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■旅立ちの理由■


あの事件の後、鬼の存在が世界中に知らしめられた。鬼と戦った、勇敢な青年のことも…。が、未来は重体で、5ヶ月の入院が必要だった。傷の治りまでにそれだけかかるらしぃ。
ただし、体力が回復すれば、運動はしてかまわないらしい。未来は、戻って剣道部主将の座をとらせぬためにも、毎日練習した。
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そんなある日、あのおじさんが見舞いにきた。
「やあ。武器を持っていたのは。とんだ運だったね。いや、私のせいか?」
未来は、思い切って言ってみた。
「ううん。おじさんのせいじゃない。俺は俺達の意志で空き地に向かったんだから。」
「謙虚にならなくていい。キミの思っていることを教えてくれ。できる限りのことは尽くす。」
「そう言われるなら、まずはあなたの御名前を教えて下さい。それからです。」
「そうだな。予言座って娘(こ)は知ってるかい?知ってれば早いんだがな。私の名は、予言座 真世。キミの友達の御爺さんでね。話を聞いて、是非合いたいと、思ったんだよ。」
「そうですか。あの娘の…。では、予言座さん。あなたは、何故、世来お爺様を知っておられるのですか?もしや、お父さんの知り合いなのですか?」
「うう~ん、そうだな…。知り合いと言うのかね、それは。なに、10年前ちょっと親しくなってな。古事記の伝説と呼ばれた方がココの先祖だと知ってな。ココからは長くなるぞ。耐え切れるか?今のキミは体が相当疲れているだろう。」
「いえ、大丈夫です。」
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話を聞き始めるはずのところが、
「あの…、その話なんですが…。」
と、望がわって入った。
「ん、望、どうした?」
未来にはちょっと驚きの展開かな?
「その…、僕なら、手短に話せると思います…。」
気弱にも言っている。とりあえず未来は望に聞くことにした。
「で、何なんだ?この話の原因は。」
早速本題に入ることに。
「まずは、僕の能力から話してかなきゃいけない…。」
その言葉をきいて、
「余計長くなっとらんか?(汗」
とツッコミ。まぁ言いたくなるだろ…。
「あ、ごめん。」
「いやいいよ。話しつづけて。」
と始まるわけ。(どんなわけ?)
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「僕は、ディフェンディクスっていう、守護霊と話しのできる人種。霊能力者の再降格らしいんだ。それで、ディフェンズ(守護霊)に話を聞いたの。」
望の言ってることはなんか一本調子というかわかりにくいというか…。ま守護霊とお話できるんだ~。まで未来は理解した。そこで考え付くのはやっぱり、
「へぇ。誰さまの守護霊さま?」
と来るわけだ。望の対応はビックリの冷静の塊(?)のように、
「だれのって、キミの守護霊。世来さんと燐棋(りんき)さん(←未来の父親)。
え!?世来!?っていう感じでしょ?だってそしたらなんか全部わかっちゃいそうだし。」
「え…、ちょっ、世来さまって、じゃぁなんでこんなことがおきたかわかったの?」
未来はビックリだ。大尊敬の先祖様が守護霊についてくれているわけだし。困ることは無いのではないか…?と、
「いや、でも、わかりきったわけじゃないんだよね。」
「なんで?」
もう連続で聞きまくってる…。
「あのね、原因と、理由はわかったの。けどね、肝心なことがワケあってぬけちゃってるの!(怒)」
もう望といえど暴走状態だ。やっぱり五月蝿く聞かれると嫌になんのかな?
「ごめん…(汗)続けて…。こワッ…。(びくびく)」
未来おののく。
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「だからね、突然なんだけど、"敬称の世暦"っていう、霊術(霊学に基づき、霊子などを操りつかう術)が関係してるんだ。」
