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主人公・堂島剛はガジ監督率いる朝陽高校の左投手。同じ一年生ピッチャーで理事長を父に持つ広部とエースの座を争う。多額の寄付金にものを言わせやりたい放題の広部、片や借金を作った父を持ち、自分も働きに出なければならず、定時制に編入して工場で働く剛。そんな彼は家族と親友に助けられながら、ネギ先生から野球を教えられ成長していく。ところが、鉱山に働きに行っていた父が落盤事故に巻き込まれ、死ぬ直前の同僚からその家族に託された財布をあずかり、家族を思うが為、自分の家族に5万円を送金してしまい、火事場泥棒として刑務所入りとなる。野球部はこの騒動でゴタゴタ。そんな矢先に剛は工場で左肩を痛める。バラバラとなったチームのため、剛は「右」投手とし地区予選に出場。そんな剛のもとにチームメイトが帰ってきた。ある日、剛は電気屋のテレビで阪神戦を見る。エース村山の投げる中、若きエース江夏が抑えでスタンバイ。2人のエース?エースってなんだ?そう思う剛にネギ先生がこう語る。「ピンチに立った時に必要なものは、技術ばかりでなく経験とナインの信頼。びくとも動じない根性じゃ。江夏は村山のもと真のエースになっていく。」技術では広部に1枚劣ると悟った剛は、自分だけの持ち味として、スイッチピッチャーとしてやっていくことを決意。フォアザチームの剛とキャッチャーのサインすら無視する広部の2枚看板を持つ朝陽高校は地区予選を戦う。途中、母の交通事故死、金がらみの騒動と、ドロドロの花登ドラマを展開しながら、ついに剛は夏の甲子園の舞台に立つ。その後の剛は『アパッチ野球軍』で再登場。久々です。編集の仕方忘れちゃったい(笑)少年キング連載のエースの条件。これはヒットコミックスのものですが、他にひばり書房からも出ています。内容は一緒なんですが、4巻のみ、コミックスのサブタイトルが違っています。ヒットコミックスの方は「非涙のマウンド」、ひばりの方は「スカウト」となっています。何故かは・・・知りません(笑)今回は若干レアな方のヒットコミックス版を載せてみました。さて、この記事の後、またしばらく冬眠します。次はドカベンなんですが、画像を取り込んでいないので・・・。やっぱり、ドカベン(高校編)は、思い入れが深いので、数回に分けていきたいと思っています。ざっくりと7冊前後で合計6回ほど、ドカベンをやりたいと思っていますが、スキャナーで取り込む時間が中々作れず・・・。では、いつかまた。
2008年07月23日
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阪神タイガース 田淵幸一の少年期からプロ入団までの物語。法政一高時代、鬼の松永監督の猛烈なしごきの元、豪打の捕手として成長していく田淵選手。法政大学進学後、同期の山本(後広島)・富田(後南海)らと活躍し、長島茂雄の持つ本塁打記録を14本上回る22本の六大学本塁打記録を達成する。卒業後阪神入団。背番号22の若トラのいわばドキュメンタリー。ヒットコミックスには、「ああ球魂」を同掲。水島新司ブックにも連載される。昭和44年 別冊少年キング私の手持ちのこの本、なんと水島先生のサイン入りです。といっても自分で貰ったわけではなく、10年ほど前、東京・神田にドンコミックという古本屋があり、そこで見つけたこの本にサインが入っていました。その時点で、ほえろ若トラ自体は手持ちだったんですが、サイン入りだけに気持ちが魅かれて購入しちゃいました。ワケワカメ。そのドンコミックも、もう無くなってしまったようですね。東京神田、大阪など、出張の時に立ち寄るのが楽しみだった古本屋さんが消えていくのは寂しい限りです。
2008年02月17日
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梶原一騎原作。今回はサンケイコミックス巻頭の梶原一騎先生のコメントを紹介。(原文ママ)二度と実現せぬコンビ! 梶原一騎現在の少年まんが界のランクで東西の横綱といえば、ちばてつや、川崎のぼる、この両君であることは、まず衆目の一致するところであろう。私は原作者として、前者とコンビで「あしたのジョー」、後者と組んで「巨人の星」と、それぞれいい仕事をやれたが・・・水島新司君は近来グングンと頭角をあらわし、斯界で最高権威の「講談社児童漫画賞」も受賞、ちば、川崎に追いつき、追い越せの人気、仕事量で、いまや張り出し横綱格である。「泣き笑い番長」は、この新横綱と私が組んで仕事した、ただ一作のまこと記念すべき作品だ。ちば、川崎とおなじく自分で秀れたストーリーの作れる男だから、今後おそらく二度と、このコンビは実現するまい。そういう意味で貴重であるのみか、彼と私の持ち味が実によくドッキングした青春学園スポーツ物と自負する。サンケイコミックスで少年キング連載時の「ファイティング番長」を「泣き笑い番長」として発刊(昭和48年)梶原氏のコメントにある講談社児童漫画賞は、少年マガジンでの連載していた「野球狂の詩」で受賞している。昭和42年 週刊少年キング順番変わっちゃいましたが、高森兄弟で並んだから勝手にいいんじゃない?ッてことで。キングで連載されていたファイティング番長の単行本ですが、連載されていたすべての作品が収録されていないのが残念です。巻数増やして欲しかったですね。
2008年02月10日
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原作・真樹日佐夫とのコンビの少年誌の付録。当馬光一は、潮一平を尋ねて北海少年刑務所にやってきた。光一は昔、竜王特別少年院に入院していた。更正するためのその少年院で出会った一平が、ある事件を経て北海少年刑務所に移されていたのである。竜王特別少年院、そこは大文字という院生がボスになり、気に入らないものたちをリンチに掛け服従させる暴力の世界だった。光一はなにかと大文字に目の仇にされ、いじめの対象にされていた。それを見かねた一平が、正義感から事件を起こしたのである。その事件とは・・・・?そして移送された一平の運命は?昭和44年 少年ブック2月号付録真樹日佐夫さんといえば梶原一騎さんの実弟。水島先生は梶原先生の原作の作品も手がけており、兄弟ともに競演されている訳です。今回の少年誌付録本。やっぱり紙質が悪いです。スキャナーで取り込んだ写真も汚くて御免なさい。
2008年02月02日
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病弱のため捨てられた犬、ジャイアント。失明のおそれのあるジャイアントであるが、川田獣医の執刀を受け、闘犬として、横綱を目指すまでの物語。闘犬漫画といえば、高橋よしひろ先生の「白い戦士ヤマト」という名作があるが、水島御大も昭和44年、少年誌で闘犬漫画を連載していた。昭和44年 少年キングキング作品でコミックスでは出ていないので付録を紹介しました。おれのジャイアントは付録ではもう1冊ある筈ですが、私の蔵書はこの1冊だけです。この頃の先生は短編が多いため、読み切りを集めた東考社のコミックス、小学館から後に出版される野球どアホウ伝で当時の作品が殆ど読めるのですが、次回に紹介する少年番外地も付録しかなく、他は本誌でしか読めません。ここでいずれ作成する水島先生の作品年表で、作品名を紹介していく記事にリンクを貼っていく予定ですので、本誌でしか読めないものは判るようにしていきたいと思います。少年誌本誌の方で紹介できそうなものは、蔵書としては少年ジャンプのケッパレ太田投手しかありません。もうひとつのブログでは紹介しましたが、ここではその少年ジャンプの紹介も止めます。集めたいんですけどね、本誌もすべて。でも無理ですよ。影、オッス、魔像、まんが39、まんがジャイアンツ、COM、ぼくら。レア杉!!
2008年01月20日
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主人公、立川剛介は恵まれた体格の持ち主。家族の口減らしのため、東京で運送会社を営む叔父に預けられる。同じ中学校の友達に野球部に誘われるが、預けられた家の稼業の砂利運びを手伝う必要があり、野球が出来ない。修学旅行で出てきた弟たちに、母が病気で寝込んでいることを聞かされ、故郷に帰る決心をする。故郷に帰った剛介は、母と弟たちのために強力として働き、母の入院費用を作ろうとするが、数々の苦難にに会い・・・気は優しくて力持ち、こって牛と呼ばれた剛介の物語。昭和43年 別冊少年キングかなり遅れましたが、謹賀新年です(笑)さて、東考社のホームランコミックスも終わり、年明けからは少年誌に入っていきます。東考社からは、月刊水島新司?【トラ】も出ていますが、こちらでは紹介しません。このブログで紹介する単行本とすべてが重複することになるからです。もうひとつのブログの方では紹介をしましたが、ここでは純粋に単行本オンリーで行きたいと思います。さて少年誌。まずは少年キング。初期のキングコミックスは背表紙がこんな感じですが、あとあとのコミックスは背表紙にカエルのマークが付いてお馴染みですね。昭和43年前後、先生の活躍の場は少年画報社が多いため、まずはキングコミックスを数冊紹介していきたいと思います。
2008年01月15日
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別冊少年キングの読みきりを中心に納めた「水島新司名作劇場」その中から私のHNでもある「ひろし虫」をご紹介。ある小さな団地にとても虫のすきな少年がおりました。昆虫はもちろんのこと、食べるものではちゃわんむしがいちばんの好物で、漫画は手塚治虫先生のしかみませんでした。・・・・・・・そしてよわ虫な少年でした。太郎はなにをやっても途中で投げ出すような男の子。唯一、一生懸命に続けているのが昆虫採集だった。そんな太郎がいつも通うのは近所の御曹司ひろしのところ。ひろしも昆虫採集が好きで、素晴らしい標本のコレクションを持っている。各地へ昆虫採集に出かけているひろしのところへ採取した昆虫をねだりにくる太郎だったが、居合わせた昆虫博物館の館長が太郎のコレクションの一匹を観て驚く。お父さんの実家、会津で取ったその虫は今までに発見されていない虫だった。その虫に、「太郎虫」と名づけて学会に発表したいと太郎の家にやってきた館長だったが、太郎は自分のコレクションを取られるのはいやだと断る。その話を聞いたひろしは太郎の一匹の虫には全てのコレクションが敵わないと知り、太郎と会うことを拒絶する。その1週間後・・・太郎の家に館長が慌てて駆け込んできた。ひろしが危篤だと・・・・・。その他の掲載作品ひろし虫 昭和42年 別冊少年キング泣き虫番長 昭和44年 ぼくらどんとこい 昭和42年 別冊少年キング太陽の子 昭和41年 週刊少年キングバタバタしていて、ブログ更新もすっかりサボっていて、あっという間にもう年の瀬ですね(笑)結果、今年最後の更新は私のHNでもあるひろし虫で終わることになりました。狙っていた訳ではありません(笑)来年もペース遅めで更新していきますが、いよいよ水島先生のビッグタイトル、ドカベン、あぶさんなどが近づいてきました。その当りは、ちょっと細かくやっていきたいと思っています。画像容量との戦いとなりそうですが、まあ、一杯になったら別のブログで続編を始めるとか(笑)それではみなさん、よいお年を。
2007年12月30日
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別冊少年キングの読みきりを中心に納めた「水島新司名作劇場3」今回の「ないてたまるか」は学年誌で連載された作品である。巻頭に紹介文が載っているのでそちらを紹介(原文ママ)新潟県警さつ剣道大会に出場した鬼けいぶ愛川は、優勝戦で相手の面を決めたときに足とせぼねを痛め、入院することになった。愛川には三人の子供、たつや、てつや、さなえがいる。てつやは運動会でも賞品を一人じめするほどの元気ものだが、兄のたつやは体が弱く、なやみのたねだった。愛川の傷は思ったよりもひどく、いのちをかけて手術をする事になった。子供たちはお父さんを元気づけるために強力してがんばる。そして体のよわいたつやは200m競争で、マラソン王者の番長を抜いて優勝メダルを手にするが、何者かに盗まれてしまう・・・貸本から少年誌に転じ、学年誌に連載された初期の水島作品の感動作。昭和42年 小学3年生 (写真は東考社のコミックス)久しぶりの更新となってしまいました。別ログの方が年末までの企画があり、それが忙しくって。更新停滞ですが、またボチボチ復活していきます。
2007年12月04日
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別冊少年キングの読みきりを中心に納めた「水島新司名作劇場1」今回は内容ではなく、巻頭の先生のコメントを紹介。(原文ママ)おおぜいの子どもたちを前に世界一のピエロが喝采をあびていた。みんなころげんばかりに大笑いをしている・・・・・。でも、その中で一人の身体不自由児だけは顔をピクリともうごかさない。ピエロはいつしかその子一人を意識し、笑ってもらおうと盛んに踊る。だが、その子の顔からほほえみはない。ピエロはたったひとりの子を笑わすことができない自分がなさけなくなり、いつしか目に涙をうかべていた。「いつも笑っているピエロが泣いた」・・・・・とたんにその子は笑い出した・・・・ピエロが泣いたと笑い出した。でもそれをみた私もみんなもいつしか泣いていた。笑いの中にこそ真の涙あり・・・・・それいらい、私はこのことをモットーに書き続けている。収録作品負けてたまるか 昭和42年 週刊少年キング真紅の盗塁王 昭和42年 別冊少年キングファイティング猛 昭和42年 別冊少年キング勘太とヤッちゃん 昭和41年 別冊少年キング走れ!まごがめ 昭和42年 別冊少年キング今回も東考社の単行本から。この東考社は、漫画家でもあった桜井昌一さんの興された出版社です。東考社のホームランコミックスのおかげで、昭和40年代前半の、水島先生が短編で描かれていた作品が多く読むことができます。
2007年11月18日
