みみりんの心・・・時を重ねて

みみりんの心・・・時を重ねて

1   名残惜しくて




(1)名残惜しくて




久し振りに 彼と2人だけで話すチャンスに恵まれた。

嬉しさに心が弾んでいるのが 言葉にも表れていた。

「今日は嬉しそうだね」 そう言われて 

素直に 「うん」 と答えられる自分が嬉しかった。



でも、楽しい時間はあっという間だった。

「そろそろ行かなくっちゃ」 そう告げた私に 

彼は 「じゃあまたね」 と言った。



「本当は名残惜しいんだけど」 そう告げたまま去ろうとした私に 彼の言葉が追いかけてきた。

「だめだめ、そんな風に心を残したままじゃ 楽しくないでしょ!またね、って言って帰らなくっちゃ。」

私は 何故か涙がこぼれた。

「うん・・・そうだね。 それじゃ、またね」 そう言うのが精一杯で、その部屋を後にしたのだった。

その時 ずっと傍にいたい、そんな風に感じていた。



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9月14日 更新しました





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