「どんな術よ?」
「…………」
なにかあるらしい………。望は口を紡(つむ)いだままだ。
「余程のことだからな……。」
真世が口をはさんだ。
「どういうこと??」
未来はさっぱり意味がわからない。そこでやっと望が口を開いた。
「あのね…、それは、命を喰う術なんだ。」
突然の発言に、未来は拍子抜けしてしまった。
「命を喰う!?」
さっぱりわからない。なんでわざわざそんな術を使って命を喰らう必要があるのかわからないから。
「まぁ最後まで聞けばわかるから。」
未来はとりあえず聞いてみることに。
「"敬称の世暦"って言うのは、二種の言葉を合わせてそうなったの。1つは敬称。これは、その術を使った人物の能力を敬称すること。2つ目は世暦。これは、世=5世紀として、昔は使っていた。暦=特定の年月に対し、なんらかの結果を生むと考えられる時、使われる。」
「え!?それじゃぁ、なんで命を喰われるのか説明がつかなくない?」
まず未来はそれを聞いた。(当然だろうけど。)で、望がそれをなだめて続きを話す。
「まぁまぁ。あのね、暦に沢山の意味がこもってるの。それが、敬称の条件と、リスクなの。条件は、えっと…、」
「星、海、聖地の欠片を集めること。
世来が口をはさんだ。(また)望が質問をする。
「え、何で知ってるんですか?」
世来の答えは簡単だった。
「もともと、私が話すつもりだったしね。ココからは私が代わろう。」
というと、続きを話しつづけた。
「三つづつある欠片を三種集め、黄泉の国へのゲートを開く。そこに、世来さんの記憶がある。もっとも、重要な記憶。能力はそこで敬称される。世来さんは、その術を使うに伴って、記憶を未来へ運ぶことが出来るわけだ。500年調度、全く同じ場所へね。それがちょうど、子孫の未来君。その名は、キミの父が、敬称の世暦を受けた身だと知ってつけた名だ。しかし、敬称後も、記憶は欠片となって、命の力と共に、国々へ飛んで行く。それを集めなければ、記憶は戻らないし、何より、寿命を20年に縮める。これがリスクだ。ちなみに、過去、鬼を滅ぼしたのは世来さんでね、どうやら、敵討ちとして、生き残りがキミを襲うようなんだよ。覚悟が必要だ。旅に出れば、生き延びるか、さらに早く死ぬかの賭けとなる。欠片は、特定の場所へ殆どのものが現れる。専用の、記憶を取り戻しに来た者を殺すために…。しかし、キミは通常ではどんなに頑張っても鬼に敵わぬものを、打ち勝つことができた。それが、"基本敬称"君の剣技がそれだ。どうか、理解してほしい。それと、これは兄弟に影響が出る。君のお爺さんもお母さんもそのことは知らない。」
そこまで聞くと、
「うん。なら旅に出るっきゃないっしょ?だって、早死にはたまらねぇから。斬も、殺すわけにはいかないし、御先祖サマの望みを、叶えてあげなきゃね。」
どうやら腹はくくったようだ。
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それから三日後、病院を抜け出して、未来は、親を説得して、(←よくできたな。)そして、親の反対を無視して、斬を連れて旅に出た。望も、一緒だ。
《俺の運命は、自分で変えることしか、できないのだ》と、覚悟を決めて。

その頃、未来達を追ってくる人影が、また一人。






あとがき(?)

すんばらし~~~~~~~~~(>_<)vvvvvv(素晴らしい
どうやってこんなの思いつくのかなぁ・・・・・スゴ・・・・・・!!!!
真面目な話・・なんだかむっちゃくちゃシリアス!!(意味分かって使ってんのか?
この続き・・・!!!どうなるんでしょうねぇ!!!!(ワクワク!!
とにかく待つしかありませぬvvv

私の都合で、ここに載せるのはちっとばかし・・遅くなってしまうんですねぇ・・。。。
でも、3日の間にはどうにかしますので~v気長にお待ちいただけたらと・・・!!
つーことでvvv続き!!待て次号!!(なんか・・私が仕切っているようだ・・!!


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