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下町の桑原町に生まれた吾郎。ひょんなことから、同じ中学の富島率いるサッカーチームと試合をすることになる。サッカーのサの字も知らない吾郎、ましてやチームすら無い。必死の努力で寄せ集めた10人、しかし、その中の一人に足の病気が直ったばかりの健吉がいた。吾郎は、健吉をみんなと同じに扱い練習をするが、動きの激しいサッカーに彼の足は耐えられない。が、チームはぎりぎりの11人。健吉は秘密の特訓をし、吾郎にキーパーとして使ってくれと懇願する。そして富島のチームとの試合に出場するが、健吉の足の病気が再発してしまい・・・日の丸文庫から少年誌に移り、連載を開始した作品。昭和41年 週刊少年キング3巻の末には、泣くな王将も収録されています。泣くな王将 昭和42年 別冊少年キングこの下町のサムライ、何年か前まで、自分の蔵書の中で2巻が欠けていました。古本屋やネットでずっと探していましたが、オークションでセリ負けたりして、中々買えなかったんですね。偶然見つけたのは、大阪まんだらけ。すっぱり3冊揃っていました。真ん中だけ欲しかったんですが、結局セット売で購入。という訳で、家には1,3巻が別に1冊ずつあります。コレクターとしてはしょうがないよね(笑)
2007年11月11日
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まずは虫コミのオビに載っている紹介文を紹介。(原文ママ)「この作品は、長男新太郎が生まれてまもないころ連載されたものです。 新太郎は顔が丸く目が大きく、そしてハナは空がよく見える上むきでした。 それをそのまま描いてできあがったのがこの作品の主人公てつや君なのです。 すこしキカン坊ですがとてもいい子です。」次に虫コミの表紙の裏にこっそり隠してある、文章をご紹介。(原文ママ)「あるところにトラの親子がおりました。おとうさんトラは上の子トラをピッチャーに 下の子トラをキャッチャーにしようという大きな夢をもっていました。 上の子トラはギッチョでした。下の子トラは右利きでした。 おとうさんトラの見る夢はいつも子トラがバッテリーを組んで甲子園球場でかつやくしおている夢でした。 トラのおかあさんはいつもソロバンをはじいていました。 それはけいやく金の計算をしているのでした。 おとうさんトラは金で息子は売らんといいました。 阪神なら親せきだからタダでもいいといいました。」なんなんだろうか?この裏の文章(笑)昭和41年 小学五年生このでっかいチビ、虫コミの方は全作載っているわけでは有りません。すべての作品は東考社の方で読むことができます。元々、この作品は学年誌の小学五年生に本誌掲載されていました。付録としても出ていたようですね。こんなに一杯画像貼っちゃうから・・・容量足りなくなってくるんだよな・・・。ま、いっか!更新ペースが落ちていますが、ちょいと忙しくなっていますので、こんなもんで週一ペースですいません。
2007年11月04日
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東考社の単行本より、紹介文をご紹介。(原文ママ)五郎の住んでいる下町の小高い丘に、ひときわ大きなやしきがある。みんなは下町御殿と読んでいる。そこの先祖は、昔このあたりのとのさまだったそうだ。今でもその子孫は力を持ち、その息子は若とのさまと呼ばれている。五郎の先祖はとのさまに仕えた馬番だったそうだ。五郎には和歌子さんという好きな人がいた。心臓が悪く入院しているのだが、若とのさまも熱をあげているので、お話はややこしくなる。「おそれおおくも身分が違う」と友達にからかわれながらも、「れんあいは自由だ!!」と五郎は恋人のために大かつやく。貸本から少年誌に筆を移したころの、学年誌に掲載された作品。東考社の単行本には「だぶだぶNo.1」も同時掲載昭和41年 小学5年生(だぶだぶNo.1は昭和44年の小学5年生)今回も東考社の単行本から。昭和41年前後の水島先生の作品は、単行本となって読めるものは、東考社から発刊されているものだけです。付録本、本誌掲載、色々な初期作品が読めるので、私は東考社の単行本は気に入っています。次回はこの東考社についても、ちょっと書いておきたいと思います。
2007年10月28日
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鷹匠の子、鷹次郎の元には”べんけい”という名の鷹がいた。いつものように野うさぎを獲っていたある日、獲物を仕留めようとしたべんけいだったが、獲物はいつもの野うさぎではなく、たぬきだった。普段は鷹次郎から給餌されているべんけいだったが、たぬきとの死闘でべんけいは野生を取り戻してしまう。たぬきを仕留めたべんけいは、近寄った鷹次郎の手を傷つけ、飛び立って消えてしまった。鷹次郎はもう一度、べんけいを自分の元に取り戻すため、山に旅立つ・・・東考社のコミックスには馬っ子、牛突き、やったれ!チビも同時掲載少年鷹王 昭和40年 週刊少年キング馬っ子 昭和40年 週刊少年キング牛突き 昭和40年 週刊少年キングやったれ!チビ 昭和40年 週刊少年キング貸本から少年誌、水島先生の少年誌デビューは少年キングでした。この辺りの読み切り作品は、東考社から発刊されたホームランコミックスの「水島名作劇場」に収録されています。初期の少年誌の作品は、少年画報社のキングコミックスと、この東考社のコミックスで御紹介していこうと思います。
2007年10月22日
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水島先生の影での最後の作品、「あんた誰?」の1ページです。今日の休みで少しデータ画像をスキャナーで取り込みましたので、昭和40年の少年誌掲載の作品群から再開していこうと思っています。本を整理していて、せっかくなので少年誌に行く前に、影の最初と最後になった作品の画像を御紹介しておこうかなと思いまして。上の作品が昭和40年、そしてこちらは昭和33年のデビュー作「深夜の客」の1枚です。7年の歳月で、先生の画風も替わって来ていますね。
2007年10月21日
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夏目漱石の小説「坊ちゃん」を漫画化したもの。物語は、坊ちゃんが松山中学校に赴任するところから始まる。登場人物は、山嵐、赤シャツ、野だいこ、うらなりなど小説のままだが、若干のオリジナリティが加えられている。「少年少女日本文学名作漫画」の第1巻。(2巻が出たかは知りません。)巻末に水島先生の松山取材日記が掲載されている。平成10年に双葉社から日本漫画家大全「水島新司」が出版され、当時と全く同じものが取材日記付で掲載されている。日の丸文庫 昭和39年坊ちゃんはこの表紙のものの他に、光伸文庫版のものがありますが、どちらも時々ネットオークションなどで見かけます。おそらく、水島先生の日の丸文庫時代の中では発行部数も多いと思われます。さて、これで日の丸文庫の一連の水島先生の作品は終了。少年誌に活躍の場を移された昭和40年の少年キングの作品から御紹介していきたいと思います・・・・・が。スキャナーで取り込んであった画像は日の丸文庫だけでしたので、今週末の休みの日にネタを取り込んでから、再開したいと思います。もう一つ、やばいことが。この楽天ブログ、50MBの写真の容量があるようですが、ここまでの使用量は12MB・・・。最後まで行けるのかな?どなたか、なにか上手い方法がありましたら教えてくださいませ。
