雨の赤道直下。
雨の赤道直下8月20日
おはおはおはよう！ 朝ですよ～～。
珍しく、みんな一緒に目が覚めた。
それなのに、くもってるねぇ。
青空は見えない。陽射しが無いと涼しいんだ。
朝ご飯の最中に、ポツポツと降り出した。
｢ふってる。ふってる｡」
まあ、いいや。雨もまた乙なもんだ。
みんなも呑気に食べてるし。
慌てず騒がず気楽にやろうっと。
今朝、初めて出てきた青い皮のパパイヤが、
スッキリ味でなかなかイケル。
チビ太は絶好調で大食らい選手権に出られそう。
飲み物の組み合わせが、かなり奇妙だけどさ。
グレープフルーツジュース、ミルクティー、味噌汁。
こってりバターつき蜂蜜パンとの相性は、どうなんでしょうか？
本人は満足そう。
｢お父さん、もっと野菜食べなさい！身体に悪いよ!!｣
夫は怒られている。
どこかで聞いたことのある口調だなー。
え？私？
雨が止んだので、海岸沿いに部屋まで戻る。
チビ太の堤防は、まだまだ健在だった。
部屋に帰ったとたん、
夫は、またしても築地のマグロに変身した。
しかも、ゴーゴーいってるし。
ペンと葉書を持ち、チビ太と２人でビーチに出る。
｢うわー。水つめたーい!!｣
昨日までとは打って変わって、とても冷たいのでびっくり。
そこで、チビ太はそこいら中を歩き回っているヤドカリに着目。
熱心にヤドカリ集めを開始。
私は、葉書を書き始めた。
昨日乗った帆船が、この天気なのに出航していく。
目の前を通り過ぎて、西に向かって進んでいく。
｢おーい!｣ 手を振ったりして。見えてるかなぁ？
今日の外洋は揺れるだろうな。風もあるし。
シュノーケルは無理かもしれないね。
水平線の向こうへ消えるまで見ていた。
｢見て見てお母さん｡」
チビ太ヤドカリ集め隊隊長がやってきた。
ワサワサ、ワサワサ。
大漁の、おっと間違い大量のヤドカリが…!!
｢穴掘って入れておこうよ！ねっ!｣
ううむ。逃げちゃうと思うけどなぁ。
｢大きな穴掘って入れておこう!!」
鼻歌混じりである。
穴掘るのは？
私ね…。
今日も、張りきれ肉体労働者諸君。って１人だけど…。
リポビタンＤ！の世界だわ。
砂との戦いも終結に近づいた、その時
良く寝た夫のお出まし。
｢昼飯食いに行こうぜ!!」
お腹すいてないよ。
｢和食食べようぜ!!」
はいはい。じゃ、行こうぜ！
ママヌザレストランは、昼のみ和食も食べられるんです。
日替わりで、３品から選べるようになっている。
本日は、
・マナ風日本蕎麦
・串カツ定食
・おにぎり定食
日本蕎麦と串カツを注文してみる。
｢ビール下さい｡」
｢え～、もしかしてビールのためにここに来たの～？｣
夫はニッコリ。
妻はムッツリ。
蕎麦セット…天ぷらの乗った冷たいお蕎麦とおにぎりが２個
串カツ定食…巨大串カツ２本キャベツ山盛り添え、冷奴、ご飯、味噌汁、おしんこ
ボリュームたっぷり。
たっぷり過ぎて、大食い家族でも苦しい。
重たいお腹を抱えて、南ビーチの偵察に出発。
雨が降ってきた。
ザーザーザーザー。
｢寒ーーーーい。海はあきらめよう!｣
悔しいから、ちょびっと水にさわって帰ろう。
あれ？暖かいじゃないの。
北ビーチと全然違う。
シュノーケルを強行!!
魚の種類は多い。
だけどやっぱり寒いじゃないの？
あまりの寒さに紫唇になり、早々に退却!!
そういえば、七つのしあわせの１つをまだ試してなかった。
サウスビーチ・レストランでケーキ食べ放題!!
残念なことに、ほぼ満腹な我々は各自１個のケーキで満足してしまった。
でも、冷えた身体に、熱い紅茶と甘いケーキは
何よりでした。ごちそうさま。
雨がザーザー降る中を、部屋まで戻った。
｢あれ？鍵がないぞ！｣
｢え～、フロント？」
｢違う。預けてない｡」
げげげ、そんなのあり？
｢開いてるよぉー｡」
チビ太がドアを開けている。
なんと、ソファの上に鍵は横たわっておりました。
１人で留守番、ご苦労であった。
ぐったりしていたら、大雨。
天井が高いので、あまり大きな音はしないけれど
窓の外は白く煙っている。
隣のブレの前をスタッフが歩いていく。
フィジーでは、傘はささないのかな？
土砂降りの中、悠々と歩いている。
暖かいから、濡れても風邪引かないし、いいのかな？
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