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虎・和田監督、凡走に絶句…柴田を懲罰交代

 (セ・パ交流戦、西武5-10阪神、1回戦、阪神1勝、19日、西武ドーム)大味となった展開に埋没させてはいけない。試合後の記者会見。矢継ぎ早の質問に即応していた和田監督の口が、止まった。柴田の走塁ミス。これは、見逃せない。

 「…。コメントのしようがない」

 指揮官を絶句させた場面は、4点リードで迎えた七回だった。一死二塁から柴田は中前に弾き返すも、本塁へ送球が届くと見込んでしまった。二走の坂は、三塁でストップしていたにも関わらず、だ。状況把握を怠った柴田は二塁を狙うも、返球がカットされ、憤死となった。

 これには久慈内野守備走塁コーチも「考えられない。アレじゃダメ。二走の動きを見ていない」とバッサリ。あきれ顔で振り返った。

 DH制により、今季初スタメンに抜てきされたプロ5年目だったが、逆に信用を失う結果に。すぐさま、その裏の守りでは田上と交代させられる“罰”も…。柴田は「一つ先の塁を狙うことは考えないといけないが、判断ミスだった」と、大勝の試合後にひとりうなだれた。

 和田監督はキャンプから『走塁革命』を掲げ、常に次塁への意識を徹底させてきた。だが、果敢な走塁と“暴走”では、まったく意味合いがちがう。俊足を売りにする外野手のボーンヘッドだけに、指揮官の怒りも当然といえる。

 「次にチャンスをもらえたら、ミスをなくしたい」と柴田。2連勝の中で看過してはいけないプレー。それを、指揮官の“ノーコメント”が表わしていた。
(栃山 直樹)










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Last updated  2013年05月20日 15時04分10秒
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