2007年10月17日
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あんかけ時次郎、珍念、駒下駄茂兵衛のご存じ爆笑3人トリオが送る、日本中に笑いの渦を巻き起こした「てなもんや三度笠」のマンガ版。テレビ版を見たことがないのでマンガ版がどうと解説出来ませんが、時次郎役は藤田まこと、表紙絵のお馬さん、よく似てませんか?巻末には原作の香川登志緒と水島新司のインタビュー、てなもんやの舞台写真、スタジオ裏話を収録。前田製菓の「てなもんやクッキー」は50円だそうで。昭和39年 日の丸文庫このてなもんやは続編で2巻まであるようです。私は1巻しか持ってませんが、1、2巻を私も時々名古屋店を覗きに行く、大手マニア系のショップのHPで買取募集をしていました。2巻に関しては、実際に古本屋などで販売しているのを、ちょっと見たことがありませんが、これも手に入れて完結させたい作品ですね。自分もそうなのですが、コレクターさんは一度手に入れたら、滅多に出してくれないですけど(笑)
2007年10月16日
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北九州の小さな炭鉱地帯に生まれた西岡信一は小学6年生の時に父を落盤事故で失い、母や妹と共に苦しいどん底の生活を続けてきた。働きながら学校に通う毎日、そんな彼に再び最悪の不幸がやってきた。母の死である。信一は高校の進学をあきらめ、炭鉱の所長の紹介で大阪の「フランク自動車」の給仕として働き始める。明朗活発でまじめな彼をみた担当課長は、彼を夜学に通わすよう計らってくれた。そして4年、無事に高校を卒業した彼は改めて「フランク自動車」の営業マンとして採用された。ライバル自動車会社の優秀な営業マンと販売合戦を繰り広げるために彼は・・・・・「ダルマよ足を出せ」の後編として、主人公信一の営業マンとしての活躍を描いた物語。日の丸文庫の単行本「出世作シリーズ」には五十嵐幸吉の「秘密社員」も同掲。昭和35年 日の丸文庫 (影46号)昭和39年 日の丸文庫 出世作シリーズ2この出世作シリーズ、ちょっと刊行年月日が定かではありません。影の掲載自体は昭和35年、出世作シリーズの1も昭和35年ですので、これも昭和35年かもしれません。ただ、色々なものを調べてみても、ガッチリ社員は昭和39年と書いてあるんですよね。中身は続・ダルマよ足を出せなんですけどね。
2007年10月15日
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カンコロめしとは?小説大番の中で主人公の牛ちゃんはいつもカンコロめしを食べていましたね。丸い鉄の鍋にいもやなっぱなどを入れたおかゆの事です。おかゆといえば、きこえがいいのですが、水が七分でめし三分というまったく水のようなおかゆなのです。鍋のおかゆがだんだん減ってくると木のしゃもじでかきあつめるため、鍋の底としゃもじがふれあい、カンコロカンコロと音がするところからこのような、あだな、がついたのです。東北の小村に暮らす、母のいない子供たち。でかせぎに出掛けた父を待つが一向に帰ってこない。カンコロめしを食べながら、懸命に留守を守り、苦しい生活を続ける兄弟であったが、ある時、学校で弁当泥棒が多発する。疑いは父の帰らない貧しい兄弟に向けられるが・・・・・・昭和39年 日の丸文庫 爆笑シリーズ22爆笑シリーズ最後のカンコロめしです。この作品の出た後の昭和40年、影100号の「あんた誰?」で水島先生は貸本の”影”から、少年誌の方に活躍の場所を移されます。少年キングを皮切りに少年誌に移られた先生の活躍は、この先でまた。この最後の影の作品「あんた誰?」は”水島新司 20年展”のパンフで見る事が出来ます。ちなみに貸本・影は昭和41年、影120号で休刊となってしまいました。さて、この辺りの私の記述、全てが自分で調べている訳ではありません。「貸本マンガリターンズ」という本はかなり参考にさせて頂きました。次回は、少年誌・・・と行きたいところですが、もう3冊、昭和39年の刊行物を御紹介します。
2007年10月14日
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キー太郎とモン太の夢?のコラボ。その名もモンキーコンビ!相変わらずのけんかの毎日のモン太。そのけんかの真っ最中にキー太郎と出会う。けんかの強さに”なぜか”引かれたキー太郎はモン太の弟子にしてくれと頼み込む。ところがモン太は、忙しいからキー太郎を弟子にする気が更々無し。”おれについてくるな”モン太の忙しい理由、それは後楽園球場のボールボーイのアルバイトだった。後楽園球場のジャイアンツのベンチ。長島、王らそうそうたるナインの中、どんちゃんこと西郷選手の姿も。(どんちゃん=まんが39の読み切り作品の主人公)スランプに喘いでいたどんちゃん、モン太のくだらないヒントから打撃開眼。4-4の同点で迎えた8回、5番の吉田に替わって、代打西郷が告げられる。バッキーの放った4球目、どんちゃんの放った打球は・・・・・・昭和39年 爆笑シリーズ 21号この漫画の主役となる3人。その一人どんちゃんの活躍を私は読んだことがありません。昭和39年の水島先生の活躍の場、日の丸文庫。先生は昭和40年の影100号の読み切りを書き終わったところで、ここまでの貸本の世界から少年誌に活躍の場を移すのですが、その直前のいわばサービスだったのかも知れませんね。さて、爆笑シリーズも残すところ、後一つとなりました。
2007年10月11日
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大阪の貧乏長屋に生まれた坂田太郎少年の物語。生まれる前に父を亡くした太郎は、一歳の時に脳炎を患い障害を持つ。小学3年生のとき、ふとしたキッカケで将棋の駒作りをする甚兵衛さんと出会い、将棋を覚える。将棋に熱中する太郎はメキメキと将棋の腕を上げ、6年生のときに素人将棋大会で五段の木戸村と対局するが、様態が急変した母のために放駒してしまう。その時居合わせた加納八段が、太郎の才能を見抜き弟子入りさせようとするが・・・光伸書房の単行本には同じ将棋を題材にした「末っ子」も同収。歩 → 昭和39年 爆笑シリーズ20号末っ子→ 昭和38年 影80号爆笑シリーズも20号まできましたが、肝心の20号の”歩”は私は持っていませんので、光伸書房の方で。関係無いですが、ここまで結構画像を貼っちゃいました。楽天ブログがどのくらいの容量まで使っていいのか忘れちゃいましたが、後に御紹介するドカベンなどの一連の作品。出来れば1巻ごとに画像を貼りたいのですが、足りるのかなぁ?アフリエートの小さい画像にしようかな?
2007年10月09日
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爆笑シリーズの最初の紹介文から(原文ママ)頭が弱くて、口悪く、意地が悪くて、顔の構図もガタガタで、まったくとりえのないこのモン太少年・・・・・・・でもなにかしら一つぐらいはとりえがないかと、一生懸命探した・・・・・・・ポン! あった!!天才的なものがひとつだけあった。それは・・・・・けんかです。そのモン太くんの一日が始まったのです。昭和39年 日の丸文庫 爆笑シリーズ 19号この作品も向こうのブログでは紹介していない作品です。ちょっと確認できないのですが、前回の”大社長キー太郎”の最終ページの次号予告に、19号どんなモン太の紹介文がちょっと載っています。「まんが39新年号で好評のどんなモン太が単行本になります」このまんが39、かなりのレアだと思います。私は一冊も持っていませんし、市場で極まれに見かけた時はかなりの高価。ですから確認出来ないのです。もうひとつのブログの方で、”水島新司作品譜”と称して記事を作りましたが、こんな書き出しから始めています。「水島新司作品譜の記事は、2つの既刊の巻末の年譜を元に作成しています。 ・球道くん(マンガくんコミックス1,2巻) ・THE EXHIBITION 水島新司 夢の途中 」この2つ、大体一緒の年譜なのですが、実はまんが39の作品がかなり抜けています。オークションとかで見つけた39の掲載作品の名前を追った限りでは。いずれこちらでも、年表を作成したいと思っているのですが、39のコレクターの方がいたら、是非教えて頂きたいです。よろしくお願いします。
2007年10月08日
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日本史上始まって以来の大台風災害で両親を目の前で亡くした「先輩」は、風の中をさまよい、土管の中に逃げ込む。そこで、「キー太郎」と出会う。お互いひとりぼっちの二人は、バラック住まいをしながら元気に暮らしていく。実はキー太郎、かば山玩具の社長の3男坊。お守りとして持っていたダイヤの印鑑をキッカケに父親と再開し、代理社長として、会社の再建のために乗り出し・・・写真は三部作で掲載された、キー太郎シリーズの最終巻。 ふとっちょのキー太郎 たそがれのキー太郎 大社長キー太郎 昭和39年 日の丸文庫 爆笑シリーズ 16・17・18このキー太郎シリーズは、もうひとつのブログでは大社長キー太郎を紹介していました。そちらでは光伸文庫版の表紙を載せていました。こちらでは、ひとつずつに分けようかなと思ったんですが、”リクエストがあれば”3つ御紹介しようと思います。コメントとかBBS少ないから寂しいのねん(笑)ちょっとだけ”たそがれ”の中身をご紹介。無ければ次行きます(笑)
2007年10月07日
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内田自動車の社長は自動車の売れ行きが伸びず、悩んでいた。毎月1千万もの広告費を掛けるのだが、松下自動車との売れ行きの差は開いていくばかり。車の性能は、勝るとも劣らずであるのに・・・そんな彼には一人息子がいた。稔也は少し頭が足りず放浪癖があった。ある日、稔也は犬の品評会場に出向く。そこで就職に悩む大学生、山中と出会う。山中は品評会を観にきた犬好きを相手に、アルバイトで野良犬を売っていた。稔也は彼の連れていた800えんの犬を気に入り買うと言い出す。父親は申年生まれの犬嫌いであるが、稔也の思いに負け、犬を買い取った。それから稔也は、犬の世話に一生懸命になり放浪癖がなくなる。そして犬好きとなった稔也は、父親が出張の間に山中から次々と犬を買い取る。7匹に増えたわんころたち。それを観た父親は・・・・・昭和39年 水島新司爆笑シリーズ水島新司爆笑シリーズの15巻、わんころ大将です。爆笑シリーズは読み切りモノの貸本ですが、大体1作が100ページくらいあります。先日から、昭和39年の刊行の物を紹介していますが、昭和39年の爆笑シリーズ他は12冊。先生は他に、影本誌の読み切りも描かれていますが、この年おそらく1500ページ近い漫画を描かれていると思われます。漫画を描くっていう作業は全然知らないんですけど、これって脅威的なんじゃないのかなぁ?
2007年10月03日
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東阪刑務所を出所した3ばかは、4年ぶりに古場組に戻った。親分の身代わりに入所した3人だったが、出迎えもなく親分の態度もどこか変。明るく組思い、そして人情味溢れる3ばかだったが、アニキ分の猪熊に親分は3人を殺すように命じる・・・と書くと切ったはったのお話に見えるので、思い切ってあとがきを紹介。如何でしたか?・・・・・私の作品にはあまり徹底した悪人は出てできませんが、今号の親分などそのもっともいい例でしょう。自分のお金をたらいまわしにされているのに気もつかず、その上自分の計算違いと思い込んでいるのですから、まったく愛すべき親分さんですね・・・3ばか諸君も盗みはしたものの、結果は親分に返したことになるのですから、親愛なる諸君のことだ、だまって認めてくださると信じています・・・はい、ではまた次号で・・・・愛すべき親分?最初は殺そうとしているのに?(笑)巻末には「水島新司の優雅な生活2」も収録。昭和39年 水島新司爆笑シリーズこれで楽天ブログでの記事は20本目になりました。自分としては、結構頑張りましたよ(笑)
2007年10月01日
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権助は親思いのいい子だが、頭が少し足りない農家の子。学校をサボって案山子を作り、「もへじ」と名づけて父さんの田んぼに立ててみると、不思議な事に雀がまったく近寄ってこない。学校でいつもバカにされ友達のいない権助は「もへじ」を友達のように思い、毎日田んぼで「もへじ」に話しかけていた。そんな権助と「もへじ」に友達が出来た。毎日、病気の母親の元に通う「かわいこちゃん」だった。そんな時、この農村に用地買収の話が持ち上がる。ドリームランドの建設地として、代議士がもへじのいる田んぼを300万円で買い取りたいと持ちかける。この田んぼは赤ん坊の頃から名義が権助の物になっていた。「もへじ」の住む田んぼを渡したくない権助は代議士の話を断る。そんな時、「かわいこちゃん」の母親に手術が必要となる。彼女の父親は、母親の入院費を捻出するためドロボウをして捕まっていた。手術の費用は10万円。その話を聞いた権助は・・・光伸書店の単行本は「拝啓校長先生様」も収録。へのへのもへじ 昭和38年 爆笑シリーズ13号私の蔵書では、へのへのもへじは爆笑シリーズは持っていません。前回までにも、爆笑シリーズでの抜けてるものがありましたが、このへのへのもへじは古本屋とかオークションとかでも見たことがありません。是非、手にしてみたい一品であります。
2007年09月30日
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浦井明訓高校の猪熊五郎。体の割りに手が大きいことで、ついた仇名は「げんこつ」。野球のピッチャーとして、彼の手の大きさは効力を充分に発揮し、加えて腰の強さ、体の柔軟性、手首の返し、まさに彼は超高校級の大エースだった。ところが彼にはひとつ欠点があった。元来の喧嘩ッ速さ。野球並みに喧嘩も強い彼の周りには常に喧嘩が付きまとう。廻りから心配を受けながら、高校野球地区予選が始まる。予選を圧倒的な強さで勝ち抜いた浦井明訓高校は、ついに甲子園へ。そして迎えた甲子園決勝。同点で迎えた9回の攻撃で、走者だった五郎はホームのクロスプレイのミスジャッジに激怒して、審判を殴って没収試合に・・・地元に帰った五郎に待っていたのは罵倒、嫌がらせの嵐。そんな彼に父親が自分の昔の話を語りだす・・・・・げんこつ高校生は光伸書房からも出版。こちらには「ひかげのもやし」も掲載されています。げんこつ高校生 昭和38年 水島爆笑シリーズひかげのもやし 昭和39年 影97集
2007年09月29日
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内田音吉は父と2人で過ごす中学1年生。父は日雇いで稼いだお金を全て呑んでしまうくらいの呑んだくれ。音吉の学校の給食代すら滞納していた。音吉は肩身の狭い思いをして学校に通っていたが、越境入学してきた金越財閥の息子から給食費を払っていないことで嫌がらせを受ける。仲の良い級友たちは、そんな音吉をかばうが、自分の事で仲違いする級友たちを見て、落ち込んでしまう。そして音吉は校長先生に宛てた1通の手紙を置いて姿を消してしまう(原文ママ)「はいけい校長先生さま ぼくは1年2組の内田音吉です。 ぼくのうちは色々な、つごうでびんぼうでそいで学校のお金が払えません。 山村先生にさいそくされるたびにぼくは死んでしまいたくなります。 きゅうしょくもただでたべるみたいで、とてもつらいです。 だからお金がはらえるまで、学校をやすみます。 かんべんしてください。 さようなら。」この手紙を見た校長先生は、呑んだ暮れな音吉の父の元に赴き・・・・・この作品はもうひとつのブログでは紹介していません。光伸書房の「へのへのもへじ」という単行本の中に、この「拝啓校長先生様」も掲載されていて、サラッとそちらで名前だけ紹介しました。水島新司爆笑シリーズでは、この作品は単独でシリーズの11として出ていましたので、今回は記事を作りました。
2007年09月24日
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猿飛佐助、父の自動車会社を乗っ取った由井大蔵の仇を討つため、山奥で忍者として修行し、由井のライバル会社、水戸自動車に入社する。彼の役職は秘書、実のところは産業スパイ兼ボディーガードとして、由井自動車の産業スパイと戦う。入社面接のとき、スリからサイフを奪い返した相手がJOC連盟の委員長。脚力に惚れ込んだ委員長が、マラソンに出場させようと彼を探し出し、マラソンの東京オリンピック選考会に出場させる。見事、強豪相手に世界記録で優勝する。トップの写真は光伸書房版。これは水島新司爆笑シリーズの9と10のサラリーマン猿飛佐助が2つとも収録されています。このサラリーマン猿飛佐助、英語版が出ているというウワサを聞いたことがあるんですけど、どなたか御存知ないですか?昭和38年 水島新司爆笑シリーズ
2007年09月23日
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ミコの方は茂吉と逆で、野球が得意で家事や女の子らしい遊びが苦手な、男っぽい女の子なのだ。そんな二人は、性格もそのまま成長していく。二人が中学3年の時、父親の仕事の都合で東京に引っ越して行き、別れが訪れる。別々のまま成長した二人。お互いが仕事を持つような青年時代、その再会は再び訪れる。母親が病気になったミコの家にやってきたお手伝い。それは茂吉だった。10年振りの再会、二人の性格は昔のままだった。そして、二人に待っているのは・・・と、含みを持たせますが、これは恋愛漫画です(笑)。昭和38年 影87号写真は光伸書房の単行本。光伸版には、はったり銀座の伊達男、ガリガリ亡者も同時掲載されています。はったり銀座の伊達男 昭和36年 影64号ガリガリ亡者 昭和37年 オッス23号私の集めている水島先生の古い出版物は、出張などの際に古本屋を覗いて集めたものやネットで買ったもので、貸本上がりが多く、何冊かの本には、ガリガリ亡者の扉絵の上の所のように、貸本のスタンプが押されているものがあります。古本屋さんによっては、本の程度や状態をビニールに入れてあって判別できないところもあり、本を買ってきて開けて見ると、貸本のスタンプだらけの場合もあったりして・・・。
2007年09月22日
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岩手県の盛岡市。岩手山の麓には石川啄木の歌碑がある。その少し離れた馬喰村に住む赤木三太。彼の家は馬喰。すなわち、競走馬を生産し、セリ市での収入をなりわいにしている。今年、三太の家の肌馬キッドに産まれた仔は白馬。三太は父・伝蔵との約束で、その白馬を貰い受ける。タロウと名づけられた仔馬は良血で、当歳馬からその素質が近隣で噂されるほどの期待馬だった。そんなある日、馬小作たちから伝蔵は相談を受ける。馬地主の沼田から汚いやり方で借金を背負わされ、田畑を奪い取られそうになっていたのだ。汚い沼田から、小作たちを救うため、伝蔵は彼らの借金を肩代わりし、自らが小作たちの馬地主になることを決める。小作たちを纏めて、馬地主になった伝蔵に腹を立てた沼田は、あの手この手で嫌がらせを始める。騙しに放火。肌馬キッドまでもが火に焼かれて亡くなってしまう。そんな嫌がらせに耐えながら、啄木の歌碑も雪に埋もれること3回。伝蔵の手に残ったものはタロウ1頭のみ。順調に育ったタロウは、小倉レース(日本ダービーに次ぐ大レースらしい?)に出場する・・・・昭和37年 日の丸文庫 影別冊この頃の水島先生は色々な題材を漫画にしています。今でこそ野球漫画の巨匠として、ご活躍されている水島先生ですが、昭和30年代の水島先生の活躍の場は貸本である影がメインだったんですが、読みきりばかりの雑誌のため、書いている題材は一杯あります。私は、ちょっぴり競馬好きな一面を別のブログでは見せていますが、競馬好きとして、この作品についての感想は・・・・・・・・・・うーん・・・・・・・・。
2007年09月19日
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巻頭の、水島先生の前書きを御紹介。二死満塁・・・・・野球ファンなら誰でもご存知の大ピンチを形容する言葉である・・・・・しかし、これは野球に限らず、あらゆることにあてはまるとは思いませんか?・・・・・実に骨のある言葉である・・・・・人生にたとえるなら、苦境のどん底を想像させる大ピンチ!!しかし、幾多の人々の中には、この苦境にあえぎ・・・・・自らの人生を崩す者・・・・・そして一方闘魂と努力によって見事克服する者・・・・・色々である。一面華々しきプロ球界にも、直接試合に関係のない二死満塁が意外にも多いのが現実である・・・・・この物語も、そうした二死満塁の苦難と戦いつづけ乍ら一歩一歩ピンチを脱し、プロ野球の一スターをめざして頑張り続ける、一人の男とその兄弟らの物語なのである・・・・・・・・・・・新司(原文ママ)数々の苦境にあえぎながら、自らの腕で南海ホークスに入団した三郎。そこには更なる大ピンチが・・・・!!昭和37年 影別冊 日の丸文庫選集として、発売されたこの「4万人に涙あり」。これももうひとつのブログでは未掲載です。先生の作品でプロ野球が舞台になるものは、古い作品では阪神と南海。日の丸文庫が大阪の出版社であるためなんでしょうか?新潟生まれである先生が、この2球団のファンなのは実際何時からなのか?本当のところを教えて欲しいです(笑)
2007年09月17日
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XYZ自動車株式会社の風船サラリーマン白名はうだつの上がらないダメ社員。XYZ自動車の三輪自動車ギョゼットのセールスも新入社員の植木糸志の足元にも及ばない。ある時、XYZ自動車に新車発売が発表される。新発明の高性能エンジンを積んだゼット。評判にもなり放っておいても業績の伸びそうな新車の発売に意気上がる営業マンたち。ところがゼットを巡って他社のABC自動車の産業スパイが営業部に潜りこんでいると噂される。そんな中、売り上げの伸びなかった白名の元に一本の電話が。「大口契約を結んでやる」との一方的な内容のその電話に飛びついた白名だったが、待ち合わせの場所に待っていたのはなぜかABC自動車の営業マン。それを目撃された白名は産業スパイに決め付けられてXYZ自動車を解雇される。退職金代わりにギョゼットを一台貰った白名。仕事の無くなった白名はひょんなことから屋台のラーメン屋を始める。その名も「風船そば屋」。その彼の元に現れた植木が・・・写真は昭和43年発行の光伸書房の「サラリーマン太平記」です。実は、このサラリーマン太平記は、昭和37年・38年の影、水島新司 爆笑シリーズの7と8の二つをまとめて載せたものです。私は勝手に、この2つを風船シリーズと呼んでいますが(笑)昭和37年 水島新司爆笑シリーズ7 「風船サラリーマン」昭和38年 水島新司爆笑シリーズ8 「風船そば」
2007年09月13日
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文字通り、甲子園球場で阪神を応援し、やじりまくる虎やんが主人公。あとがき文が最後にあるが、実際に阪神狂の魚屋さん”魚はつ”さんをモデルにした話だそうです。物語は、すべてその人の話によるものだそうで、阪神の勝敗に一喜一憂し、阪神の勝った次の日には魚を安くしてくれるような話が続きます。阪神優勝のその時、甲子園球場に相変わらず聞こえる、虎やんのがなり声。ところが5回、阪神小山の打ったファールが虎やんを直撃し・・・巻末には”お笑い月刊”も掲載。昭和38年 日の丸文庫 爆笑シリーズ6古い物から順にと一番最初に書いてしまいましたが、爆笑シリーズの番号順にいくと、この作品が6番目に入ります。次に書く予定をしている作品の爆笑シリーズは昭和37年の発表作に戻ってしまいますが・・・。せっかく爆笑シリーズをここまで並べて来たので、爆笑は順番どおり、そして他の刊行物をその年代の間に挟むようにすることにします。ところで、このお話は阪神のお話です。影、オッスの出版元の日の丸文庫は大阪の出版社。その地域色もあるのでしょうか?阪神を題材にしています。水島先生というと、昔からのホークスファンのように思われますが、この後の紹介にも・・・ってかなり先になりそうですが、元々は阪神ファンだったことが判るような、作品・文章がたくさんでてきます。のちの作品「あぶさん」が南海を題材にしていたため、ホークスファンに変わっていったんですね。きっと(笑)
