みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Sep 26, 2021
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カテゴリ: 優待株について


​​






8位  2790 ナフコ(東JQS、3・9月優待) ◎◎









 PF時価総額8位の主力株はホームセンター業界上位で九州・中国を地盤としているナフコです。昨2020シーズンは ​ 「ウィズコロナ時代」 ​ の大本命と考えて ​ 1位 ​ で戦いましたが、その後平均購入単価の+50%強のレベルで持ち株の3分の2を売却して、残りの3分の1を所謂「恩株」としました。ただ元々のポジションが大きかったこともあり、今シーズンもTOP10の地位を維持してここでのそのそと登場してきました。






















 現在の株価は1861円、時価総額554億円、PBR0.35、自己資本比率は65.1%と良好、今期予想PER6.99、配当利回り3.0%(56円)、総合利回り3.8%(56+15=71円)で、優待は年2回、3月株主に100株保有で1000円相当、500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当のギフト券、9月株主に
100株保有で500円相当、500株保有で1500円相当、1000株保有で2500円相当のギフト券 です。















​​ さて、ホームセンター業界銘柄は成長力が乏しくてどこも万年不人気なので、ざっくり言うとPBR0.7~1.2程度に評価されているところが多いです。ただその中でも、一人ここナフコだけは、PBR0.35と極端な低評価に甘んじています。





 IRによると、「それ(同業他社と比較した場合の株価的な著しい低評価)が気になって気になって仕方がない。理由については、外資に多く株を持たれているのと、後は東証ジャスダック所属のせいで流動性が低いせいだと思っている。」とのことでした。​​








 それではここで同業他社を含めて比較しておきましょう。






​ ​ 2790 ナフコ PBR0.35×PER6.99=​2.45



3050 DCMHD PBR0.74×PER8.90=6.59



 ​ 3191 ジョイフル本田 PBR0.98×PER12.40=12.15


 ​ 3546 アレンザホールディングス  PBR1.84×PER13.37=24.60



 ​ 7516 コーナン商事 PBR0.93×PER7.58=7.05



 8168 ケーヨー PBR1.20×PER18.25=21.90



8218 コメリ PBR0.68×PER7.93=5.39



 9842 アークランドサカモト PBR0.77×PER3.73=2.87







 こうしてみると、ナフコだけ異常にPBRが低いのがはっきりと分かりますね。。。










ホームセンター業界では、非上場で1位のカインズを除いた売上上位10社はナフコ以外は全て東証1部に所属しています。逆に言うと、こんなに大手なのにナフコだけが東証ジャスダック所属なのは違和感があるし、変であるとも言えます。また ナフコが業界上位の同業他社に較べて著しい低PBRに沈んでいるのも、いつまでもジャスダックに住んでいるせいでもあります。








 ところで、2022年4月以降に東証の市場再編が実施されます。
これまで東証の上場企業は1部、2部、ジャスダック、マザーズの4市場に区分されていましたが、今後はプライム、スタンダード、グロースの3市場制となります。 そしてナフコは、最上位となるプライム市場への厳しい昇格基準を満たした数少ない銘柄の1つであると考えられています。







現在所属のジャスダックからは「2階級特進」となるわけで、 マーケットでの認知度の向上や機関投資家による買い需要で株価の大きな上昇が期待できると思います。

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ちなみにしばらく前の週刊ダイヤモンドで、「東証再編 大淘汰」という特集があったのですが、













その中の、「プライム昇格期待度ランキング」という記事で、






(上記データは週刊ダイヤモンド20210918号より引用)








 しっかりとナフコも登場していました。





(上記データは週刊ダイヤモンド20210918号より引用)







(上記データは週刊ダイヤモンド20210918号より引用)











 次にナフコの過去業績と財務状態を見ておきましょう。







 下記の通り、過去25年間にわたって一度も赤字がなくしっかりと利益を積み上げてきています。





(上記データはかぶたんプレミアムより引用)









そして長年の努力により、現在の財務状態は極めて良好なものとなっています。





(上記データはかぶたんプレミアムより引用)











 以上をまとめると、ナフコは超低PBR、まずまずの低PER、堅牢な財務状態、嬉しい年2回優待、近い将来の東証プライムへの昇格期待の5拍子が揃った相変わらず魅力的な銘柄であるということです。引き続きポートフォリオ最上位の一角として楽しくホールドしながら応援していく予定です。






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2021~22主力株概況シリーズ 免責事項






2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。



























、、、最後におまけで、個人的なナフコの今後の見通しを非公開日記から一部掲載。





 ナフコは仮に今後のプライム昇格があれば、同業他社の株価水準から考えてPBR0.70(株価3800円)くらいまでの上昇が十分に期待できる。​​​​ただ、結局スタンダード市場に留まり「何もない」様であれば、逆に期待感の崩落からPBR0.20あたりまでの下落もあり得る。ナフコちゃんにはマジでそこまで滑り落ちる抜群の「ツルツルポテンシャル」がある。0.20の根拠だが、コロナショック真っただ中の2020年3月に株価が908円まで下がった実績があるため。ナフコはとにかく万年不人気だからね。





 以上をまとめると、今の株価を1800円として上は3800円、下は1000円となる。つまり上がれば+2000円、下がれば-800円。2021年9月26日時点での最新のリスク・リワード・レシオは2.5:1と考える。依然として、まずまず分の良い勝負と思う。







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Last updated  Sep 26, 2021 09:48:47 AM


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