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かいちゃんちに いらっしゃい♪
1~2歳(早期療育を受けるまで)
次男くん、1歳になっても まだまだ歩く気配がありませんでした。長男くんはお誕生日前には歩き始めていたのになあ~なんて思いつつ「比べちゃダメか・・・」という気持ちも。
相変わらず、愛想はいいし誰にでも抱っこされている。人見知りなし・・・
次男くんが1歳になった頃、夫の仕事の異動が決まり、転勤で来ていた山形から再び横浜の自宅に戻ることになりました。
せっかく、お友達もできて大好きな町になったのに、2年で戻ることなるなんて(最初から2年くらいとは言われていたのだが)・・・と思いましたが、実はこの引っ越しが、今後の次男くんを左右するタイミングのいい引っ越しとなってしまうのです。
引っ越しの準備を始めた頃、三男くんが お腹にやって来たことがわかりました。つわりと、引っ越し準備で危ないのと・・・で、引っ越しまでの2ヶ月間、次男くんを週に2~3日4時間程 一時保育に預けることにしました。
預け始めたのが、1歳3ヶ月頃。ちょうど歩き始めたヨチヨチ歩きの頃でした。
初めて私と離れて過ごすのは大丈夫か心配でしたが、誰にでも抱っこされちゃうタイプだから大丈夫かもな~なんて思っていました。
初めて預けた日。次男くんを抱っこして一時保育の教室にドアを開けると、中に4~5人のこども達が集まって おままごとをしていました。
なんと、次男くんは私の抱っこからサッサと降りて その おままごとの輪の中に入って行ってしまいました。自分も、その辺にあった ままごとのコップを持ってチャッカリ『お茶ください』してるし・・・。私が先生に挨拶して次男くんに「バイバイ」しても、次男くんは遊ぶのに夢中でした。
「やっぱり、2人目ってこうなのかな・・・」「でも、泣かれなくて良かった・・・」と思いながら家に戻りました。4時間、給食も食べてお昼寝もして たくさん遊んで帰ってきました。
・・・ところが、2回目からは 教室に送って行くと 泣いて泣いて大変でした。私が、帰ってしまえば 大丈夫だったようですが。
結局、しばらく泣いて通う形が続きました。
横浜に戻ったのが、ちょうど1歳半の時でした。
次男くんは転勤先で産まれたので、引っ越しは初めて。でも、特に問題なく 引っ越した後も今まで通り過ごしました。
よく、発達障害の子供さんのお母さんが「言い表せない育てにくさを感じる」と言いますが、私もそうでした。何かすごい大変な訳ではないけど、確実に困っていることがある。けど「どういったことが大変?」と聞かれても、具体的に これって言える物はなくて・・・
そして、1歳半健診を受けました。
「身長・体重は どのくらいになっているかな?お友達、いっぱい来るよ~」なんて楽しみに あまり深く考えずに保健センターに行きました。
ところが。
最初に保健師さんとの面談。保健師さんと向かい合って座って話をしたり、絵本を見て指さしとかするのに・・・次男くん、ず~~~~っと、私と保健師さんが話している間、椅子をギーギー押して歩いていました。
もちろん、保健師さんに名前を呼ばれても振り向かず。指さしの絵本にも興味なし。
で、「これで遊ぶ?」って保健師さんが袋から2センチ四方くらいの赤い積み木を出しました。次男くん、もの凄い興味を示し(ブロックや積み木は大好きだったので)・・・保健師さんが「これ、トントントンって積めるかなあ?」ってやってみせたら、あっという間に真似してキッチリ積みました。
こういうのは、得意なんだけどなあ・・・椅子をギーギーじゃなあ・・。問題だよな~。言葉は出ないし、指さしできないし(←指さしが1歳半健診のポイントというのは、長男くんの時から 知っていたが)と思っていたら、やっぱりチェック入りました。
「今、1歳半でしょう。赤ちゃん(三男くん)が産まれた時にちょうど2歳になるから、保健師が赤ちゃんの家庭訪問した時に 一緒に様子見させてもらいましょうかね」ということで、私も心配だったので「お願いします」と言ってきました。
もし、4月に横浜に戻ってきていなかったら、どうなっていたでしょう・・・
1歳半健診は前に住んでいた所で、受けていたでしょう。きっと、発達障害があるかも・・・という指摘は受けなかったかも知れません。
「個人差」「考えすぎ」「(言葉が遅いのは)男の子だし」・・・小児科で何度も相談したけど、答えはこうだったからきっと健診でも そう言われていたと思います。
横浜(特に、私たちの住んでいる区)は、かなり発達障害のスクリーニングが厳しい所なのだそうです。
それを考えると本当に、ラッキーだったかもしれないです。
引っ越ししていなかったら・・・今頃、どうやって次男くんと暮らしていたか・・・
そして、2歳のお誕生日。その1週間後に、次男くんは お兄ちゃんになりました。
相変わらず、言葉が出ないので「きゃー」とか「ひゃー」とか そういう叫び声(?)ばかり。でも、オムツが汚れると自分からオムツを持ってきてゴロンと横になったり。言葉で伝えられない分、そういう部分は育っている様な感じはしましたが・・・
赤ちゃんが退院してきても、あまり興味は無いようで(なので、赤ちゃん返りとかヤキモチとかはなかった・・・)した。実家の母が来てくれていたからかもしれないけど・・・。あまり、私に執着無いのね・・・悲しい。
そして、保健師さんの訪問がありました。
やっぱり、名前を呼んでも あまり反応無く・・・普通、声を掛けたら返事をしないまでも「ん?」って振り向いたり「知らないおばさんに呼ばれたぞ!?」とかいう反応があるけど、次男くんには乏しいらしい。・・・っていうか、その説明を聞いたら「あ~、そうだな~」って納得。
今まで、こういうのって遊びに夢中になっているから反応がないのかと思っていたけど、人に対する意識が低いので(自閉傾向がある子は、人への意識より物への意識の方が高いのだそうだ)あまり反応しないんだって。
でも、子供が遊んでいる所に行くと、一緒に遊びたがったりするし・・・100%ではないけど、心配な所もある訳で。
保健師さんも、迷っていたけど「もし、よかったら こういうのがあるので、参加してみますか?」と、保健センターで週に1日やっている「親子教室」に誘われました。保健師さんは「もしかしたら、他の子が泣いたり寝っ転がったりすると、それを次男くんも真似しちゃうかもしれないけど・・・」とも言っていられたけど。
でも、こういう企画があって参加できるのなら行ってみようと思った。
三男くんが産まれて(季節的に寒いせいもあるけど)週1回のリトミック以外 外遊びにも行っていないし、家にばかり居るよりいいかも・・・と。
ただし、参加できるのが1月(次男くん2歳3ヶ月、三男くん3ヶ月)からと。三男くんの預け先が困ってしまうけど・・・と相談したら、区役所のキッズルームで預かってもらえることに。
そして、2歳3ヶ月~2歳5ヶ月までの3ヶ月間、週に1回の「親子教室」通うことになりました。
この頃は、発達障害(自閉症)のことも 私は今よりよく解らず、親子教室も、療育センターでやっている内容を保健師さん達が勉強して実践していることも知らず・・・。「療育」という言葉は知っていたけど、発達障害の子供も対象になっていて 一体どんなことをするのかも知らずに参加したのでした。。。
「決心」というのはなく、「行かなきゃ!」って思っていました。とにかく「行けば、なんとかなるだろう」って、本当に「藁をも掴む・・・」っていうのが正直なところでした。
次男くんのことを見極めてくれた保健師さんに、本当に感謝です。
・・・またまた、続く・・・
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