ジェットコースターはご存知ですか?
遊園地にあるあの乗り物です。
もし乗った事がない方でもジェットコースターを
見られたことなら、あるでしょう。
では、ちょっと想像を働かせて頂けますか。
今から出発しようとするジェットコースターに乗り込んだところを。
さぁ、乗り込んだらまず、安全ベルトを締めて・・
ガッチャン
これで、もう逃げられません。(笑)
ガラガラガラ・・
という音を立ててジェットコースターが動きだします。
ジェットコースターが外に出ると、青空に向かって伸びるレールが目に入るかもしれません。
もちろん、目を開けていられればですけど。
ガタン・ガタン・・
ジェットコースターがさらに坂を上って行きます。
背中にグーッと自分の体重を感じます。もうほとんど上向きに近い状態です。
まもなくはじまる急降下がどれほどキツイのかを想像すると胸が苦しくなります。
「やめて・・もうおろして・・。」こんな声もどこからか聞えてきます。
下をのぞくと・・げげっ!遊園地を歩く人たちがあんなに小さい・・。
さぁ、いよいよ坂の頂点です。
目に真っ青な青空が飛び込んだと思ったら、
体が下を覗き込むように前のめりに。
うわぁ、ほとんど直角におりるんじゃないか!
顔から落ちていく恐怖と、あの内臓が持ち上がるようないやな感触が・・
「ギャア~やめてーっ!お腹が気持ち悪るーっ!」
ここまでをリアルに想像できた方は、今もちょっとドキドキされているかも・・。
では、今度は今のジェットコースターの場面をもう一度。
ただし決定的に違う点があるんですよ。
どこだがわかりますか?
またちょっと想像してみてください。
あなたがジェットコースターに乗り込もうとしているところを。
ガッチャン
今、安全ベルトを締めました。
おや?なんだか、顔が引きつってますね。緊張しているのかな?
ガラガラ・・・
音を立ててジェットコースターが出発しました。
あなたを乗せたジェットコースターがどんどん坂を上っていくのが見えます。
さぁ、いよいよ坂のてっぺんです。
おそらく、あのジェットコースターに乗っているほうのあなたは、
今頃ドキドキのピークなのでしょうね。
「ギャア~やめてーっ!お腹が気持ち悪るーっ!」
おや? 今聞えた叫び声はあなたの声ですか?(笑)
・・もうお分かりですね?
同じジェットコースターに乗っている場面ですが、前述は
ジェットコースターに乗っているあなたの視点で想像しています。
つまり、当事者の視点です。
もう一方は「ジェットコースターに乗っているあなた」を見ているあなたの視点。
つまり、傍観者の視点です。
何かをイメージした場合、 当事者の視点でのイメージのほうが
ドキドキ感など体の反応もより強く引き起こす
のが一般的です。
傍観者の視点では、ジェットコースターの体験でもわかるように、
より冷静に物事を捉えやすい
傾向があります。
当事者の視点でいやな体験を思い出すと、
当時のいやな気分もありありと再現されてしまいます。
もし、いやな体験を傍観者の視点で眺めることができたら、
いやな気分をいくらか弱めることも可能です。
過去を変えることはできませんが、過去を「思い出す方法を変える」ことはできます。
視点が変われば、感じ方も変化するように、ひとつの変化が、さらに次の変化をもたらしていくことがあります。
私のいやな体験は傍観者の視点で思い出されることによって
次の変化が引き起こされました。
この次の変化がまた大きかったなぁ・・。 つづく
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