田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2019.07.07
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日本ではノモンハン事件と言いますが、モンゴルではハルハ河戦争と言います。この戦争は1939年に起こったもので、今年でちょうど80年になります。

それを記念してモンゴル研究家の大家、田中克彦先生(一橋大学名誉教授)らのモンゴル研究者やモンゴルに縁のある日本人らとモンゴル側からも研究者などが出席して、「ノモンハン戦争80周年シンポジウム」がウランバートルにあるモンゴル日本センターで開かれました。

  • IMG_1207.jpg

田中先生は、前日のモンゴル最大の新聞「ウヌードゥル紙」に全面でインタビュー記事が載りました。記事の題名は「タナカさん」です。モンゴル側の関心の高さを示しています。

残念だったのは、ハルハ河戦争の有名なモンゴル人の研究者ムンフオチルさんが体調を崩されて出席できなかったことです。モンゴル側の研究成果を聞いてみたかったです。

ということで、スピーチは田中克彦先生とノモンハン戦争時に医師として衛生兵に加わり、その後「茫漠の曠野ノモンハン」を書いた松本草平氏のご子息松本文六氏が登壇しました。

まず最初のあいさつに立ったのは、会場であるモンゴル日本センター所長であるダワードルジさんです。元同僚で懐かしかったですし、まさか今回会えるとは思ってもいませんでした。

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  • 彼は私がモンゴル国立大学経済学部で教えていた時の経済学部長でしたが、その後このセンターが大学の付属機関となったことから、所長になったのです。

    滋賀大学、京都大学へ留学されており、日本語は流ちょうです。歓迎の言葉と、現在の日本センターの活動をお話しされました。

    続いては、大分県で医師をされている松本文六さんです。

    IMG_1014.jpg


  • 松本さんはお父上である草平氏が残した手記を2年前に復刻出版されましたが、その経緯をお話しされました。

    前線で20人中1人だけが生き残った者として、その悲惨さ、無意味さ、そして臨場感あふれる戦場の現場を記した草平さんの手記を復刻出版した大きな理由の一つとして、現在の政権が進めている法改正(戦争が再び起こるかもしれない法律)への強い懸念を挙げていました。

    あのモンゴルに造詣が深い司馬遼太郎さんからも「先生の臨場感のあるノモンハン戦記に出会えて本当にありがとうございました。私は大東亜戦争の折、戦車隊の一員として従軍しましたが、先生の従軍記以上のものを創ることはできません。」と言われたそうです。

    確かに従軍当事者がこのように詳細に戦記を書いたものは私も読んだことはありませんでした。

    会場は日本から来た20余人に加え、モンゴルの関係者や若い学生らも加わり、50名を超えるほどの盛況となりました。

    IMG_1016.jpg



  • モンゴル人の方が多かったので、私の友人のUさんが「司会兼通訳」をやりました。

    IMG_1018.jpg


  • こんな感じで進めました。

    そしていよいよ田中先生のお話が始まりました。

    (続く)





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    Last updated  2019.07.17 20:40:59
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