ハセガ座【紙粘土作品展】~レ・ミゼラブル~

ハセガ座【紙粘土作品展】~レ・ミゼラブル~

2004年1月11日昼 レ・ミゼラブル

高嶋はひどかったが、石井一孝バルジャンのせいで、号泣です。
いつもより、涙が出るところが早かった。 石井一孝、素晴らしい。物凄く温かい歌い方。物凄く優しいバルジャンという感じがした。優しさが、舞台上でとても輝いていた。バルジャンなのに、キラキラ・・・
苦しみの中、一生懸命生きようとしているのが伝わってくる。
石井一孝は、とても表現力が豊で、情感も豊で、心に染み入るものを感じた。鹿賀丈史がバルジャンを引退して、私はかなりのショックを受けたが、今日、石井バルジャンを観て、気が済んだ。まだまだ神様に一番近い鹿賀丈史の領域には達していないが、歌唱力、表現力、魂の入れ方、素晴らしい。大満足。あとは、重みが加われば完璧だ。しかし、まだ若い、重みの足りない石井バルジャンが、愛しくて愛しくてたまらない。

この日は、リトルコゼット役の川野裕世ちゃんの友達がたくさん見に来ていて、リトルコゼットが出てくると周りで「ひろちゃん、ひろちゃん」とざわめいた。その応援している声を聞いて、うっかり、涙がぽろり・・・「この子はひろちゃんで、こんなに友達がいるんだ・・・ドラマがあるんだなぁ」

カーテンコール…石井バルジャンは、カーテンコールで、リトルコゼットを高々と抱き上げて、コゼットに大喝采を浴びせた。カーテンコールまで、バルジャンを貫き通した。石井一孝の優しさ、愛情、溢れる自然愛が滲み出て、心にじぃ~んときた・・・



高嶋ジャベールについて・・・四者四様のジャベールがいて、新レ・ミのテーマは、”等身大のキャラクター”であるが、これでOKなのでしょうか・・・? あの演出家、ジョンが許してくれたのでしょうか?取り乱れに乱れていた。自由に興奮していた。バルジャンに救われ、バリケードを去るとき、バタバタ、振り返りながら去っていくところなど、みっともなくないのか?ガブローシュに見抜かれたときに、ドタッと床に這いつくばるところなど、ありえない。声はこもっていて、安定感もない。聞いていて、信頼感が失われていく・・・
ルキーニーのときは素晴らしいと思ったが、高嶋ジャベールは今後、自ら観に行くことないかも。とにかく、こんなに自己主張の強い中年は他にいない...ごめんなさい。ルキーニーは大好きですよ。 感激記録へ


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