2007年09月11日
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日下村の無法松こと松五郎は、根っからの喧嘩好き。村では松五郎のあまりの強さに喧嘩を売るものもいなくなってしまい、最近は家業の木こりで木を切ってうさを晴らすのが関の山だった。そんな松五郎には2人の息子がいた。長男の剛、次男の力、2人を合わせて読むと剛力、さすが無法松に相応しい名前の付け方である。父親似の剛は腕っ節も強く、村のガキ大将。一方の次男の力は母親似で体が弱くいつも泣かされて帰ってきてしまう。松五郎は、おとなしい力に対して、強くなれときつく怒るばかり。かたや剛は村の相撲大会でも5人抜きで優勝するなど、期待は腕っ節の強い兄に集まる。剛の中学卒業が迫り、松五郎は家業の木こりの跡継ぎとして剛に大きな期待を寄せる。そんな中、修学旅行の登山が行われるが遭難事故があり、親友2人を助けようとした剛は不幸にも転落死してしまう。悲しさに打ちひしがれる松五郎を見て、残された力は兄に負けないくらい”たくましく”強くなろうと誓い・・・この日の丸文庫の爆笑・出世シリーズには読者のコーナーがあるが、その中に寄せられる感想・似顔絵とも長きに渡り人気のあった一作。少年が強く成長していく話ってのは、人気になりますね。こちらも光伸書房版が出ています。光伸書房版には”やぶにらみ”も収録。たくましきわが子 昭和37年 水島新司 爆笑シリーズ5やぶにらみ 昭和38年 影 78号ふー。今日は3本書きました。ちかれたビー。これで10本到達!!ではまた。
2007年09月09日
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物語は泣く子はなお泣く暗黒街から始まる。ツイスト組と縄張り争いを繰り広げる、ドドンパ組の三下は3人で一人前のぽんこつ愚連隊。組長・度鈍波椹三はツイスト組組長・津井須戸源蔵と、残議院議員の選挙で立候補し争っていた。そんなある日、ドドンパ組の若頭が人を刺してしまう。組長は若頭の代わりにぽんこつ愚連隊の六朗に身代わりに自首することを命令する。普段は3人でしか行動も出来ない愚連隊だったが、組の役に立てるのであればと六朗は身代わりに自首する事を決意する。六助の入所中、ドドンパ組はツイスト組との縄張り争いに負け、組長はツイスト組に捕まってしまう。愚連隊から、それを聞いた六朗はひとつの作戦を考え付く。その作戦とは?昭和37年 水島新司爆笑シリーズ4 日の丸文庫昭和37年頃の水島先生は、影での連載が絶好調の頃なんでしょうか?爆笑シリーズも37・8年辺りの作品がかなり多いです。この当時は劇画がブームでしたが、水島新司先生のギャング物は、やっぱりズッコケ。涙と笑いの作品が多いようです。シリアスな作品もたまにありますけどね。
2007年09月09日
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東京の片すみの四軒長屋、またの名をけちんぼ長屋。そこには4人の男が住んでいた。へぼ長者、くず源、まんが家、藪小路伯しゃく。いずれ劣らぬ4人のケチである。そんな彼らの元に1人の男がやってくる。長屋の地主の孫、又四郎。4日間の東京見物にやってきた。地主に言われ又四郎の滞在する4日間、4人のけちんぼの元で暮らす事になった又四郎。いずれ劣らぬ4人の個性派ケチに対し、又四郎もまけず劣らずのけちんぼぶりを発揮していくが・・・昭和37年 けちんぼ大将 影 水島爆笑シリーズ3号・・・・と。影の爆笑シリーズ3号と書きましたが、私はそれを持っていません。”いだてん三太”が1、2は”つばき三十朗”という作品になるのですが、この2・3は欠です。探してはいますが、そう簡単に見つかるものではありませんね(笑)この写真は光伸書房の単行本。他に、”子供じゃないの”と”スリルを味わう男”が掲載されています。昭和37年 子供じゃないの オッス22号?昭和37年 スリルを味わう男 影69号
2007年09月09日
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福島県の上の田中学に転校してきた栗田三太。体が小さい彼の仇名は「グリコ」。転校して毎日の授業は寝てばかりの三太だが、勉強は学年でブッチぎりのトップ。体育の授業のマラソンも、他の選手を3周も差を付けるほどの韋駄天。そんな彼だが、これまで転校は実に7回。そのすべてが自主退学だった。三太には秘密があった・・・その秘密、三太はアイヌ人。秘密がバレるとみんなから馬鹿にされて短気を起こし、喧嘩が続き最後は退学。これの繰り返しだった。ある日、一人の男がいじめに遭っているのを三太が見かける。いじめられた彼もアイヌ人だった。同じ悩みを持つ二人、お互い初めての親友として学校生活を助け合っていく。そんなある日、「全国中等高校マラソン大会」の福島県代表の選考会が開かれる。親友の田所の推薦で選考会に出場できることになった三太は見事に福島県代表に。そしていよいよ「全国中等高校マラソン大会」の幕が切っておととされる・・・・・昭和37年 日の丸文庫 爆笑シリーズトップは水島新司爆笑シリーズの”1”いだてん三太です。これも爆笑シリーズの1なんですね。実際の爆笑シリーズはこちらの方から続いていってるようですが・・・。もうひとつのブログの方は、いだてん三太の光伸書房版の方を載せていました。こちらの方はいだてん三太の他に、かっぱ太郎、のう天熊とがらっ八も載っています。かっぱ太郎 昭和37年 オッス17号のう天熊とがらっ八 昭和37年 魔像51号
2007年09月03日
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青びょうたんこと寛太、そして青大将こと大丸。阿呆の青びょうたんとデパートの社長の息子の青大将は出会うといつも喧嘩ばかり。阿呆の青びょうたんだが、彼の取り得は人並み外れた運動神経。特に走る事にかけては誰もが一目置いている。そんな青びょうたんは、いつも授業を途中で抜け出して帰っていってしまう。青びょうたんのことをみんなは自分勝手の阿呆と噂していた。ある日、青大将はデパートの父親社長に「バイクを買ってくれ」とねだりに行く。あっさり断られた青大将は腹いせにデパートの商品を壊して裏口から逃げ出そうとするが、ごみ置き場で廃品を集める青びょうたんを見かける。いつも勝手に帰っている青びょうたん、彼は病いで床に伏す母の代わりにガラクタを売って生活費と医者代を稼いでいるのだ。そんな青びょうたんを見た青大将は・・・光伸書房の単行本には「ドレミファ音頭」も同掲。「青びょうたんと青大将」 昭和37年 影71号「ドレミファ音頭」 昭和37年 影70号これも私の蔵書は光伸書房のものだけです。この時期の水島先生は、影、魔像、オッスといった日の丸文庫で執筆をされていました。魔像には平田弘史先生やオッスには山本まさはる先生、山森ススム先生、このオッスからは本宮ひろ志先生がデビューしたようです。こういった方たちが紙面を飾っていたようですね。
2007年09月02日
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日の丸文庫には珍しく巻頭紹介文があるので転記。(全文ママ)都会の一隅・・・・・・・・貧しき下町に展開する笑いと涙純粋なる真心の美しさに奮起一番武やんの心意気を添えて、水島新司が人間愛を描く珠玉感動編貧乏長屋に住む書道好きの武やんの笑いと涙の物語。光伸書房の単行本には、「涙の救援投手」も掲載この「筆の武やん」そして「涙の救援投手」、掲載号がよく判りません。一応、影の掲載号は、オークションや、古本屋さんで見かけた時に、確認できた号数を載せています。確認といっても、欲しくても高価で買えないので、ヨダレ垂らしながら見ているだけですが(笑)一応、水島新司先生のデータ本みたいなモノもあって、そこには号数が書いてあるものもあるのですが、それがどうも微妙に違っているものもあって、自分で確認したものについて載せています。この先の紹介でも”?”とか表記する場合もありますが、御勘弁のほど。筆の武やん 昭和36年 影?涙の救援投手 影?
