みみりんの心・・・時を重ねて

みみりんの心・・・時を重ねて

4   初めての恋

(4)   初めての恋




その日から 私の生活は一変した。

こんな世界があったのか・・・

そんな思いでいっぱいだった。


チャット というと ちょっと怪しいイメージがあったのだが・・・

そこの人たちは 皆一様に明るく楽しそうだった。

純粋に会話を楽しみ 触れ合いを満喫し 一服の清涼剤としているようだった。


でも、そんな会話に加えてもらっている私は 少し不純だったのかもしれない。


なぜなら・・・



いつの間にか 私はその人に恋をしていたのだった。

名前も知らず 年齢も分からず ましてや顔すら知らないその人に引かれていた。


でも、そんな自分の心に気付いてから 毎日チャットルームに顔を出すのははばかられた。

しつこいと思われたらどうしよう、そんな思いもあって 週に2回ほどで我慢した。

もちろんその人も、いつもチャットをしている訳ではない・・・

いても すぐに抜けてしまうこともあったし、忙しい為に会話をしないまま時間になってしまうこともあった。



それでも チャットルームに入る瞬間のドキドキとした緊張感 名前を見つけたときの嬉しさは格別だった。

・・・それはまるで 初めての恋をしたようだった。


そう・・・ある意味 私は今まで経験したことのない初めての恋に身を投じるようになったのであった。






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