ずっと一緒に

チューブが抜けてから


もうドキドキしてたんですが、チョキチョキと糸を切る音がして
先生が脇にガーゼの束を当て、「深呼吸しよう、吸って~、吐いて~、
吸って~、吐いて~、止めて!」と言われた瞬間
ズルッと一気に抜かれて「いっひゃぁぁぁぁい」と叫んでしまいました。
何か液体がビシャっと出る感触があって、出血でもした!?と
思いましたが、単にチューブに残ってた排液の残りが出ただけみたいでした。

チューブが無くなると、動くのは本当に楽になりました。
胸の傷は大きかったけど、お腹の時の方が動くのはしんどかったです。

胸元に吹き出物がいっぱいできたり、坐骨神経痛が出たり
便秘したりとかはありましたが、病理が出るまでは特に用も無いので
毎日が暇でしたね。

そしてダンナや両親が退院はまだだろうかと焦り始めているのを感じるように
なりました。病理結果はまだでしたが、自分ではリンパの腫れがあったので
リンパへの転移があると予測していましたから、乳がんは
取って終わりじゃないんだよ、と何度も言ったんですが
特に両親は手術が無事に終わった事で、治ったような気になりかけていたようです


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