其のニ


冬の寒いときだったけど、君は背中の開いた服を着て踊っていた。
あの時、君が僕に微笑みかけたように見えたんだ。
次に会う約束をするまで僕はずっと君のことを考えていた。
会った時は何を話していいか分からなくてタバコばかり吸っていたけど。
「僕のことをどう思う?」って聞くだけで精一杯だった。
僕は口下手だけど、他の誰にも渡したくなかったから勇気を出したんだ。
初めて君の部屋で過ごしたとき、君は僕にタトゥーの理由を聞いたね。
僕は後悔してたけど、もう消えることはないんだ。
僕は君に言えないことをしているから。
君のルームメイトがいないとき、君は「寂しい」と僕に電話してきたね。
真夜中だったけど、会いたくて会いたくてバイクを飛ばしたんだ。
君があの夜泣いた理由が僕には分からなかった。
僕が君に言えないことがあるように、君にも言えないことがあるのかい。


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