波のマニマニ

波のマニマニ

化学治療 4クール (3) 


原因は不明だけどCRPも上がっていく一方。

けれど、波次はあいかわらず元気なお調子もんな為、安全策としてベッドの柵には、ぶつけても大丈夫なようにベッドパットがまかれ、ベッドから降りても安心なように床にはベッドのマットがしかれ、とっても異様な部屋になった。(笑)

前回の血小板の件もあるし、何故今回に限りこんなにも血液の状態が改善しないのかもわからず、不安だった。
けれど何もわかっていない波次の前では、そんな気持ちはみせられない。
不安定にさせてしまうだけ。

病気に対して親は無力だ。何もしてあげられない。
親が子供にしてあげられること・・・

それは楽しい入院生活をおくらせてあげることだと思った。
病棟という閉鎖された空間の中でも、子供達にはいつも笑っていてほしい。
親がべそべそしてたら、子供も笑えない。
だからいつもお母さんは元気に笑っていなくちゃと思った。

それは、他の人からみたらおかしいかもしれない。
子供の病気のことを真剣に考えてないと、とる人もいた。
先生や看護婦さんは治療優先でも、親は子供の気持ちを優先にしてあげたかった。
その方が治療にもいい影響を与えると信じていた。
笑顔は最良のお薬じゃない?












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