BJおばさん・ななんの雑記

BJおばさん・ななんの雑記

ハーバーパーク観戦記





ノーフォークへ行くことにしたのは観光が目的ではなく、新庄剛志の守備を見るためだった。だから入国審査で「観光」と言ってスムーズに通してもらえなかったからと言って、文句を言うべきではないのかもしれない。

というわけで5泊7日の滞在期間中、毎晩ハーバーパークへ通い、ノーフォーク・タイズの試合を観戦した。昼間は美術館や公園に行ったり、買物をしていたが、非常に暑かったこともあり、それほど活動的には過ごせなかった。なにしろメインの目的はナイター観戦なので、夜までに体力を使い果たすわけにはいかない。

ハーバーパークはシェイスタジアムを模して造られているので、グラウンド部分は十分に広い。が、スタンドは狭く1万5千人くらいしか入らないそうだ。芝生がハゲハゲなのは別にして球場自体は十分なくらいだと思う。スタンドも満員ではないが、平日のパ・リーグの試合よりも入りはいいくらいだ。

新庄はスタメンを外れがちだったが、守備はあいかわらず素晴らしい動きで、楽しみにしていた補殺の機会はなかったものの、長打性の当たりをシングルに止めるなど、地味ながら確実に貢献していた。
だが、なにかが引っかかった。あのいつもの「全部オレのとこへ飛んで来い!」という感じが伝わってこないのだ。

試合を見ているうちにその理由がなんとなくわかった気がした。スタンドのお客さんは十分野球を楽しんでいるし、熱心だ。それはメジャーと変わらない。だが何かが決定的に違う。勝利への貪欲さ、緊張感が欠けているのだ。この空気の中で集中力をぴんと切らさないようにするのは本当に難しいと思う。

3Aのレベルに関しては、選手個々によって差はあるものの、全体的なまとまりというか、すくなくともチーム力としては、日本のプロ野球(1軍)の方が上のように感じた。日本の1軍2軍の差が非常に大きいのは前から感じていたが、メジャーは1~3Aまであるので、3Aはメジャーにかなり近い、いわば予備軍といった感じのものを想像していたので、実際に見てみて正直愕然とした。まとまりがないのは勝つことよりも自分のアピールが大事だからかな、という気もするが、すごく光る選手とそうでない選手の差が大きいような気がする。
外野陣の守備も期待外れだった。ラジオでは音だけで実際にプレーを見ていなかったので、実はかなり楽しみにしていたのだが、やはりラジオの実況は大袈裟なのか。。。

この外野陣の中で新庄のスタメン機会が少ないこと、また、出たとしてもセンターではないことは、新庄ファン、特に守備のファンとしては正直不満なところである。
ただ、マイナーはメジャーと違って、チームの勝利が最優先ではなく、選手の育成に重点を置く必要があるとすれば、ある意味納得のいく起用法とも言える。
新庄はどの位置を守らせても完璧だし、これ以上守備が上手くなる必要はないからだ。しかし、それならせめてDH制のときくらい、バッティング向上のための機会を与えてくれてもいいのに、とは思う。こちらもやはり若手優先ということなのか・・・。
守備がたくさん見たかった。できればセンターフィールドを駆け巡る姿を一目見たかった。でもその願いは最後まで叶わなかった。

アメリカで野球を見るのはとても好きだ。野球そのものを楽しむことができるし、ボールパークには野球を心から愛している人々が溢れている。願わくばこれが最後の機会にならないことを祈るばかりである。

今回の旅では、年々英語の力が落ちていることを改めて実感させられた。そのせいでたびたびエライ目に遭ったが、どうにかこうにか切り抜けることができた。
バス停を間違えそうになっていた時おしえてくれたタクシーの運ちゃん、本来日曜には止まらないハーバーパーク前で特別に降ろしてくれたNETの女性運転手、ホテルが停電になって迎えの車を呼べなかったときに助けてくれたタイズのスタッフetc...
そしてもちろん、最もサポートしてくださったVさんご夫妻には心から感謝の気持ちを捧げたい。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: