・配管が壊れて絶縁や冷却のための油が漏れ出す
・使用済み燃料プール 水が一部床面にあふれ出る
の2点については、NHKが詳しい記事を載せています。
志賀原発 外部電源一部使えず 安全上重要な機器の電源は確保 | NHK | 令和6 年能登半島地震
トランスのオイル漏れは生々しいというか危ないですね。
さらに、こんな指摘も載っていました。
1 号機が 1993 年 7 月に 2 号機が 2006 年 3 月にそれぞれ運転を開始しました。
事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型と呼ばれるタイプで、出力は 1
号機が 54
万キロワット、 2
号機が 135
万 8000
キロワットとなっています。
いずれも原発事故があった 2011
年に運転を停止し、その後、新たにつくられた規制基準への対応が求められたことから、現在も停止したままです。
このうち 2
号機は、 2014
年に再稼働の前提となる審査を申請しましたが、 敷地内の断層が将来動くかどうかの評価に時間がかかったことなどから審査は長期化
していました。
敷地内に断層があること自体が問題だと思います。
今回の地震を教訓にして、再稼働を考え直してほしいと思います。
志賀原発内の水位変化を訂正 なしを 3 メートルに「情報共有不十分」
石川県能登地方を震源とする最大震度 7 の地震で、北陸電力は、志賀原発(石川県志賀町)の敷地内に海水を引き込んでいる水槽の水位が約 3 メートル上昇したことを明らかにした。
当初、「有意な水位の変動は確認できなかった」としていたが、 情報共有が不十分だった として訂正した。
この水槽は、発電機などの冷却用の海水をためるもの。沖合の取水口から約 500 メートルの地下トンネルで海水を引き込んでいる。
約 3 メートルの水位上昇について北陸電は、海面の水位を測ったものではないとして「襲来した津波の高さに対応するものではない」と説明。今後、水槽へ海水を引き込んでいる地下トンネルの影響を踏まえて解析し、津波の高さを評価するという。
北陸電によると、 1 日午後 6 時ごろまでの約 15 分間に、水槽内の計器で約 3 メートルの水位上昇を確認した。普段の水面は敷地より約 11 メートル低いため、海水が敷地に流れ込むことはなかった。
発電所関係者からの指摘でデータを確認し、発覚したという。(福地慶太郎)
志賀原発内の水位変化を訂正
なしを3
メートルに「情報共有不十分」 (msn.com)
本社と現場の不十分な情報共有が、事故の拡大につながるというのは福島原発事故の教訓だと思いますが、これはどうなのでしょう。
志賀原発の北、空間線量 14 カ所で欠測 規制庁「監視に問題ない」
北陸電力志賀原発(石川県)の周辺にある空間線量を測る モニタリングポスト のうち、 4 日午後 4 時現在でデータを確認できていないところが 14 カ所 に上っている。原子力規制庁が集計した結果を明らかにした。
能登地方を震源とする最大震度 7 の地震やその後も続く地震が原因とみられるという。
最新の測定状況は、原子力規制委員会のウェブサイト( https://www.erms.nsr.go.jp/nra-ramis-webg/ )から確認できる。
規制庁によると、志賀原発の周辺には自治体や国が設置したモニタリングポストが 100 カ所以上ある。このうち 14 カ所は、国のシステムで測定値を確認できない状態で、いずれも原発の北に 15 キロ以上離れた地域にある。 装置の問題で測定ができていないのか、通信トラブルが起きているのかはわからないという。
規制庁は、より原発に近い地域での測定ができているとして「監視体制に問題はない」としている。
北陸電によると、志賀原発は 2011 年から運転を停止中。 1 、 2 号機のプールでは計 872 体の使用済み燃料があるが、地震の発生後も冷却を継続できているという。
国の指針では、原発事故の時はまず 5
キロ圏内の住民が先に避難し、 5
キロよりも遠い地域は空間線量の上昇に応じて避難すると定めている。(福地慶太郎)
志賀原発の北、空間線量14
カ所で欠測
規制庁「監視に問題ない」 (msn.com)
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