あたしとあなたの事情

陽炎

陽炎


君と出逢った
あの道に
君は立っていた
その姿は確かなものかわからないけど
僕は魅かれた

顔の見えない君

君のことをもっと知りたくて
近づいてみた
君は僕を拒絶した

深い悲しみ
それは確かに見える

なのに君だけは見えないんだ


陽炎の中
君の姿が見えなくて

一度も見ることのなかった君の姿
ただひたすら追いかけてみたけれど
遠くなるばかりで
ぼやけて見えるのが苛ついて


僕は諦めてしまった

見えない君は
最初から居なかったんじゃないかな


冷めた道
歩いてみたら目の前に陽炎
季節はずれ
冷たい液体が頬を流れた


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