みみりんの心・・・時を重ねて

みみりんの心・・・時を重ねて

2   瞳を閉じて




(2)   瞳を閉じて




  彼の仕事が忙しくなり、私は独りでメッセンジャーの部屋で待ち続ける日が多くなった。

それでも、僅かな時間を見つけて顔を出してくれる彼と 話が出来ることが楽しかったし幸せだった。



そんなある日、少しの会話の後 彼の会話が途切れた。

よくあることで 電話に出ているのか来客なのか・・・しばらく待ってみたが 戻ってくる気配がない。



私も外出の時間が迫っていたこともあり、彼にメッセージを残した。

「もう少ししたら 出掛けます。 それまでここで目を閉じて待っていますので、あなたのキスを戴けますか?」

ドキドキしながら目を閉じてた。

ただのチャット・・・本当のキスが貰える訳でもない。

それでも 目を閉じて待っているだけで 何かを感じることが出来た。




少しして 私は外出した。

「素敵なキスをありがとう」・・・そうコメントを残して・・・




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9月22日 更新しました





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