misty247

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2015.04.06
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人災と思える過失を犯しておきながら謝罪会見で
「今後二度とこのようなことがないように再発防止に努めます」
と頭を下げる組織の責任者。
多数の犠牲者をだす事件や事故が起こるたび
みせられてきたシーンである。

『再発防止に努めます、
 といえば免罪符になると思っているのか!
 あれだけ人が死んでいて
 言うことはそれだけか!』

事故の責任云々とは別に、
そういう反省の態度に憤りをおぼえたものだった。

「だった。」というのは、過去形。
今は見過ごすことができる。

まず、たとえ人徳あふれる企業とその責任者であったとしても
TVに流れるとあっては、言えることは限られるだろう。
犠牲者の遺族の前で同じ台詞を言ってるとは限らない。
メディアと社会の歪みを矯正してみられる
賢明な視聴者であらねばならない。
つまるところ、不毛な映像をきまって流す報道番組が罪作りなわけだ。

その気づきのほか、もうひとつある。

「再発防止に努めます」というのは、
なににも増して大切なことだなと感じるようになったから。

再発防止ができたなら、失敗は繰り返されない。
犠牲者は常に人類の進歩となり、少しは報われる。
大きな事故防止に限らず、卑近なところでも遵守されるべきこと。
一度遅刻したら二度とないよう対策しよう。
一度失言したら二度とないよう対策しよう。
一度靴下に穴をあけたら二度とないよう対策しよう。
いろいろと再発防止したいこと、ある。

再発防止を一番に考える姿勢。それは大切だと思う。

といっても、
責任者の謝罪から本気度はまるで感じられないのが普通。
ただ穏便に切り抜けることしか考えていないのが丸わかり。
その分だけは、謝罪会見をみるたび
まだちょっと引っかかりはするけど。





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Last updated  2015.04.06 19:12:34
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