みいな と るんな

みいな と るんな

ゆうきのこと



最後に見たみいながぐったりと意識を失っている姿。

泣き疲れて寝てただけだけだったんだけど、ゆうきにはそう映っていたと思う。

おばあちゃんちに預けられて、初めて旦那が泊まりに行った夜。

ゆうきは旦那に、みいなは死んじゃうの?と聞いたらしい。

小さいなりに、雰囲気を感じ取っていたんだろう。

でも、治療が始まったころはどうしてもみいな優先で、ゆうきのことをきちんと思いやってあげれてなかった気がする。

でも、それでも、ゆうきが居てくれたから、頑張れた。

みいなが高い熱を出して、苦しんでいたとき、こんなつらい思いをさせ続けるのなら、2人で死んじゃいたいと思った。

でも、私たちには、待ってくれているゆうきがいる。

ゆうきのために元気になって帰らなくちゃと思えた。

みいなが産まれたときから、やさしくてみいな想いの良いおにいちゃんだった。

みいなのことが大好きだった。

外泊から戻るとき、おばあちゃんが”みいな、頑張れっ”て言うのを聞いて、みいなはもういっぱい頑張ってるから、これ以上頑張れなんて言っちゃ可哀想だよ、と言ったゆうき。

大人とは違う観点で、ひょっとしたら私たちよりも深く、みいなのことを見守ってくれてる。

退院して今更ながら、ゆうきの頑張りに気が付かされる私はやっぱりだめな母だね。

でも、本当に、みいなとゆうき、ふたりとも母には大事な宝物。

どちらが欠けても。



© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: