『3年教科書つまり現在使っている教科書に「写真」という表題の日本の伝統について論説文が載っていた。それによると、我々日本人は、瞬間性に価値を認める民族で、それがゆえに、瞬間を記録するという日記の伝統とそれを芸術化する俳句の伝統との上に写真文化が発達したそうだ。ぼくの場合は、とても芸術化するようなことはできないので日記を書こうと思う。 今大きな転換期にさしかかっているように思う。もっともこの転換期は大学進学率が上がるにしたがって、誰でも経験する、言ってみれば平凡なる転換期なのかもしれない。まあともかく、現在のところかかる問題がいちばんの重大事であろう。精神的にはかなり劣性でつねに浪人という壁と背中合わせに生活しているような気持ちである。なるべくならその道は歩みたくないのだが、大学側でぼくの安直な考えをたたきのめし、強い人間になるためのコースへ押し込めるかもしれない。強い人間になるためのコースは、精神的に今以上に苦しいところであり、強い人間になるどころか、二度と立ち上がれることのできないようになってしまう。生物学的には、単にこれは自然淘汰というのであろう。しかし、このコースをうまく乗り切れたら……後のことはわからん。論評を避けます! From Shizuoka with Love M.Hattori』