっちや!!!(´Д⊂グスン

そんなこんなでデカイ腹抱えて泣きながら耐え抜いた臨月。
こんなにつらいのは一人目出産時にはなかったなぁ。
やっぱお昼寝とかする時間もあったし、
今思えば本当にお姫様出産の一人目出産。ありがたやありがたや~。


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あきらめかけた頃にやってくるのが陣痛。
・・・・なのかどうなのか?
その日も予定日過ぎて完全に開き直ってもうどうにでもなれな私。
ダンナとめいたんと、故郷から出張ついでに京都に来ていた実父と4人で
大蔵大臣の鶴の一声にのっかって豪華ランチに出動!!!!
・・・・・の予定でした。

10時すぎの新幹線で京都についた父が我が家についたのが10時半くらいだったかな?
その頃私とダンナはパソコンの前で何食べようか?
どうせだったら我が家では絶対に手の出ない贅沢ランチを頂きたい一心で
余裕しゃくしゃく京都の美味そうな飯処を探しまくってました♪

確かに今思えば、何度かおなかが痛かったりしたのですが
便意と共に出せば消えるものだったので気にもとめてなかったんです。
それでもコレが陣痛でありますように!
との願いを込めてひとりで勝手に
『絶対本陣痛につなげてやるぅぅぅぅぅ~』( ̄‥ ̄)=3フン 
と、はりきって台所でもスクワットやらなんやらやってましたね。

絶対今日産んでみせるから!
万が一産気づいた時のために病院近くの方に食べにいこうや!
と言い出したのも私。
『ありえへんありえへん。』
と、バカにされながらも意見は聞いてくれたダンナと父。
今思えば本当にそうしておいて良かった・・・・。


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あれ?

もしかして?

って思ったのは何時くらいだったんだろう?
『やっぱりこの痛み。知ってるかも?!』

って思ったのは車に乗って昼飯食べに行く途中の車の中でした。
ためしに時間を計ってみたら2分間隔。


いやいやまさか。ありえね~!!!!!


あまりの規則正しい間隔と、言ってる間にどんどん痛くなってくる下腹部。
いますぐどうこうって訳ではないかもしれないが
この頃にはすでに陣痛が始まったという確信はあったので
とりあえず車の中から病院に電話。


『昨日予定日の○×ですけれど、痛み的にはまだ生理痛のひどい版くらいな んですけれど
 間隔は2分なんです・・・。これからお昼ご飯食べに行くんで、そのあと 病院行ってもいいですか?』

なんて言いながら、その間にも陣痛の波が来てました。

その時の私の声を聞いて看護師さんが

『一人目も早かったみたいやし、一度先に病院来てみて~。
 外で産んでも知らんでぇ~。』

と言うのでそのままご飯食べる予定だった店を通り過ぎて病院ついたのが
午前11時すぎ。

でもでも。この頃にはすでに痛みはかなりのものになっていて
分娩室でとりあえず内診してみようか?
と言われたときには自分でパンツおろすのもしんどくなってました。
σ(TεT;)

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その様子を見て看護師さん。和室分娩希望やったなぁ?
と聞くやいなや私を和室へ誘導。
パンツを片足の足首にひっかけひきずりながら
命からがら和室にたどりついたような気がします。

内診してみた助産師さんが
『いや~。もう6~7センチ開いてるわ。
我慢強いんやなぁ!!!!
お父さん~!!!!めいちゃん~!!!!はよ来て~!!!!
もう産まれはるでぇ~!!!!!!!』
って叫んでますよ!!!!!

Σ( ̄□ ̄;)
ほんとにもう産まれるんですか????????


そんな事言ってる間に破水!!!!
そして出産!!!!


ええええぇぇぇぇぇぇっ!!!!
早い早いとは聞いてはいたが、ここまで早いとは!|||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| まじ~~?


