疑念
人は皆、どこかの組織の一員として活動する
個人の自由を犠牲にし、一団のために戦う
だが、本当にそれで正しいのか
俺には疑問に思えてならない
これは俺が本当に信じていることなのか
本当に心から望んでやっていることなのか
俺は、自分が信じてはいない理想のために戦っているのではないのか？
幾多の罪もない人々を巻き込み、その中で悲しむ人々を見続けてきた
誰かを傷つけ、犠牲を振り払った先に残るものはなんだ？
それは憎しみか 復讐の念か
この世の中に絶対的なものなど存在するのだろうか
存在するならば誰も悲しまず、争いも起きることはないはずだ
自分の理想を実現するために人は争い続ける
そのためならば、どんな犠牲を被ってでも
俺にはわからない 何が本当に正しいのか
その答えは、決して見つかることはない・・・・・・・・
あとがき
ある組織の一員として活動している人物の心を書いてみました。
その中で疑問を抱き、苦悩する様子を書いています。
自分自身がこんな性格なので、それなりにはいい感じになったのではないかと思います。
© Rakuten Group, Inc.
