田舎のワンコ

田舎のワンコ

長男1歳~2歳

訳ありで半年だけ一軒借家に住んだことがある。
長男が1歳後半から2歳になる頃のことだ。
2間しかなかったが本間だし、襖を外せば広かった。
近くに動物園もあったから、よく三輪車引っ張って行ってたな。

台所から食卓にお茶碗を運ぶお手伝いを始めたのもこの頃。
中身の入ったものは持たせられんが、
空のコップとか、お箸とかを喜んで運んでた。

ある日、マグカップを2個持たせたのね。
長男から目を離したときにパキン!って音がした。
振り返ったら、1コは底の抜けたカップを持って、長男が固まってる!
足元を見るとカップの底が、割れたところが下向いて足に落ちてる。
慌てて取ったら、甲にぽっかり穴が開いていて、
ちょっと間をおいてドワ~っと血が沸きあがってきた。
慌ててティッシュで止血してるあたしに長男は
「ごめんなさい」って言うのよ。
カップを割ったことを謝るの。
悪いのはあたしなのに・・・陶器のカップを両手に持たせたら
どうするか、考えたらわかることなのに・・・こんなことで怪我させてしまった。
自己嫌悪で泣いてたら「痛くないよ」って。
幸い病院に行くほどのことではなく、すぐに傷は治ったが、
もし命に関わることやったらと思うとゾッとする。

この頃、扇風機か何かのコードを持って呆然と立ち尽くしていたことがあった。
確か、コンセントは刺さっていたはず・・・え?
もしかして、ビリッてきた?
感電じゃん・・・




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