今日も歩いて健康になろう

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痩せて見えても肥満の人がいる

フマンでしょうがヒマンです♪
フマンでしょうがヒマンです♪ posted by (C)みえこ55

私が新入社員だった頃(今から23年前)、まだ体脂肪計などがなかった時代は、
肥満の判定方法は、身長と体重の割合で測るか、
あるいは、キャリパーというペンチのような形の器具で、
腕と背中の皮下脂肪をつまんで測定する方法が主流でした。

キャリパーを使った方法では、二の腕の部分と、背中の肩甲骨の部分を、
手でつまんで、その厚さを測定します。
二の腕と背中の脂肪の厚さが足して、
男性は3センチ以上、女性は3.5センチ以上あれば肥満と判定されます。
男性で4センチ以上、女性で4センチ以上あれば、
立派な「肥満」と言うことができます。
本来肥満とは、体重が多いか少ないかということではなく、
その人のからだにとって、
余分な脂肪がどれだけついているかどうかで判定されます。

私はアシスタント時代、来る日も来る日も、
健康セミナーなどで、受講者の皮下脂肪をキャリパーで測り続けたことがります。
数えたことはありませんが、その数はたぶん万は超えていたかもしれません。
その際に、見た目にも痩せていて、体重も軽い方なのに、
皮下脂肪を測ると「肥満」という判定になる方が、いらっしゃいました。
たいていの方は、
「太りたいのですが」という悩みを持っていらっしゃいました。
痩せ気味で体重が軽い方の場合、食事だけで太ろうとすると、
体脂肪が増えて、肥満度が更に増してしまうことがあります。
また、均等に脂肪がつくならばまだいいのですが、
お腹まわりなどつきたくない部分に脂肪がついて、
体型が崩れてしまうことにもなってしまいます。
痩せ気味で、体重を増やしたい方の場合は、
筋力トレーニングを取り入れて、
筋肉の量を増やしていくことが必要になります。

ちなみに、 身長と体重の割合で私自身の肥満度を測 ると、
私はやせ気味という判定になり、標準体重にするためには、
今の体重よりも7キロも増やさなければならなくなります。
以前、産後で今よりも7キロ太っていたことがありますが、
それではからだが重くてとても生活がしづらかった経験があります。
かといって、ボディビルダーでもあるまいし、
筋肉でキロ増やすことも非現実的な話です。
標準体重とはなんぞや?の世界です。

最近よく使われているBMIという体格指数についても、
疑問視されていたりします。
私も疑問視しています。
目方だけでなくその中身の構成が大切だと考えているからです。
メタボリックシンドロームの判定方法に関しても、
まだはっきりわかっていないこともあります。
その中で、ひとついえる事は、年齢とともに筋肉の量が減りやすく、
脂肪の量が増えやすくなるということです。
脂肪の量が多くなれば、内臓を含めたからだを動かすことがとても大変になることは、
想像がつくと思います。

キャリパーで体脂肪を測定するのは、
人の手で行うために誤差が出ると言うデメリットはありますが、
手でつまむことによって、その人のからだの脂肪のつきかたが、
感覚的に把握できるというメリットがあります。
ためしに、二の腕をつまんでみてください。
運動をしていない方の場合、
「筋肉がどれなのか?脂肪がどれなのか?」
がはっきり分かりにくい場合が多いです。
運動を良く行っている方の場合は、
脂肪をつまむと、カクンと脂肪を見事につまむことが出来、
筋肉と脂肪がはっきり分かれます。


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