☆ツバメ☆


      ☆ツバメ☆

 次の青空の日 飛び立とうかと思う
 傷ついた 羽も心も そろそろ治るから

 だけど あなたの側に 居すぎたと思う
 水色のカゴの中 初めての愛しさ

 芽生えた感情 抑えきれずに 君を想って泣き続ける
 『気まぐれ』でも『何となく』でも いいから

 あの空の下 飛べなくても 君を守る為に 生きてたい
 エサも水ももらえなくても君の事を信じていたい

 『ずっとこのままがいい』間違いって気付いている
 飛ぶ事も忘れたまま あなたを想い続けた

 真っ暗な部屋 あなたが居ない事のほうが増えてきて
 それでもいつでも 僕の『空』は あなただけ

 その『空』の下に居れるなら こんな羽なんていらないよ
 エサも水も もらえないけど 君の為に ただ生きてたい

 もう飛べないんだよ 気付いてんだよ
 でも呼び続ける 君の名前を

 あの空の下飛べなくても 君を守る為に生きてたい
 エサも水ももらえなくても 君の事を信じていたい

 その空の下に居れるなら こんな羽なんていらないよ
 エサも水ももらえないけど 君の為にただ生きてたい

 冷たくなった 僕の体 やっと君が触れてくれた
 あなたの雨が 暖かくて これで良かったと 思えたよ


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