MOTOの映画三昧

MOTOの映画三昧

2006.1月の映画

★フライトプラン★



フライトプラン3

ジョディ



製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 98分
監督 ロベルト・シュヴェンケ
製作総指揮 ロバート・ディノッツィ 、チャールズ・J・D・シュリッセル
原作 -
脚本 ピーター・A・ダウリング 、ビリー・レイ
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演もしくは声の出演 ジョディ・フォスター 、ピーター・サースガード 、ショーン・ビーン 、マーリーン・ローストン 、エリカ・クリステンセン


映画『フライトプラン』、ジャンボ機の中で娘が行方不明になり、必死に探すが乗客、乗務員誰一人として娘が乗ったのは見ていないと…
母親の妄想か、それとも乗り合わせた人全員を敵にまわすのか。
途中まで、展開としては果たしてどちらの結末かと考えさせる場面もあり、緊迫感はかなり伝わった。

さて、ジョディ・フォスターは先日のテレビのインタビューでのこと。
プライベートではシングルマザーでしかも父親については?。
そのインタビューで「人工授精で設けた子供に対し、大きくなったらどう説明するか?」とズバリ聞く女性インタビュアに「プライバシーなので話せない」と言ってのけた。

そんなよほどの意思を持った生き方がこの映画からも見て取れる気がした。
そういう面ではすごいと人だと思える。
自立、少しは爪のあかでも頂こうか…、ムリムリ!?。








★博士の愛した数式★



博士1


博士2


製作年度 2005年
製作国・地域 日本
上映時間 117分
監督 小泉堯史
製作総指揮 -
原作 小川洋子
脚本 小泉堯史
音楽 加古隆
出演もしくは声の出演 寺尾聰 、深津絵里 、齋藤隆成 、吉岡秀隆 、浅丘ルリ子


新任の教師、ルート先生は受け持ったクラスで自分の名前の由来を話し始める。

ルートの母親はシングルマザーで家政婦をしていた。
この数年で9人も変わったという数学博士の家に仕事に入ることになる。
交通事故の後遺症で80分しか記憶が持たないと言う博士。

「靴のサイズはいくつですか?」「24」です。
まず最初の挨拶言葉として毎回決まってこの会話から始まる。

信州の別荘で暮らす姉と、義兄。
そこへやってきた家政婦と10歳の息子。
ルートと名づけた博士は家政婦の母とルートの3人で穏やかに時を過ごす。

博士のユニークさが見え隠れするキャラクターを寺尾聡、家政婦役を深津絵里が爽やかにこなす。

原作は同名のベストセラーで小川洋子。


★レジェンド・オブ・ゾロ★




ゾロ1



製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 126分
監督 マーティン・キャンベル
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 、ゲイリー・バーバー 、ロジャー・バーンバウム
原作 -
脚本 アレックス・カーツマン 、ロベルト・オーチー
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演もしくは声の出演 アントニオ・バンデラス 、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 、ルーファス・シーウェル 、ニック・チンランド 、アドリアン・アロンソ

1850年、カリフォルニアが合衆国の州に入ろうとする時のドラマ。
ゾロの痛快なアクションとゼタ=ジョーンズのコンビで悪党と戦うが、どこかコメディックであり、笑いも出てしまう。
マスクと簡単に取られ、正体が分かってしまうが、こんなすぐにバレていいの…っとそんな気がするが、その後も普通に進んでいくところが不思議。
その場面で何か盛り上がりがあっても良さそうだった。



★スタンドアップ★



スタンドアップ4

スタンドアップ1


製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 124分
監督 ニキ・カーロ
製作総指揮 ヘレン・バック・バートレット 、ナナ・グリーンウォルド 、ダグ・クレイボーン 、ジェフ・スコール
原作 クララ・ビンガム 、ローラ・リーディー・ガンスラー
脚本 マイケル・サイツマン
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
出演もしくは声の出演 シャーリーズ・セロン 、フランシス・マクドーマンド 、ショーン・ビーン 、リチャード・ジェンキンス 、ジェレミー・レナー

お正月映画が一段落して、やっと見ごたえのあるものが揃ってきた。
嬉しい限り~

このスタンドアップはR-15指定となっているが、この時代(1989年)の社会情勢を強烈にあらわしている。
ことばでの強烈な表現が随所に出てくるが今の世の中からはさほど驚かない。
女性が仕事をする上での嫌がらせ、セクハラに立ち向かう一人のシングルマザー(ジョージ)シャーリーズ・セロンが描く事実に基づいた映画。

暴力夫から逃れ二人の子供を連れ戻った故郷の鉱山町。
生活のため重労働を覚悟で鉱山で働くことになるが、男の仕事を奪うという理由から、ここに働く数名の女性たちは日常強烈な嫌がらせを受けていた。
この時代はまだ女性が働くことに対し社会的に確率していない頃。

ラストシーンでは気持ちよい終結となるが彼女を立ち上がせるまでにはさまざまな障害があった。
たくましい女性を演じるシャーリーズ・セロンだがチャーミングな彼女は役柄では嫌味や高慢さの印象はなくかえって「弱い女性」が表立っていた。



★歓びを歌にのせて★




歓びを1

歓びを3


製作年度 2004年
製作国・地域 スウェーデン
上映時間 132分
監督 ケイ・ポラック
製作総指揮 -
原作 -
脚本 ケイ・ポラック
音楽 ステファン・ニルソン
出演もしくは声の出演 ミカエル・ニュクビスト 、フリーダ・ハルグレン 、ヘレン・ヒョホルム 、レナート・ヤーケル 、ニコラス・ファルク


スウェーデンで160万人の観客動員した話題作。
なんと国民の5人に1人は観たということになるらしい。

天才指揮者のダニエルは心身ともに疲れ果て現役を引退して小さな村に移り住む。
そこはかつて彼が生まれ育った村。
そこで村の聖歌隊の指導を是非にと頼まれ、引き受けることになる。

夫の暴力に耐えながら美しい声をもつガブリエル、知的障害を持つ男性、活力のある魅力的な女性レナなど。

やがてダニエルは自分が目指す音楽に見つけ、作り上げていく。
コンサートでのラストシーンは感動する。

雪深い田舎での生活、牧歌的な風景と人間味あふれる村人たちとの触れ合いなどやさしさを描いた映画でした。




★プライドと偏見★




プライド1

プライド2



製作年度 2005年
製作国・地域 イギリス
上映時間 127分
監督 ジョー・ライト
製作総指揮 ライザ・チェイシン 、デブラ・ヘイワード
原作 ジェーン・オースティン
脚本 デボラ・モガー
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演もしくは声の出演 キーラ・ナイトレイ 、マシュー・マクファディン 、ドナルド・サザーランド 、ブレンダ・ブレシン 、ロザムンド・パイク


18世紀のイギリスが舞台となっている。
この時代の女性には財産の相続の権利は与えられていなかった。
今も同じ事が言えるが女性にとっていかに幸せに暮らすかというと、相手次第。
裕福でセレブな生活を送るには相手による…と言う話し。
やや現実的すぎる感はあるが、実際に話しがそこへ行ってしまうというには現代とは違い、女性の自立はなかった時代とも言える。
しかも5人姉妹とあっては相手選びはお互いに幸せになれる相手をしっかり吟味するまでに相当のエネルギーを使うはず。
この姉妹の中でキーラ・ナイトレイは特別な扱いの設定というのがよく分かる。
どうしても一番目立ち、他の姉妹との差別化は仕方ないのか、そんな比べてみてしまう設定になっていた。







★ディック&ジェーン 復讐は最高!★




ディック&ジェーン5

ディック&ジェーン2


製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 91分
監督 ディーン・パリソット
製作総指揮 ピーター・バート 、ジェーン・バーテルミ 、マックス・パレフスキー
原作 -
脚本 ジャド・アパトー 、ニコラス・ストーラー 、ピーター・トラン
音楽 セオドア・シャピロ
出演もしくは声の出演 ジム・キャリー 、ティア・レオーニ 、アレック・ボールドウィン 、リチャード・ジェンキンス 、アンジー・ハーモン

コメディではこの人っという、ジム・キャリーが今回、ティアレオーニと夫婦役で笑わせてくれる。
会社が倒産してその社長を追いかける…その前に収入がなくなって生活困り果て、悪事を働き続ける、がどれもユーモアたっぷりでそれを夫婦で結託して行っていく。

裕福な生活から一転、貧乏の底へ突き落とされる。
庭の芝生をあちらこちらから失敬するが、まだら模様の庭、今にも壊れそうな超オンボロ車。

明るい悪事(?)をして回り、ついには社長を捕まえる(?)
全体に明るく笑っていられるこんな映画もたまには楽しい。
ただ1時間30分くらいのストーリーだったが物足りなさも感じた。





★SAYURI★




sayuri1

sayuri2


製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 146分
監督 ロブ・マーシャル
製作総指揮 ゲイリー・バーバー 、ロジャー・バーンバウム 、ボビー・コーエン 、パトリシア・ウィッチャー
原作 アーサー・ゴールデン
脚本 ロビン・スウィコード 、ダグ・ライト
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演もしくは声の出演 チャン・ツィイー 、渡辺謙 、ミシェル・ヨー 、役所広司 、桃井かおり

このところ話題作に連発抜擢のチャン・ツィイーとケンさんが絡む。
二人とも今乗りに乗っているとあって十分に見せ場を作ってくれた。
桃井かおりは渋い演技でハリウッドに挑戦、さらにこの後もハリウッドを目指すとか…
工藤夕貴も個性ある演技で18歳でハリウッドデビューを果たした経験からかこの映画ではかなりのポイントとなる役どころ。

全体に暗いトーンで物語が進む、夜、雨、雪、明るさに欠ける部屋など、全体のストーリーをさらに雰囲気を盛り上げた。


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