楽しい南の島

ワクワク、パクパク。

ワクワク、パクパク。
8月17日・その3

ギラギラの陽射しに
「これは水が無いとまずい!!」
切実に感じて、売店(ブティックと呼ばれていた…)にお立ち寄り。

1.5リットル入りのフィジー産ミネラルウォーターを買いました。
とてもきれいなボトル入り。
表面に、ハイビスカスやカトレアなど熱帯の植物が描かれ、
裏側に、水を通して表から見えるように、滝の絵が描かれている。
おまけにキャップの色が、コバルトブルーでいいんだなー。

そこから海岸に出てみると、
引き潮になっていて、東の方に磯が出現!!
これは、きっと楽しいぞ。
何がいるかなー?

広い岩場にいるいる、見たことの無い物が色々。

オニイソメがいっぱいいるーー。
と思ったら、何とそれはクモヒトデ!
身体を石の下に隠して、縞々で毛の生えた足が、ニョロニョロ。
ホホー。こうやって餌を捕るんだな。

動くキクラゲ、発見!!
動かなければ美味しそう。でも、動いているので気味が悪い。
後で調べたら、ヒラムシの1種だった。
クニャクニャヒラヒラと泳いでいた。
かなり、変な生き物だ。

クロナマコも大量に潜んでいた。
シカクナマコやニセクロナマコもいたかもしれない。
棒でつついたら、ビヨヨヨーーーンと伸びた!!
ビビビックリ!!
さすがに、手で掴めず残念無念であった。

貝も大中小と揃い踏みだし、
小さな白いかにが、山のようにワサワサワサワサ歩いているし、
豊かな海ってこういうのを言うんだなー。

砂浜に打ち寄せられていた、黒い種を拾った。
豆科の植物みたい。どこから来たのかなー。
平べったくて、艶々している。

あー、面白かったーーーーーー!
でも、他に誰もいなかったね。
貸し切り状態だった。みんなは何をしてるんだろう?

部屋に戻り、しばし休息。

夕焼けの時間に、再び海へ。
空全体が、銀色に輝く夕方。
海の彼方に日が沈むまでずーっと見てた。

今夜はもうご飯無しでしょ?
ところが、チビ太はハラペコに。
「おなかすいたぁーーーーーーーー!」
「おお、すげーなー。それじゃ、行こうか?」
夫も行く気になり、ハラペコチビ太に引かれて、
一度は食べたい「ロボ料理」バイキングへ!

ロボとは、フィジーの伝統料理。
地面を掘って熱した石を並べ、
その上にバナナの葉で包んだ、肉、魚、ダロ芋、パルサミなどを乗せ
埋め戻して、蒸し焼きにしたもの。

本では読んでいた。
??????でも、どんな味なのかなぁー??????
内心では、ちょっと心細かったんだけど、

聞くと食うとは大違い!
やだー。おいしいよーー。
燻製の味というか、いぶり臭くておいしいじゃなーい。
ダロがおいしーーーーーー。魚もおいしーーーーーーーー。

ココンダも、ロロもイケルじゃないのーーーー。
パルサミなんか最高にうまいぞ!
わっはっは、大満足!

ココンダ=ライム果汁に漬けた魚の小さな切り身をココナツミルクで和えた物。
ロロ=ココナツクリーム煮こみ
パルサミ=コーンビーフとココナツクリームをダロの葉で包んだ物。

夫はミルクティーが妙に気に入って
「うーーー。うまい(感涙)」
2杯?3杯?飲んでいたよ。

チビ太はもうクタクタ。
突然泣き出す。
「わかんないよーーーー。わかんないけどーーー。エーーンエーーン!!!」
とっても疲れちゃったのね。
おとうさんにおんぶしてもらって帰ろうね。

帰り道、真っ暗で迷いそうになる。
「あれ?こっちから来たでしょう?」
「違う違う。こっちこっち。」
懐中電灯は必携!!

空には、星が落ちてきそうなくらい一杯。
はあ、なんて美しい夜空でしょう。
足元には、ピョンピョンとカエルが。
おお、踏んでしまいそうだ。

それではみなさん、おやすみなさい。

≫次ページ タベテハ、ネール。


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