ちょっと大きめだったから病院までもったけど
めいたんくらい小さかったらホンマに外で伝説作ってたで~。
とは院長談。ゞ(≧ε≦o)
病院ついて15分とかでしたからね。
三人目があるならホンマに要注意!!!!!
と、念を押されました。
三人目をもしも授かることが出来たならば、
どうせならもともと希望だった自宅出産にしようかなぁ。・・(#´艸`)


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ということで、一人目出産の半分の時間で出産・・・・・
ていうのが二人目出産のセオリーらしいけれど
そのセオリーをはるかに上回る、陣痛開始から1時間という
超スピード出産で誕生した第二子。

あまりに早くお産が進んだために赤ちゃんがびっくりしたらしく
羊水混濁があり心拍にちょっとした乱れがあったので
産後2時間ほど保育器で様子を見ることになりました。

2005年7月31日午前11時42分。
3300グラムと、めいたんとは比べ物にならないくらい
しっかりした我が家のニューフェイス、シャバに登場♪
っていうか、ホンマにデカっ!!!(笑)

2500グラムと小さく産まれて小さく育ててしまっためいたんと正反対に
3300と、大きく産まれて大きく育ちそうなボクちゃんです。
そう。あこがれのチンポコ育児の仲間入りです♪


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でも今回、なんといっても特筆すべきはめいたんの立会い出産!
2歳はまだ早いのか?
でももう実は何でもわかってるんじゃないやろか?
と出産前は気持ちはゆらゆらしていたのですが、助産師さんの

『1歳半くらいから、赤ちゃんはみんな分かってますよ♪
長時間のお産でとなりで寝てた子が、赤ちゃんが産まれてくる直前に
目を覚ますってのはよくあることなんです。大人よりずっと
いろんなことを分かってるんですね。きっと。』

っていう言葉で決心!
もちろんお産が夜中になったりしたら考えたかもしれないけれど
流れにまかせた結果、ダンナの月2日しかない休みの日の日中。
家族全員そろうのはここしかない!という日と時間を選んで
赤ちゃんは産まれてきてくれました。


最初まだ陣痛の合間は余裕があったので、めいたんとお話したり絵本読んだり出来たし
めいたんも余裕があって『いたいのいたいのとんでけ~!!!!』
してくれたり、
『ママ、いたいの?だいじょうぶ?』なんて聞きながら
よしよししてくれてたりしてたんです。

めいたんがいいこいいこしてくれたらママ、なんでも頑張れちゃうぜ!!!


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そんなほんわかムードの立会い出産も、最後まで続くわけではなく
私の陣痛が本格的になればなるほど、実におうちっぽい和室の分娩室にも緊張感が!
めいたんも私のただならぬ痛がり方と雰囲気に飲まれて
途中からわんわん泣き出してしまいました。

怖い思いさせちゃったんじゃないだろうか?
かわいそうだったやろか???

なんて想いが頭をよぎりました。
産まれる直前は『ママ~っ!!!!!!』
って、すごい形相でしがみついてきましたからね。
私がどうにかなっちゃうと思ったんだろうか・・・。
心配させてごめんね。


でもでも。
赤ちゃんが産まれた瞬間には、ちゃ~んとわかってるみたいで
『赤ちゃん、出た。』
ってポロリと涙流してました。

パパが『ママもメイも頑張ったね。』って言ったら
うん。メイ、がんばった。って言ってたけど
ほ~んと、めいたん。よく頑張ったね!!!!!!
途中、ホンマに立ち会わせたことを一瞬だけ後悔したけれど、
出産終わってみたら絶対良かった!と思いました。
メイの心にもきっと、深~いところで記憶に残っているのだと思います。

おなかの中にいるときから赤ちゃんには話しかけたり、なでなでしたりしてたけれど
めいたんが、名実ともにおねぇちゃんになった瞬間。

家族みんなでこの瞬間を迎えられたこと。
本当に嬉しかったです。

赤ちゃんはちゃ~んと時と場所を選んで、
一番いいときに産まれてくるって・・・・・・

本当なんですね♪


私たちのもうひとつの宝物。
シャバへようこそ♪
これからも末永くヨロシクね。



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