Honey in America

the very last day

遂に来てしまったこの日が・・・。彼が帰国する日。どことなく、彼は口数が少ないように思える。空港に向かうまでの間、あたしたちは部屋でぼーっと過ごす。特に何を話すわけではないけれど。。。二人はぴたっとくっついて座っていた。テレビをボーっとみていた。あたしは、彼がいなくなることの寂しさをあまり実感していなくて、普通に過ごしていた。そろそろ空港へ向かうべき時間がくる。あたしの家族全員で彼を空港まで送り届ける。最後は、みんなで晩餐会。いつもおなかすいたすいたっていっていた彼。この旅、一緒に食べれる最後の食事だなぁ。腹ごしらえをして、彼を見送る。搭乗口の付近で最後のお別れ。最後にぎゅ～っとハグ。何度も何度もハグをして、次いつ重ねることができるかわからない彼の唇に自分の唇を重ねる。何度も何度もキスをする。またしばらくこうして彼を感じることはできないんだな～って思うと哀しくなる。でも、お別れを言わないと・・・。また数ヶ月したら彼に会える。これが最後のお別れじゃないんだから！と言い聞かせ、笑顔で彼にバイバイをする。またすぐ会えるよ！っていって、笑顔で彼に手を振る。しばらくして、彼の姿が見えなくなった・・・・。終わった。彼と一緒に過ごせる時間が終わった。そう思うと悲しくなった。でも、また会える。そう思うと涙はでなかった。
帰り道、あるお店で海外の方のお土産用の着物がうっていた。彼もお母さんに着物をサプライズで買ってあげて、誕生日プレゼントにするんだ！っていっていた。でも、結局機会を逃して変えなかったんだよね。それを思い出して、あたしは着物を選び購入した。気に入ってくれると良いけれど。。。。
次会えるまで、また当分間があく・・・哀しいけれど、あたしたちなら乗り越えられるはず！！あっという間にやってくるよね！そう信じて、頑張るぞ！

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