みいな と るんな

みいな と るんな

再寛解導入療法 1週目



今回は、ロイナーゼが筋肉注射になるので、みいなの反応が怖い。

私のほうは外泊での衣替えに疲れたのかちょっとだるい。

入院して3ヶ月も過ぎると、病室での生活が日常で、日常であったはずの生活に戻ると疲れてしまう。

外泊するとしないといけない仕事が多いから余計なんだけど。

初日はマルク、髄注、薬も3種類。

みいなはしんどいのか、あまり食べず寝てばかりだった。

でも、外泊を機に夜泣きが収まった。気分が換わったのがよかったのかもしれない。

目を覚ましても、腕がかゆいから掻いてって程度で泣く事はなくなった。

アイスノンで冷やしてあげると気持ち良いのかそのまま眠るので、私も少し楽。

ロイナーゼも筋注になったからか、1週目の3回はお腹痛がることもなく、無事終わった。

ロイナーゼは使いたい薬と言われているので、どうか膵炎などになりませんように。

そして、ロイナーゼはHRの治療では通院中も続くらしく、、、。

まだまだ長い付き合いになるんだね。

ゆうきも元気なって、幼稚園にも通いだしたそう。

プール熱でもなかったみたいなので、良かった。

今週、みいなよりも早くから入院してたみいなと同じ年の男の子が退院して行った。

血液ではないけど、やっぱり同じ病気の子。

すごく治療も頑張ってたもんね、おめでとう。

元気になって帰って行く子を見ると、こちらまで勇気をもらう。

みいなも早く帰りたい。元気になって帰れたらいいね。

告知のときは、もう帰れないのかと、思った。

先生に帰れるんですか?と聞くと(きっと的ハズレな質問だったんだろうと今では思うけど)、みんなに帰ってもらえるように治療を進めています。との返事をいただいた。

そのときには、本当に?と半信半疑だったけど。

でも、みんな元気になって帰っていくんだよね。

医学って本当に進歩してるんだ。

入院中の子供達も本当に元気。

医学だけじゃない、子供のパワーって本当にすごいね。

きっと我が家、みいなでないと乗り越えられなかった。

ゆうきだったら、旦那だったら、私であっても。

もちろん、私で済むものなら替わってあげたいと願うけど、私だったらきっと乗り越えられなかった。病名を聞いただけで打ち負かされた。

看護師さんが、こういう病気になる子は、とても優れた何かを持っているんですよって前に教えてくれた。

本当にそうなんだろうと思う。

だからこそ、神様に選ばれるのだ、乗り越えられると。

だとすれば、親もそうなんだろうか。

この親なら、きっと一緒に戦えると。

私はちゃんと戦えているんだろうか。





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