*nini*nana*

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はじめてのサマースクール~その2~

サマースクールのESLの先生は一瞬Foodの先生に遭遇してしまったのかと思ったくらい、彼女によく似たタイプのメイクの濃い先生だった。
このタイプの女性はどこからこのElizabeth Tyler風のメイクをマスターしてしまうのだろう?

クラスメイトはDominicanの子、Puerto Ricanの子、などなど。
1人、日本人だとは思っていなかった子に「ねー。消しゴム貸して。」と聞かれてびっくりする。
彼女はお父さんが日本の人でお母さんがColombiaの人。
で、日本語もSpanishもペラペラ。
電話でお母さんと話す時はSpanish。お父さんと話す時は日本語。
英語の発音も良いのだけれど、アメリカの学校で勉強して3カ国語は完璧にしたいらしい。
当時まだ12歳!
たまに「メガネ美人」って言おうとして「美人メガネだよね~」とか言っちゃったりするくらいで、日本語の文字を書いても美しいし...。ホント凄い!
彼女からはSpanishを教えてもらったり、バレーボールをしたり、サマースクールが終わってからも手紙をやり取りしたりしていた。

私はとっても日本人らしく、Rの発音が出来なくて悩んでいた。
ちゃんと言っているつもりなのに、高校のカフェテリアのおばちゃんに「Turkey and Swiss cheese on Rye...」と注文しているところで
「何っ? You want tuna?」(のはずないでしょー...)
と、ガクッとさせられたり。
彼女は私にRの発音を叩き込みたかったみたい。
後ろで「も~。俺達にまで分かったよ。That girl wants Turkeyだろっ。早くしろよ~。」って顔をしている後ろの子達も無視して、
"Its tuRkey! TURKEY! TURKEY!"
って...。
私が正しく発音するまで次に何を乗せたいか (サンドイッチに) を言わせなかったりした。

ってなエピソードを先生に話しながら、どうしたらRの発音が良くなるのかな~。と聞いてみた。
木綿は例えば "HER" を発音するときにも、Rが良く出来てないから、HERをまず言えるようにしたらいいわよ。と言われる。
先生がとってもRを強調しながら "HER" を発音する。
風船に息を吹き込むように強く、舌の間から空気を押し出す。
HER, HER, HER, HER...
まあまあ良くなってきたけれど、まだ良くないわね。と先生。
じゃあ例えばスペルを知らなくてRの発音も忘れちゃう場合は?と私。
ひゃっひゃっひゃっ。と、隣りのクラスメイトに笑われてしまった。
だってそういう事が実際に私の場合あるんだもんっ!と怒る私。
例えば、Lobster。
頭では分かっているのだけれど、Lobsterを言おうとすると、なぜか頭の中に"Red Lobster"の看板のイメージがポーンと出てきて (洗脳されている...) LobsterがRobsterの発音になっちゃうのだ。(こんな人私だけかも...)
うーん。やっぱり英語で生活していると、スペルとか知らなくてもサウンドで覚えているところがあるから。
例えば文字を書けない人とかもいるじゃない (illiterateな人とか)。そういう人でも話す事は出来る訳だし...。と、先生に言われる。
うーん。やっぱ、慣れるしかないんだな~。

サマースクールではバレーボールしたり、友達と遊んだり、初めてのヘビーなアメリカのデザート (especially pecan pie!← 病みつきになる) を食べたり、ホント楽しく過ごした。
最後の授業の日、これから英語に慣れていくためのお勧めのマガジンを先生が紹介してくれた。
それは"People Magazine" だった...。(アメリカのゴシックマガジン)
その時は、おおお。タイトルメモしておかなくちゃ~。とか思ったけど、今考えてみると、あのな~。あんたここからそのメイクのヒントを得たのね~。というかんじである...。
(そういえば、その頃の私のfavorite magazine は "Gourmet"っていう、美しいご馳走+レシピがバンバン載ってる雑誌でした...。いつの日も食いしん坊。)
そして、最後ということで、先生が私達のほっぺにキスしてくれた。
私にもkiss backしてね!と先生に言われて、私は「この化粧のlayerの顔に~っ...」と、本気で拒否反応を感じていた。けれど、そんな失礼な事は出来ないので、頑張ってキスした。(おおええ~)
こんなに女の人にキスするのが嫌だと感じたのはこれが最初で最後だった。
他の子達は、それほど嫌には感じていなかったみたいだったので、私が気にしすぎていたのかもしれない。

出だしがあれ (指挟み) だったからどうなる事かと思ったけれど、無事に終わって良かったね~。と、お父さん + お母さんが迎えに来て、私達は途中お父さんの大好きなBed & Breakfastの宿に泊まる寄り道をして帰った。
そこの宿のご主人に「どこの学校に行ってるの?」と聞かれて「Rye H.S. です。」と何度言っても、やっぱり"RYE" のRの発音の問題か通じなかった!!
隣りで聞いていたお父さんがフォローしてくれてから、「通じなかったね。」と言って笑っていた。
せっかくサマースクールに行ったのに...。と、笑っているお父さんに申し訳なく感じた私でした...。

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