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自宅から電車とバスを乗り継いで、40分ほどでオーバーハウゼン城に到着します。何度かここに訪れているのですが、いつ来てもピンク色の外観が目を引き、小規模ながら上品で可愛らしい城です。そういえば、以前に「美味しいお城」というお題で、同じ城について書いたことがあります(そのブログは こちら
)。前回は、ここまで1人で昼食(いや、夕食だったかな?)を食べに来て、このレストランの料理があまりにも美味しかったので、ぽんカノさんも連れてくることにしました。
オーバーハウゼン城
この城は、結婚式などの会場として利用されることがあるようで、建物の一角に結婚マーク(指輪を2つ重ねたシンプルなマーク)が取り付けられています。この城に併設されているレストランでは、式典などに出されるコース料理をまかなっているものの、意外にも料理の値段が良心的で、我ら庶民にとって低予算で美味しい料理が頂けるのです。
今日のオススメ料理 レストラン内部(パーティー会場)
ちょっと話がそれますが、一般的にドイツの牛肉は脂身が少なく、和牛肉と比べると遥かに硬いのです。その違いは牛の飼育方法にあるようで、日本では狭い牛小屋で育てられるために、ぶくぶく太って脂身のある肉質になるのに対して、ヨーロッパでは放牧が一般的で、しっかりと引き締まった肉質になるのです。
ドイツ産の牛肉は、ステーキとして食べるには硬くて不味いというのが本音です。そのため、良いレストランでは、ステーキ肉としてアルゼンチン牛がに使われています。何度かアルゼンチン牛を食べたことがありますが、やはり和牛肉の方が美味しいです。
ザワーブラーテン じゃがいもピューレとの相性がいい
さて、硬くて不味いドイツ産の牛肉でも、軟らかくて美味しくなる料理があります。それは、「ザワーブラーテン」というドイツの伝統的料理です。これは、赤ワイン、ビネガー、スパイスなどを加えた溶液に、牛肉を数日間漬け込むことによって、味が中まで染み込むばかりでなく、肉がやわらかくなります。それをオーブンで煮込んで、薄切りにして、残り汁と一緒にいただきます。まるで甘酸っぱいハムを食べているような不思議な食感で、面白いです。
城の裏庭(夜になると野生のウサギが出る) 羊
食事のあとは城内の美術館で芸術鑑賞もいいけど、この日は天気が良かったので、お城の裏庭を散策することにしました。そこはミニ動物園になっていて、入場料がタダというのが嬉しいです。餌が1ユーロで販売されていて、動物達に餌付けをすることも出来ます。
子ヤギの兄弟? ビーバー(前歯でにんじんをかじってるところ)
餌付けですが・・・。餌を持っているのを動物に見つかると、猛スピードで、ドドドドド・・・と駆け寄ってきます。柵から身を乗り出して餌を要求する羊や、喧嘩しながら餌を奪い合うヤギなど、よっぽど腹が減っているんでしょう。これらの動物は噛み付かないので餌を与えても安全です。舌でペロペロしながら、手の上の餌を食べます。ただし、ご機嫌ナナメの動物は、角で突っついてくるので、気をつけないといけません。
餌付け中 ロバ
餌を頂く豚 凄い勢いで食べる羊
餌獲得に向けて、必死 ぺロッ
次回のブログも、自宅近郊の散策記にしたいと思います。
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Schloss Oberhausen
Konrad-Adenauer-Allee 46
46049 Oberhausen
Tel. 0049 (0)208 412 49 28
Fax 0049 (0)0208 412 49 13
email ludwiggalerie@oberhausen.de
・ オーバーハウゼン城公式HP
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