みみりんの心・・・時を重ねて

みみりんの心・・・時を重ねて

3   想いを乗せて・・・



(3)   想いを乗せて・・・





    <彼からのメール抜粋>


春の雪だって?

桜が開花したかと思えば、積雪になりそうとの予報。

バルコニーの雪を集めて作った季節外れのスノーマンが、幾つも並んでいるんだろうか?

それとも、何か閉ざされたような安心感で、窓の外を眺めているのだろうか?

ココからその雪は見えないけれど、嬉しい事に空はつながっている。

私が見た同じ空を見、同じ風がおまえの髪を揺らす。

私たちはつながっているんだよ。




素敵な写真をありがとう…。

ハッとしたまま飲み込んだ息が、ドキドキとした鼓動と共に吐き出されるまでに、暫くの時間がかかる様な写真だ。

我侭な願いにたじろぎながら、戸惑いながら、

でも、伝えたい気持ちに後押しされながら…の表情が とてもいじましく、

恥じらいながらもイタズラっぽい笑顔がとても可愛くて、、、

そっと後ろから抱きしめたい、手を大きく広げて包み込みたい。

そのまま何処かへ連れ去りたい…

そんな衝動に駆られる小さいけれど 私にとって、とても大きな存在価値のある本当に素敵な写真。



キライになんかならないよ、おまえのすべてが好きだよ。。。    








数日後 彼からも写真が届いた。

それはやはり胸から上の写真だったが、目を反らすことが出来ないほど刺激的だった。

最初に送ってもらった写真は 誰かに写してもらったようで 遠くを見つめているような写真だった。

でも今度の写真は 私のためにだけに撮影した 私だけを見つめている写真だった。



優しく穏やかで 凛としたとても素敵な顔をしているその写真は 今でもパソコンに保存してあり 

時々眺めては 心をときめかせている。





それからも、時間を見つけては写真を撮り 送信した。

もちろん、相変わらず情けない顔をした写真が多かったが、

外出先で写した青空の中での写真 子供と乗った観覧車の中の写真など 

景色や季節を感じる写真も数多く送った。

・・・その写真の全てに 私の想いを乗せていた。







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9月20日 更新しました




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