再会









2003、9月初め

私たちは再会した。

これも初めて会った時と同じ友達の家で。
そこに用事があって行った。
たまたまアメ太郎君もそこにいた。

聞くと、奥さんとの関係は別居の状態にあるという。

はじめはアメ太郎君がいるのを聞かされてはいたが、
何だか彼に会うのをためらった。
なんだか、そういう事につけ込んで行く様な,そんな感じもしたし、
それよりも、一番最初に会ったときの
彼の私に対する印象が分からなかっただけに、怖かった。

然も無頓着な私は、化粧もきちんとせず、だらしなく
ただ家から飛び出して来ただけだった。

それで、好きな人に会うというのは考えただけでも地獄に落とされる様な気持ちだった。

でも、やっぱり知らん顔という訳には行かない。
友達に「コーヒーカップ持って来てくれる?」
と頼まれて,仕方なく2階へ上がって行く。
そして、アメ太郎君のいる部屋を静かにノック。

すると、久し振りに見る彼の後ろ姿。
ベースギターを持っていた。

私     「コーヒーカップ取りに来ました。」
アメ太郎君 「。。。。。100点満点の笑顔。。。。。。」

一瞬我を忘れる。
笑顔に打たれてしまった。貫通、直撃、命中っ!

私     「コッ、コーヒー飲みますか?」
アメ太郎君 「はい。お願いします。」

コーヒーを持って行く私。
そこへ、友達の旦那さん。
3人で,しばし時を忘れて話しに夢中になる。

そこへ、突然アメ太郎君の携帯電話が激しく鳴った。

奥さんからの電話だった。
「人の家に一体何時までいるの?早く帰って来たら?」
という内容の電話だったんだろうと思う。

見てはいけないものを見てしまった。

ただ、ひたすらに謝り続けるアメ太郎君。
かわいそうだった。

そして、私はおもむろに帰り支度を始める。
もう、この人はあきらめよう。
そう決めた。

その時、友達が
友達 「来る時大変だったんだから、アメ太郎と一緒に帰れば?」
私  「。。。。。。でも、」
友達 「来る時どれだけ迷ったのよ~~」
私  「。。。。」

そそくさと先に家を出る私。
待ってなんかいられない。
迷ったって、何したって、家に辿り着けばいいんだ。

でも、夜も更けて、真夜中。然も走りなれない田舎道。
怖くなって途中でアメ太郎君が来るのを待った。

そして、 「道案内お願いします。」
アメ太郎君「はい。かしこまりました。」















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