2007年09月01日
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どん平は、生き別れになったおっ母さんに巡り逢うために、旅を続けていた。いつ巡りあえるか判らない旅の途中、出会ったのは落語家の三竜亭甚兵衛。落語家になって有名になれば・・・生き別れのおっ母さんがどこかで、自分を観てくれるのでは?どん平は甚兵衛の弟子になり、兄弟子である貧雀と落語で出世を目指す。落語も上達してきたある日、どん平はチャンスをつかむ。急病で倒れた小金歯の代役として、どん平は初めて高座に立つ。その初舞台は・・・。昭和36年 影別冊4日目の「どん平売り出す」は某所では載せていない、いわば、未発表?(笑)表紙の写真、判りにくいでしょうが、「日の丸爆笑シリーズ 1」とあります。水島先生が活躍していた「影」で、本誌以外に水島先生の作品が見られるシリーズ物が数冊あります。水島先生のシリーズは、「日の丸爆笑シリーズ」「水島新司出世作シリーズ」「日の丸選集」があるのですが、実はこの「日の丸爆笑シリーズ1」は二つあります。この「どん平売り出す」は”水島新司”の文字が無いのですが、もうひとつの1、「いだてん三太」は背表紙は「日の丸爆笑シリーズ」、表表紙は「水島新司日の丸爆笑シリーズ」となっていまして・・・・・・・・よく判りません。発行年月日は、この「どん平売り出す」の方が先なんですけどね。仕事が忙しくなっていたので、3日坊主にして、日を置いて再開するつもりだったんですが、アクセスして頂いた方が、結構多かったんで、4日目も書いちゃいました。どうもありがとうございます。
2007年08月30日
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幼い頃に脳膜炎にかかった次郎。優秀な兄一郎は彼と一緒の学校に通うことを嫌がる。そんな次郎には、一つの才能があった。時間を忘れ熱中する貼り絵。所かまわず熱中する次郎を他の生徒たちは馬鹿にする。そんなある日、生徒会長選挙が行われる。立候補した一郎は演説の時に他の生徒から次郎の事でからかわれ、結果落選。次郎のせいでと怒る一郎。だが、ふとした事から次郎の誠実さに気づいた一郎は、次郎に内緒で貼り絵を文部大臣図画コンクールに送り・・・でめきん次郎 → 昭和36年 影54号私の蔵書としては昭和43年に発行された光伸書房のコミックスを持っています。本編の掲載された「影」という雑誌、たまにyahooオクなどでも見かけますが、5000円程度と結構な値段で取引されているようです。光伸書房から出ているコミックスには、この「影」という雑誌に掲載された、水島先生の漫画の傑作選のようなもの。こちらはオークションでも、比較的に買いやすい値段で取引されるようです。光伸書房のコミックスには「どぶろくの源」「ぼくのおじさん」も掲載されています。どぶろくの源 → 昭和37年 影67号ぼくのおじさん→ 昭和39年 オッス45号オッスも日の丸文庫の発行する漫画雑誌。影やオッスも当時は貸本として利用されていました。
2007年08月29日
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3年ぶりの娑婆。刑務所から出所した清水一家の石松の前に迎えに来たのは、弟分の法印一人だった。出迎えの少なさに荒れる石松であったが、法印から清水一家の組員たちが、敵対する黒駒一家に代わったことを聞かされる。病気の組長、足を洗って堅気になった組長の息子の若頭を見て、殆どの組員が清水一家を見捨てたというのだ。組の再建のため勢力を取り戻そうと奔走する石松だったが、そんな矢先、組長が亡くなってしまう。そんな傷心の最中、黒駒一家のヒットマンが石松の前に現れる・・・昭和35年 影47号写真は水島新司出世シリーズ(日の丸文庫)。「サラリーマン森の石松」も同時掲載しています。こちらは「影」では未掲載だと思います。しかし貸本上がりなのでボロボロですね。(笑)ところで、「影」という雑誌の17号に掲載された「深夜の客」で水島先生はデビューしました。この「深夜の客」は、昭和53年に清山社から発行された、磯山勉氏の「水島新司マンガの魅力」で5コマほど見ることができます。でも自分としては、この影17号を手に入れて、見て見たいものです。ちなみにこの影17号。昭和33年の発行・・・・。ムリポ・・・。水島先生がデビュー以来、少年誌に移るまでの活躍の場であった、この「影」。ここから出版されたものの蔵書を順番に紹介して行きたいと思います。
2007年08月28日
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冒険王で連載された、探偵物の漫画。変装の得意な「7つの顔の少年」佐賀良五郎が秘密組織ブラックマスク団の野望を暴く!!この「くれない探偵」、自分の蔵書としては1,2巻の2冊しかありません。第1巻 沈みゆく大金 (昭和35年9月号付録)第2巻 ブラックマスク団 (昭和36年1月号付録)ところがこの第1巻、巻頭に「これまでのおはなし」というものがあります。1巻なのに・・・新連載が始まったのが昭和35年8月号の本誌、そして1巻が付録で9月、10~12月が本誌で連載。そして2巻が新年号の付録となり、昭和36年2月号の本誌で終わり?になると思うんですが・・・判りません。冒険王の本誌の方は1冊も持っていないのです。一度、本誌の方を読んでみて、この付録の2冊のストーリーをつなげてみたいのですが・・・無理ですね(笑)昭和35年 冒険王ここでのスタイルは古いものから順番に行ってみたいと思います。
2007年08月27日
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