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サラリーマンの方にとっては、紅葉の季節にドンピシャで見頃に出会うということは結構難しいものです。私達も、毎年のように紅葉を求めて幾度となく走ってはいますが、感動の風景に出会えるのはかなり低い確率となります。もっとも私達は、紅葉を目指すよりもそこへ至る里山の風景の移り変わりを楽しんでいることの方が重要だったりします。ただ、目的地はしっかりともっておかないとなあなあのサイクリングとなってしまうので、目的地の選別には時間をかけたりしています。頑張った先のご褒美と言ったところでしょうか。まだ少し紅葉には早い時期であることを覚悟しつつ、今年初めての紅葉サイクリングです。福知山市の長安寺は、紅葉スポットとして有名です。シーズンとなれば多くの観光客が訪れる所と聞いています。そんなところには、このシーズン前の今ごろが良いかも知れません。とばかり、宝塚より約90kmを自走しました。丹波篠山まで40km、更に篠山より福知山まで50km走ります。結構なロングライドとなりました。道のりは、かなりのアップダウンを余儀なくさせられるのかと思いきや、176号線の宝塚より三田までの登りが最もきつく、その後は緩やかなアップダウンをこなすと言った、快適サイクリングとなりました。176号線、そして丹波より先の175号線は道幅が狭く交通量が多いので、車の追い越されには緊張が走ります。特に大型のトレーラータイプの車両には注意が必要です。道路の端っこでも安定して走り切るスキルが必要となってきます。ただ、一旦幹線道路を離れると、のどかな里山の風景が待っています。黙々とペダルを回しつつ田園風景の中を快走することは、本当に気持ちの良いものです。秋のサイクリングの醍醐味です。福知山市街より数キロ北西へ向かうと、小高い山の中腹に長安寺があります。長安寺の入口数キロ手前は神社によくある激坂です。その激坂をこなすと長安寺となります。長安寺は、西国四十九薬師霊場のひとつの禅寺となります。敷地もかなり広く、本堂の屋根なども立派な造りとなっていることが判ります。境内には京都の龍安寺のような石庭もあります。更に極めつけは、裏山になる神山で行われる大文字焼きです。お寺としての格式の高さを物語っています。現在は、薬師堂が一般の方の見学が出来るようになっており、中を観覧することが出来ました。天井には竜が彫られその竜の形相に威圧感を覚えます。肝心の紅葉は、さすがにまだ早いタイミングではあったものの染め始めた紅葉を見るに付け、見頃の時期には相当見ごたえのある風景となるのは間違いないでしょう。機会があれば、また足を運びたいお寺となりました。
2020.10.29
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4・5(水)ユーチュウブなどで紹介されている、京都は比叡山周辺のトレイルを視察しました。MTBで走るトレイルとして適しているのか?どうかが、今回の目的のひとつです。京都一周トレイルは、京都の東南、伏見桃山から比叡山~大原~鞍馬を経て、高雄~嵐山~苔寺に至る全長約83.3キロのコースとなります。このトレイルは京都市をはじめとして、各団体で管理、整備しています。あくまで、ハイカーが主体となるトレイルと考えたほうが良いみたいです。ただ、現状はいったいどうなっているのかは走って見なければ判りません。見極めするためにも、走っておきたいトレイルだと考えていました。結論から言うと、六甲と同じでハイカーが多く、MTBでは注意が必要なトレイルとなります。今回走ったコースは、東山トレイルです。階段の部分や、担ぎが必要なところもあったりして、初心者向きとは言えないコースでもあります。ただ、最近のロングストロークのフルサスならばクリアできる箇所も多々あり、ライダーにとっては興味がそそられます。実際、東山トレイルの後半3kmほどは乗り乗りで快適に走ることができました。私たちが六甲山を走るときは、それなりの注意が必要になるのと同じで、ここも同じ意識が必要となりそうです。ライダーが集中してしまうと、トラブルのもとにもなりかねません。単独で慎重に走ることをお勧めします。人ひとりいない山深いトレイルを走った後の京都・河原町は、その賑やかさと華やかさで、たまらなく嬉しくなります。おもわず、鴨川の河川敷で、桜を愛でながらお弁当を食べました。是非、この感覚を楽しんでください。
2017.04.07
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