MOTOの映画三昧

MOTOの映画三昧

2006.3月の映画

★サウンド・オブ・サンダー★



サウンドオブサンダー2

サウンドオブサンダー1


製作年度 2004年
製作国・地域 アメリカ/ドイツ
上映時間 102分
監督 ピーター・ハイアムズ
製作総指揮 エリー・サマハ 、ロマーナ・シサローヴァ 、ジョン・ハーディ 、リック・ナサンソン 、イエルク・ヴェスターカンプ 、ウィリアム・J・イマーマン 、ブレック・アイズナー
原作 レイ・ブラッドベリ
脚本 トーマス・ディーン・ドネリー 、ジョシュア・オッペンハイマー 、グレッグ・ポイリアー
音楽 ニック・グレニー=スミス
出演もしくは声の出演 エドワード・バーンズ 、キャサリン・マコーマック 、ベン・キングズレー 、ジェミマ・ルーパー 、デヴィッド・オイェロウォ

全編SFXと言ってもよいくらい、ほとんどがそれら。
恐竜もさまざま、真新しいスタイルで登場、はっとするシーンはかなりあるので迫力はある。

タイムマシンで恐竜ハンティングの旅へ出かけるが、完璧ではないものでトラブルが起きる。
大都市がジャングルと化したり、スケールの壮大な時間の波が襲ってくる。
楽しんで観ることができるのと、迫力はかなりなもの、スクリーンに集中していた。

ただ全体的に画像がリアル感が足りないように感じた。
他のこの手の物に比べると、細かな部分と全体のバランスがいまひとつ。
しかしハラハラ、ドキドキ感はかなり堪能。
エドワード・バーンズはプライベート・ライアン以来久しぶりだった。



★ブロークバック・マウンテン★



ブロークバック3

ブロークバック1


製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 134分
監督 アン・リー
製作総指揮 ラリー・マクマートリー 、ウィリアム・ポーラッド 、マイケル・コスティガン 、マイケル・ハウスマン
原作 アニー・プルー
脚本 ラリー・マクマートリー 、ダイアナ・オサナ
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
出演もしくは声の出演 ヒース・レジャー 、ジェイク・ギレンホール 、ミシェル・ウィリアムズ 、アン・ハサウェイ 、ランディ・クエイド

2006年アカデミー賞の監督賞・脚本賞・脚色賞・作曲賞などを受賞した作品とあってどんなものか興味新進で観てきました。

1963年のワイオミング州のブロークバック・マウンテンという自然が美しい山間の土地。
40年以上前の話だが、さほど時代のギャップが感じられなかった。
走っているトラックも今アメリカの郊外へ行っても普通に走っているようなものだし服装もそんなに古さは感じさせなかった。

男同士の愛…ふ~む。
経験ないのでその気持ちは理解に苦しむがそんな形の愛もありだろうからいいんじゃない…と言う感じ。
ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールの二人のナイスガイの愛の形はもったいない。
それぞれが女性となら世の中に幸せな女性が二人は誕生したはず、って余談だが。
でも普通に結婚して子供もでき、一見普通のノーマルな生活だが、20年の歳月、イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)の思いは続いていった。
しかし一方では、結婚生活を送り家族もできるが、結局は破局だったり、一方は、アクシデントで想像外の結末だったりして、それぞれの生涯は決して平穏ではない。

切ないラストシーンは後を引くストーリーだったのは確か。
現実に戻すには少しもったいない、もう少し浸っていたい気分でいた。




★子ぎつねへレン★



子ぎつねへレン1

子ぎつねへレン2



製作年度 2005年
製作国・地域 日本
上映時間 108分
監督 河野圭太
製作総指揮 迫本淳一
原作 竹田津実
脚本 今井雅子
音楽 西村由紀江
出演もしくは声の出演 大沢たかお 、松雪泰子 、深澤嵐 、小林涼子 、田波涼子


春休みの小・中学生がほとんどと孫を連れた熟年夫婦たちいう観客構成のなか観てきました。
ストーリーはだいたい想像がつくものと思いますが。
舞台は夏の北海道、スケールのおおきな背景がなつかしい(?)
冬の場面がなかったのは幸い、これあると結構辛いものがあるので。

子ぎつねの名前はヘレン。
ヘレン・ケラーから取ったものなので…
普通の子ぎつねじゃないことはお分かりかと。

ヘレンの親(?)少年太一は深澤嵐くん、都会よりも田舎がよく似合う…といっては申し訳ないが、きっちりした今どきの都会の子供というイメージじゃないキャラが北海道という風土にマッチしていた。

貧乏な動物病院とあってさまざまな動物が登場、中でもゴールデンレトリバーも活躍します~

久しぶりに涙、なみだ。
汚れたものもすべて流し去ったような風呂上りに似たさっぱりした心地よさだった。




★南極物語★





南極物語4

南極物語3


製作年度 2006年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 120分
監督 フランク・マーシャル
製作総指揮 トッド・リーバーマン 、角谷優 、フランク・マーシャル 、クリスティーン・イソ 、ゲイリー・バーバー 、ロジャー・バーンバウム
原作 -
脚本 デイヴ・ディジリオ
音楽 マーク・アイシャム
出演もしくは声の出演 ポール・ウォーカー 、ブルース・グリーンウッド 、ジェイソン・ビッグス 、ムーン・ブラッドグッド 、ジェラルド・プランケット


南極物語を観て帰ったが、感想がまとまりませんでした。
その夜、日本版元祖「南極物語」がテレビで放送されたのを観て比較できるいいタイミングで映画を観ることが出来た。

全体に今公開の方はスッキリしている、アメリカ版という特徴もあってスマートに仕上がっている。
犬たちも仕上げるに当たり特徴的な犬を探し出したという。
特に感情的な部分ではカラリとしていて、でもそれなりの心に残る感情も良く出ていて表現の仕方もうなずけた。

一方、元祖は1983年公開とあって、古さを感じるのは仕方ないが、日本人的な感情の表現でどうしても比べてしまうとアメリカ版の方がが好み♪
また、犬の表情も日本版ではかなり人に対して押さえつけられている感じがしていたのが気になったが、これはのびのびとしかも賢さなど十分訓練されていて犬好きな者として高感度は良かった。
それぞれの犬の特徴がよく出ていたところやハスキー犬にある強さだけではなく感情を出すシーンには感心した。

観る前の涙、なみだかという予想はあまり当たらなかったが、それでも観終わっても印象に残る映画だと思う。

元祖と比べてしまってはどうしても後のほうが有利だが、これは気持ちの良い仕上がりという受け止め方が出来た。




★THE 有頂天ホテル★




有頂天ホテル


製作年度 2005年
製作国・地域 日本
上映時間 136分
監督 三谷幸喜
製作総指揮 -
原作 -
脚本 三谷幸喜
音楽 本間勇輔
出演もしくは声の出演 役所広司 、松たか子 、佐藤浩市 、香取慎吾 、篠原涼子


ちょうど空いたタイミングに観たかった「県庁の星」がなかったので話題の三谷幸喜さんの作で興味ありだったものに切り替えました。
三谷さんの何ともいえない、黙っていてもなぜかほんわり暖かくなるそんなキャラがいいです。

この映画すごくキャストが多いこと、有名キャストがずらり顔を揃えている。
「役所広司・戸田恵子・伊東四郎・佐藤浩市・松たか子・オダギリジョー・川平慈英・原田美枝子・角野卓造・YOU・唐沢寿明・寺島進などなど。」

物語は大晦日、あるホテルでカウントダウンパティーが行われるまでのさまざまな出来事がユーモラスに展開されていく。

いろんな客、ホテルのスタッフ、それに鹿にアヒル(?)。
つぎつぎに場面が変わり、そこでの出来事がどれも笑ってしまう。
場面の切り替えが見どころでもある。

すでに公開されてかなり時間が経っていて、レディスデーでもあったが観客はかなり多かった。
この映画の好調さが分かる。




★イーオン・フラックス★




イーオン・フラックス4

イーオン・フラックス


製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 93分
監督 カリン・クサマ
製作総指揮 トム・ローゼンバーグ 、ヴァン・トフラー
原作 -
脚本 フィル・ヘイ 、マット・マンフレディ
音楽 グレーム・レヴェル
出演もしくは声の出演 シャーリーズ・セロン 、マートン・ソーカス 、ジョニー・リー・ミラー 、アメリア・ワーナー 、ソフィー・オコネドー


来日の記者会見では日本通だと言う話もあってシャーリーズ・セロンの人となりが伺えるところ。
そのあたりも頭に浮かべながら観ていると、一味違った見方もしていた。

この映画、最近のSFアクションの中ではかなり良かったと思います。
アクションも見ごたえあったし、ストーリー的にも意味は通じた(笑)ので最後まで集中して観る事が出来た。
近未来ということで服装も斬新で、スタイルの良さをバッチリ主張している。
見たことのない武器が登場するが木の実から出る吹き矢風の物だったり和のテイストがあったりでビックリだが、それもSFと考えると許せるところでしょうか。

これまでのSF映画では、満足感があまりなかった感がある中、これはかなりのものと納得できた。
…でも人によっては意見が分かれるところかもしれないと言う印象…そんな雰囲気で観ていたが。

これは余談だけれど、劇場内がまだ暖房が入っていて、しかも少し高めの設定に感じたのは気になった。




★シムソンズ★



シムソンズ1


製作年度 2006年
製作国・地域 日本
上映時間 113分
監督 佐藤祐市
製作総指揮 榊原信行
原作 -
脚本 大野敏哉
音楽 佐藤直紀
出演もしくは声の出演 加藤ローサ 、藤井美菜 、高橋真唯 、星井七瀬 、大泉洋


舞台は北海道常呂町、オホーツク海とサロマ湖に面した町でこれと言って特別なものはなく、あるのはホタテと玉ねぎと平凡な生活。
毎日の生活に刺激がなくこのまま大人になっていくことにストレスを抱えた女子高生、和子(加藤ローサ)が長野五輪に出場した地元のヒーロー加藤真人(田中圭)に憧れ、ふとしたきっかけからカーリングを始める。
地元の4人の女子高生が、チームもバラバラなところからカーリングの魅力に引き込まれ強い絆で結ばれるスカッとする、ほのぼのとまたホロリとする物語。
チーム「シムソンズ」は日本女子カーリングチームとしてソルトレイク五輪へ出場した。
実話に基づいた直球勝負のストーリーが魅力。
また北海道の大自然の美しさも最高。





★シリアナ★




シリアナ1

シリアナ3

シリアナ4



製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 128分
監督 スティーヴン・ギャガン
製作総指揮 ジョージ・クルーニー 、ベン・コスグローヴ 、ジェフ・スコール 、スティーヴン・ソダーバーグ
原作 ロバート・ベア
脚本 スティーヴン・ギャガン
音楽 アレクサンドル・デプラ
出演もしくは声の出演 ジョージ・クルーニー 、マット・デイモン 、アマンダ・ピート 、ミシェル・モナハン

諜報員ボブ(ジョージ・クルーニ)と中東の王族、アメリカの巨大石油会社、イスラム過激派などが石油を争うという世界規模で展開される。

中東とアメリカ国内の複数の場所が次々出現し重要人物が現れるが、理解できにくかったというのが正直な感想。
中盤までアクションがある訳ではなし、と言ってストーリーに引き込まれるほどでもなかった。
途中、眠気が襲うのをこらえるのもあったことを考えるとこの手の映画はどうも苦手な部類かも。

この映画のためにジョージ・クルーニは体重を増やしたと言う。
それほど力を注いだ役どころだったようだがあまり見えてこなかった。
裸にされ拷問を受けるシーンがあるがそれを見せたかった?
マッド・デイモンは頭の切れるスマートなキャラ、ボーン・スプレマシー的かな…。
救われたのはジェイソン(マッド・デイモン)とマリー(フランカ・ボテンテ)の夫婦の距離はどうなるの?という期待感。

終って、タリーズコーヒーでお茶しながら、振り返ったけれどいまひとつと言う感想。
観客も日曜日にしては数えられるほどでした。



★ナイト・オブ・ザ・スカイ★




ナイト・オブ・ザ・スカイ2

ナイト・オブ・ザ・スカイ1


製作年度 2005年
製作国・地域 フランス
上映時間 100分
監督 ジェラール・ピレス
製作総指揮 -
原作 -
脚本 ジル・マランソン 、ジェラール・ピレス
音楽 クリス・コーナー
出演もしくは声の出演 ブノワ・マジメル 、クロヴィス・コルニアック 、ジェラルディン・ペラス 、アリス・タグリオーニ 、フィリップ・トレトン


最近では「ステルス」などがこの手の戦闘機ものとしては楽しめたが、今回のはフランス版トップガンといったところ。

フランスの戦闘機で今回の主役はミラージュ2000、日本では自動車の名前で分かりやすい。
いきなり3機のミラージュのドッグファイトで始まり、この先どうなるのかと思えるほどの迫力から始まった。
大空を自由自在にしかもマッハのスピードて飛び回る姿はカッコイイ!!
青い空に銀色の機影は目にも鮮やかだ。
フランス語の流れるようなイントネーションがを裏には凄みと英語にはない静かな迫力を感じる。

ステルスやトップガンなどのドッグファイトとは一味違うシーンと後半にハットする逆転のシーンはお楽しみ。
本物のミラージュ2000やフランス空軍の全面協力のもとのシーンだからこそリアルだ。


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