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2008.05.21
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カテゴリ: Movie
文豪ビクトル・ユーゴーの原作をコクトーが大胆に脚色した映画『ルイ・ブラス』(1947年)。大当たりを取った舞台『双頭の鷲』でのマレーの「軽業師ぶり」に目をつけた映画プロデューサーが、コクトー台本で冒険映画を作らないかと申し込んでできた作品だが、『ルイ・ブラス』の脚本自体は、『双頭の鷲』の初演より早くほぼ完成しており、その後アクションシーンが付け加わる形になった。

ジャン・マレーは1960年代になって、いわゆる『騎士任侠劇』、平たく言えばフランスの時代劇で人気を博すことになるのだが、『ルイ・ブラス』はそのルーツとも言われている。さらに最初から最後まで、外見は似ているが性格がまったく違う2役を演じ分けている点で、のちに1作品で何役も演じ分ける多芸な名優ジャン・マレーの出発点になっているとも言えるだろう。

また、『ルイ・ブラス』は『悲恋(永劫回帰)』『美女と野獣』で世界的大スターとなった美形俳優ジャン・マレーのために、当時としては破格の予算がついた大作でもある。実際、その豪華で一風変わったセットと「いったい何着作ったのだ?」と呆れるくらい次々とお色直し(笑)をするジャン・マレーのきらびやかな衣装と装身具も大いに魅力的。おかげでヒロインであるはずの王妃の衣装がさっぱり印象に残らない。

ジャン・マレーの顔の変遷
初登場の場面では、ルイ・ブラスはラバに乗ったとってもダサい、純朴な青年。
初登場ルイブラス
それが、物語が進むにつれ、どんどん洗練されて美しくなる

こちらは、根っからのワル、ドン・セザールの初登場での顔のアップ。ルイ・ブラスとはずいぶん顔が違いませんか?
初登場ドン・セザール
ドン・セザールのほうは、終始この満面の笑顔。生まれは貴族なのだが、素行が悪く、今は盗賊団のリーダーになっている。そして、性格はとっても明るい。

ちなみに、ちょっと遅れて撮られた『双頭の鷲』のジャン・マレーはこんな顔。
双頭の鷲での顔
これまた、ずいぶん印象が違う。

文学青年風ルイブラス
こちらは、どことなく夢見る文学青年風のルイ・ブラス(右側)。ルイ・ブラスの性格には常にどこか憂いがつきまとう。左側のヒト、何度見ても名前を忘れるのだが、とりあえず、性格が超サドなので、サド長官と呼ぼう。ルイ・ブラスは、このサド長官に操られ、平民の身分を貴族と偽って宮廷に出入りすることになる。

ヒョウ柄のスタンドアップカラー
宮廷に出入りするときには、すっかり美青年になっているルイ・ブラス。なんと! ヒョウ柄のスタンドアップカラー。なんでこんな、ありえないセクシー襟にしてるかというと、それはルイ・ブラスが王妃の愛人になりに来たからなのだ!? 

美女と野獣の王子風
『美女と野獣』風に王妃に話しかけるルイ・ブラス。ジプシーへのシンパシーが語られているのが、実は暗示的。というのは、ジャン・マレーは40代後半になって、ジプシーの青年を養子に迎えることになるからだ。


で、この作品、娯楽映画のはずなのに、とっても筋がわかりにくい。基本的には王妃と平民ルイ・ブラスの悲恋モノのハズなんだが、いろんなエレメンツをてんこ盛りにしすぎて、主要なテーマがかすんでしまっている。平凡で説明的な台詞を極端に嫌うコクトーの台本は、よ~く考えないと含んでる意味がわからないし、それに監督の趣味なのか、本筋とは関係のないところでの妙にアヤシいシーンがえらく目立ってしまい、筋が頭からスッ飛んでしまう。

たとえば……

アルバ公のルイ・ブラスへのアブナすぎるアプローチ
ラバに乗った青年ルイ・ブラスは、マドリッドへの道でアルバ公爵と出会うのだが、このアルバ公、完全にアブナイ。いきなり、汚れなき(?)文学青年のルイ・ブラスを自分の後ろに乗せようするし↓、
馬にのせようとしたり

唐突に、この質問↓はないでしょう。
彼女いる?

そんなアルバ公に、恥じらいながらストレートに答えるルイ・ブラスのウブぶりが可愛すぎる。
いません
ジャン・マレーに、「目覚めたときに見る、君のえくぼが素敵」と言っていたコクトー。確かにね。

でもって、アルバ公はまたもいきなり、下心があるとしか思えないこの台詞↓。
ほとんどナンパ?
あぶないあぶない。会ったばっかりでこの親切さ。こんなヒトの館に連れ込まれたらどうなるか、見えてると思うよ、ルイ・ブラス君。

いったいこれって、どういう映画だ? と思ったところでアルバ公はドン・セザールの手下に誘拐されてしまい、ルイ・ブラスは事なきを得る(そうなの?)のだが……

その後、サド長官とともに身分を偽って宮廷にやってきたルイ・ブラスに、またも、いきなりアルバ公は、熱い抱擁とほっぺへのキス。
いきなり抱擁
宮廷の雰囲気にのまれて気後れしているルイ・ブラスは、突然のアルバ公の親しげな挨拶に、ビックリして彼を見つめている。

でもって、憧れの王妃の姿を見て、すっかり心を奪われているルイ・ブラスを……
王妃を見つめるルイ・ブラス
アルバ公は背後からじっと観察。

アルバ公は、「宮廷では誰も信用するな」とルイ・ブラスに処世術をアドバイス。自分に秘密を打ち明けようとするルイ・ブラスを押しとどめて、この台詞。↓
君が好きだといっているようなもの
ほとんど愛の告白に近い。これがルイ・ブラスとアルバ公の今生の別れ(というほどの関係なのかどうかはともかく)になる。

ルイ・ブラス@映画生活

どうにも気になることがあるので、追記。
『ルイ・ブラス』で、ドン・セザールの部屋に置かれたこの箱。
箱2
実は、フタをあけると戸外へ出る階段に通じているわけなのだが……
箱
これとソックリなしかけが市川崑監督・豊川悦司主演の『八つ墓村』(1996年)に出てきたのだ。蔵から鍾乳洞へつながる通路への入り口として。野村芳太郎監督・萩原健一主演の『八つ墓村』(1977年)では、こんな箱はなく、鍾乳洞への入り口は単なる壁だった。

空前のスケールのロケ、娯楽映画としての要素をテンコ盛りにしたファンタジックな映像で大当たりを取った野村版『八つ墓村』に対して、市川版では、まったく対照的な厳密なセットでの様式美と舞台劇のようなある種の「わざとらしい」演技を追求したように見えた。たとえば「はっ」と驚くときの非常に不自然な役者の動きとか、一本調子の豊川悦司の台詞回しとか、『ルイ・ブラス』時代の映画にあったような、「大芝居」の雰囲気を入れようとしたのかもしれないと今にして思う。結果は大失敗だったと思うが。

ちなみに『 ロバと王女 』で箱が重要な小道具として登場するのは、あきらかに、ジャック・ドゥミー監督のコクトー作品へのオマージュ。

<明日へ続く>





















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最終更新日  2008.05.31 15:26:02


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