楽しい南の島

ガリバー気分。

ガリバー気分。
8月17日

早朝、なんと6時15分にナンディ国際空港到着。
機内で、映画「エントラップメント」に釘付けだったので
すごーーーーーーーーーーーく眠い。ムニャムニャ。

素朴な空港。
入国審査の窓口は3個所しかないの。

鳥が窓の外に止まっている。
ハナウマで見たのと同じかな?
黒い体にオレンジの嘴、羽に白い模様がある。

出口から外へ、
頭の上から声がする。
「HISノォカァタデスカァ?」

見上げると、遥か彼方に顔がある。
げげげげげ。で、でかい!!
大きいなんてもんじゃない。

181cmある夫が、チビに見えるぞ。
ってことは、私はこびと?
ハイホ~ハイホ~♪

かわいい貝のレイをかけてもらって、しばし解散。
まず、銀行で両替をする。
今しておかないと、離島に行ってしまうしね。

本日の目的地は、マナ島。
幸福の象徴とされる神聖な島だとか。
フィジーの本島であるビチレブ島の北西にある、
ママヌサ諸島に位置している。
日本人経営(!!)のリゾート・アイランド。

マナ島へ行くエアーフィジーの飛行機は、9時出発なのよ。
そりゃないよ~。
ここで3時間かい?

国内線ロビーで待つことに。
現地の旅行会社はサウスパシフィックツアーズ、通称サウスパ。
スタッフがOPの説明をしてくれる。
徹夜の頭はボケに拍車がかかり、何だかよくわかんない。
でも、「帆船に乗って無人島」にそそられて申し込んでしまった。
よっ!! 商売上手なサウスパ!!

フィジアンが通るたびに、身体の大きさにビックリ!
みんな、とっても背が高い。
巨人国に行った、ガリバーみたいな気持ち。
はは、ちょっとおおげさ?
若い女の子もスラッとしていて、格好いい。

「ふえ~ん。お腹空いたよぉ…。」
チビ太が泣いた。
キョロキョロ見渡すと、隅の方に売店発見!!

ホットドッグを頼むと、今は出来ないと言う。
フフフフフ。
ハワイの時よりも語学能力は、格段に上達しているのだ。

仕方ないので、サンドイッチとドーナツを買う。

紙袋にまずサンドイッチを入れてくれる。
そこまでは、OK。
次に、ドーナツをそのまま上に入れてくれた。
ちょっと待ってーーー!
やっぱりーーーーーーー。
サンドイッチの包みは、油でベチョベチョ。
袋もシミシミになっちゃったよ。

そんなの、別にどうってことないのね?
はいはい、わかりましたよ。はあぁ。

ドーナツはリング型で、ゴツゴツしてて
アイシングがかかり、アーモンドダイスが散らしてあった。
とてもいい匂い。

チビ太はガバガバと頬張っている。
こりゃ、美味しいんだな。

飛行機は出発時間が来ても、全然飛ぶ気配が無い。
9時半過ぎて、ようやくゲイトをくぐった。

そこに見たのは、双発機。
熱帯魚や花々が派手にハンドペイントされている。
これ、飛ぶの?
不安が津波のごとく押し寄せる。

プロペラ機は、初めてだーーー。

でもね、飛び立ったら、何もかも忘れた。
美しい! 美しすぎるよーーーーーーーーーーーー!!

次々と、サンゴ礁に囲まれた島が現れては消えていく。
機内は、歓声で満ちていた。

15分でマナ島に到着。
この15分の為に3時間空港にいたのかーー。くっそーーー。

ンゴキ、バキバキバキバキバキバキ………!!!!
滑走路の砂利を跳ね飛ばし、無事に着陸。

タラップはコロコロ転がして運ばれてきた。
段数、わずか3段。

カラフルなトラクターに引かれた荷車(?)に乗り
フロントへ。
激しく揺れる、素晴らしい乗り心地だった。
ギャハハ、ギャハハと笑っちゃうくらいね。

チェックインは早くても12時になる、とのことで
その間どうしようか? 困ったねぇ…。
ロビーでチビ太とボケーっとしていたら、
夫がとても素敵な場所を発見してきた。

さすが、白馬の王子だわ!
困った時はいつでも助けてくれるのね。(ほんまかいな?)

日差しがとても強いので、クラクラしてしまう。
日陰が恋しい、その気分にピッタリ!!
海とプールが眺められて、涼しくて
椅子はゆったりしているし、バッチリだねー。

ところが、チビ太は元気の塊なので、
「海ー。海ー。」と叫び出す。

「よーし、行くか?」海岸へ出て行く。
この世のものとは思えない海の色。
何とも、美しい海。
切り取って持って帰りたいよ。

チビ太は、キャーキャー大はしゃぎ、全身ビショビショ。
海の水が、お風呂のお湯みたい。
とても暖かい。ここは箱根強羅温泉?

遊んでいたら、あっという間に時は流れ、
お部屋にご案内、となったのだった。

≫次ページ 天国天国。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: