アルプスの山小屋

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命の重み


         『命の重み』

自分はこの時代には珍しい6人兄弟の真ん中として
生まれました。今は4人だけど。

3ヶ月でこの世を去った兄と、9年でこの世を去った姉。
   2人とも病気で若くして亡くなりました。
兄は自分が産まれる前に、そして姉は自分が4歳の頃に。

当時は“死”というものが解っていなかったと思います。

でも母親が仏壇の前で暫く泣いてた事、そして悲しみを
 乗り越えていった姿は脳裏に焼き付いています。

 一方、父親が好き勝手に生きていく姿、これも
脳裏から離れません。彼なりに悲しみを紛らそうと
してたのかな?と理解しようと努力していますが、
未だに憎しみが拭いきれません。

 でも自分は“命の重み”を若くして知っているので
どんなに憎んでも、“相手の命そのもの”を呪うような
    気持ちにはなったことがありません。
  “相手の命の汚さ”を憎むようにしています。

 冗談でも「死ね」とか言えないし、言ってる人を
許すことができません。これもアル意味“トラウマ”。

 でも世間では、この言葉があまりにも軽く使われてる。
「本気じゃないんだから良いやん」って。そりゃそうかも
知れないけど、自分には受け入れられない。受け入れたくない。

唯一、このトラウマだけは大切にしていきたいもんです。 





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